アイツと虫にまつわる話

月曜は画像や映像をメインのコンテンツにする日と決めています。動画の編集とかも増やしていきたいけど、写真エッセイ的なものに偏りつつあります。

今日のテーマは「虫の思い出」となります。

虫が苦手だけど、一応男子だし、田舎に住んでいれば虫の思い出の一つや二つはあるもの。

こないだその思い出巡りをしたんだけど、なんか実感として虫も減ったのかな?という感じ。

虫は基本的に見たくないから探してないし、したがって虫の写真はないから安心していただきたい。だけど若干エピソードがキモくなるかもしれませんので、虫が苦手な方は閲覧注意です。

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セミ探し、クワガタが落ちてきた

ここは今はもうない小学校の裏山です。

山の上にある小学校で、糸魚(いとい)小学校というのだけど、裏が山なのでお昼休みに虫捕りに出かけたことも何度かあります。

その日はセミを捕りたくて何人かで木々を巡りゴソゴソしてた。

セミは見つかったけど手が届かなくて、だからと言って登れる木でもありませんでした。

力持ちが悔し紛れにその木に張り手を食らわせるものの、セミはびくともしない。

その代わり、1秒おいて大きなクワガタが落ちてきた。

トンボが卵を産んだ

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ここではトンボを捕りました。

羽を掴んで、友達と一緒にトンボを脅す。

「卵産まないと羽ちぎるぞ」と話し続けました。

するとなんとそのトンボは卵をポロポロと産み落とし始めます。

僕らは「トンボに言葉が通じた」ことが嬉しくなり、というか若干怖くもなり、ごめんごめんって謝って、でもちゃっかり、これ顕微鏡で見てみようって卵を持ち帰りました。

クモをつぶした

ここでは鬼グモを襲った。

僕はクモが大嫌いだったから見ているだけだったけど、巣を壊し、クモを落とし、大き目の石を当て、そしてその上から踏みつぶした。

石の淵から変な液体が出てくるのを見た。

虫にまつわる話

虫にまつわる話はまだいくつかあるように思う。

ある夜、マイマイカブリを見つけて、こいつはカタツムリを食べるヤツで、だから頭が細長くなってるんだって聞いたときは鳥肌が立った。

蝶々の鱗粉を集めて絵の具にしようと思ったことがある。蝶の羽を集めて、実験用のすり鉢で潰したことがある。

他にもいろいろ、人並みには虫エピソードってあるんだけど、僕は基本的に虫怖いし、正直こんな記事書いても面白くないです。

面白いのは、こういうエピソードの中に必ず「アイツ」がいることです。

少し残酷な虫の話を思い出すとき、その思い出の中に必ずいるヤツがいる。

人間だということは分かる。確かに話もした記憶がある。だけど名前を知らないし、顔も思い出せない。誰だアイツは。何なんだアイツは。

虫を潰すとき、羽をもぐとき、決まってソイツの”そそのかし”があったような気がする。

存在の感触だけが残っており、その感触を言葉にすれば、虫のことを思い出すときにだけちゃっかり存在するにおいや光のようなもの。

罪悪感や嗜虐の喜びを幼心に植え付けようとしたアイツは誰だ。何なんだアイツは。

うそです。

ちょっと出来心で不気味な話テイストにしたくて変なこと書いてしまった。

でも本当に虫にまつわる話を思い出すとき、必ずと言って良いほど一緒にいた友達はいます。

普通にクラスメイトの友達。

虫に対する好奇心が強く、僕はわりとインドア派だけどそいつと遊ぶときはよく外で遊んだ。

男の子っぽい遊びはほとんどその友達に教えてもらったって感じがする。

その友達に、この記事のようなこと話したら多分思い出してくれると思うんだよな。

あとそうだトンボ。

もう二十歳も越えてたんだけど、トンボの卵産んだってエピソードをバイトの後輩の女の子に話したことがあります。これってすごくない!?って。

もちろん僕は「言葉が通じたのが」って意味で言ってたんだけど、その子は、「生命の危険を感じると子孫を残そうって思うんですね。すごいですね」って言ってた。

「あ。なぁー!野生ってすごいよね!」って全力で合わせたけど、あのときめちゃくちゃ恥ずかしかったな。本気で言葉分かるトンボだったんだって思ってたから。いやありえないって分かってたけど、故意に子どもの頃の印象を守ってたという感じ。

あと恥ずかしながら、後輩にそう言われてやっと、命の危機を感じさせてしまったことに気づいて申し訳なくなった。信じられないかもしれないけど、本当に。

こういう話、アイツなら分かってくれると思うんだよな。

アイツと虫にまつわる話(完)

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