男が嵐のライブに行ったら浮くのか。それなりに浮くけど、どうでも良いくらい誰でも感動できるよ。

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2019年1月27日 追記

嵐の5人が2020年を区切りとして休止を発表しましたね。

嵐でいるため、そして大野さんの気持ちを尊重するための判断に嵐らしさを感じ、本当にカッコいいグループだなと感じました。

それにしてもやはり寂しいですね。ちょっとぽっかりします。

以下、今の妻に誘われてライブに行った俄か嵐ファンが「Japonism」講演に行ったときの感想記になります。

ああ、自分で記事を読み返して思いましたが、今回の休止発表も前進のための決断なんですよね。

嵐のコンサート『Japonism』に行ってきました。

13日の札幌公演です。これを読んでくれている方の中にももしかしたら同じ会場にいた人がいるかもしれませんね。なんせ5万人のドームですからね。

それにしても凄かった。

実は彼女に誘われて去年のコンサートにも行ったのですが、そのときは「まあ嵐なら、せっかくだし、見に行ってみようかなあ」くらいで、「興味はあるけど、もっと他に行くべき人がいるんじゃないの?」って半ば遠慮気味だったんです。

もともと賑やかなところはあまり好きじゃないし、男が行ったら浮くんじゃないの?って気持ちもあるし。

だけど去年は行って本当に良かったと思ったし、こんな純粋に感動したの久しぶりなんじゃないかってくらい良い経験だったから、今年は「チケットあるなら俺も連れてって」ってお願いするくらいにして、俄かではあるけど今回はちゃんとファンとして行きました。

で、今年も行って良かったんだけど、まだちょっとあの雰囲気に当てられてるところ(あと疲労)があるので、この高揚感から戻ってくるための記事を書きたいと思います。

追記:2016年も行けました!なんだかんだ3年連続で行ってることになるな。。

あ、ライブレポートとかではないので、そういうものを探してる方は引き返すことをおすすめします。

ここで書きたいのは、まず嵐のコンサートなんか男が行ったら浮いちゃうんじゃないの?っていう心配している人いたら、「それなりに浮くけど別に珍しいっていう程ではないし、みんな嵐のことしか考えてないから大丈夫だよ」ってこと。

そしてあれを見に行くなら人生において大きな夢や理想を持ってた方が絶対に良いってこと。そんなことを、嵐のコンサートを見て考えたんだということです。

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夢のような景色、幻想的な非現実空間

僕はそもそもあまり音楽に対する造詣は深くなく、一人でいるときは迷わず無音を選ぶタイプです。

だから他のライブには行ったことなくて(あ、aikoのライブの警備したことあるわ)、ライブの雰囲気みたいなのはよく分からない。

だけど多分嵐のコンサートは他のコンサートより壮大だろうと思います。

去年の『デジタリアン』も今年の『Japonism』もペンライトが制御されてて、曲に合わせて会場全体が光でデザインされる場面があり、客席込みのライブ感があった。追記:『Are You Happy?』ではもうお馴染みな光景になってましたね。

その景色だけでうわーってなるし、一種の連帯感というか、客の立場だけどライブを作ってる感すらある。

それはそれは幻想的で、夢のような景色です。

多分みんな嵐に会えるってだけで非現実間を味わってるのに、さらにああいう舞台演出というか会場の雰囲気によってさらに現実を吹っ飛ばす快感みたいなのを感じてるんだと思う。

こっから現実に帰るのはほんとキツイですよね。

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嵐のコンサートに必須の持ち物はうちわやペンライトだけじゃない。夢や理想を持ってると尚良い。

嵐のコンサートに赴くとき、必須の持ち物みたいなのがあるようです。

僕は俄だしグッズとかを買おうとは思わないんだけど、前回のコンサートであの幻想的な一体感を抱くのに必要だったペンライトは今年も購入しました。

でもそういうアイテム以上に必要なものがあるとすれば、大きな夢や理想を持って、日々悩みながら生きることだと思いました。いや冗談じゃなく。

誤解を恐れずに言えば、ジャニーズでもなんでも、アイドルの歌ってどちらかと言うとチープな内容のものが多いですよね。

応援してるから頑張れとか諦めなければ夢は叶うとか失敗は怖くないとかくよくよしないで前を向けとか、現実で言われても鼻白んでしまうことばかりだと思う。

基本的にそんな表面的な綺麗ごとを言われても心になんか響かず「現実はそんなに甘くないし、もっと複雑なんだ」という、お互いに刷り込み刷り込まれた事実にぶち当たるだけ。

でもあの幻想的な夢の空間の中では、そんなストレートな歌詞も見事な説得力を持ちます。

それは目の前で夢のような世界を実際に作り上げている嵐のメンバー(とスタッフ)がいるからでしょう。てか男目に見ても彼らはカッコいいし、努力とか紆余曲折の跡が見えるし、何より僕らのために汗をかいているのを見ると、そういう言葉を全力で信じたくもなるのです。

そのとき、現実は現実ってことで日常を忘れて楽しむのも一つの手です。そういう楽しみ方もあるでしょう。

だけど、現実で大きな夢を描き、理想を語り、割り切らず、どうして良いか分かんないし、全然自分なんか信じられないし、味方なんてそうそう見つからなくて、不安を抱えながら生きるのも一つの手なんです。

現実では重すぎる夢や理想を手に持って、あのドームのような景色を見る。こんな世界もあるんだって思える場所に訪れる。現実ってそんな悪くないかもって思える。別に傷ついてもいいな、大したことないなって気持ちになる。

心に決めたことは少し頑なになって、体は少し軽くなる。

そうすると、つまんない現実を覆す力になる。

『Japonisum』のテーマは原点回帰

今回のコンサートのテーマは原点回帰なんだそうです。

ジャニーズ事務所創立50周年ということもあって、ジャニーズってなんだ、嵐ってなんだ、そんなことを意識して、それらしさに立ち返り、逆にこれからどんなことをやってこうかって考えるのだとか。

櫻井翔さんが最後のあいさつで「前進するための原点回帰です」と言ってました。

この言葉に影響されて、帰って来てから、ライブ前に書きかけだった前回の記事(不易流行がテーマの創作論)を書きあげたのですが、彼らはまさにそうやって試行錯誤しながら僕らにありったけの創作を見せてくれている。

創作とはつまり芸術で、腹を満たすものではなく、僕らの人生をすこしまともにするためのものだと思います。

まともというのは「正しい」という意味ではなく「納得に満ちている」「人生における自分の選択に自信を持つ」ということで、優れた芸術にはそうさせる力がある。

そんな創作を、芸術を、「つまらない現実を忘れるため」に使うのはもったいないと僕は思う。

夢のような嵐のコンサートから現実に帰るのは怖いけど、その落差にビビらず、来年のコンサートまで頑張ろうと思うために、大きな夢や理想を持って生きることをおすすめします。

僕はそうする。明日からも僕にしか描けない理想を掲げて生きていく。

こんなふうな決意を語るのはやっぱり落ち着くとちょっと恥ずかしいけど、ちゃんと彼らの歌に励まされるような人生を送りたいなとは冷静に思う。

男が嵐のライブに行ったら浮くのか。それなりに浮くけど、どうでも良いくらい誰でも感動できるよ。(完)

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