いやあ、今日は悩んだ。
低気圧のせいかまったくやる気も起きず、自己嫌悪の日だった。
夜になって少し頭がクリアになってきた頃には、自己批判の嵐が止まなかった。書こうとするもの全部がのぺらっとしたゴムの塊みたいに思えた。叩きつけても跳ねやしない、口に入れても美味しくない、そんな文章しか頭の中に浮かばなかった。
それも冷静になってさらに考える。僕は現状を変えることはできないのか、これ以上人と関わることもできず、何者にもなれないで終わるのか、いつかどこかで諦めたりするのだろうか。
そんな風に考えたのは、多分朝一で映画『何者』を見たからかもしれない。
うん、この世に生きる多くの人が、自分が何者にもなれないことを恐れている。必死に自分のポジションを作って、自分の思想を正当化して生きている。
ポジティブに未来を描き、自分にフィットする椅子を探している。居心地の良さ。そういうものを求めて針のむしろを敷いたり茨の道に向かっていく。
夜になってふろむださんの書いた『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」できまっている』を読んだ。
その中の一節で、
できるだけ多くの人が、自分のことを「思い浮かびやすく」しておくと、意外なところから、意外なチャンスが降ってくることがある。
という部分がありました。
この部分を読んだとき、そういえば僕は、客観的に見て誰に、どんな風に思い浮かべられるか、どんな人として思い浮かべられたいかを明確に考えてなかったなと思いました。
このブログは雑記ブログのようになっていて、僕が何者なのか分からない
例えばこのブログのトップページを見て、僕が何についてのブログを書いているかを印象で把握するのは難しいと思いました。つまり僕が何の人なのか?が、ブログを見て一瞬で判断できない。
よく読まれる記事は
2位 羽川翼の話をしよう/「完全に正しい」という異常な個性について
3位 話を聞かない人がやっていること/『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の紹介
という感じ。
これを見ても、一貫したテーマがあるようには普通見えないのではないでしょうか。
実際、創作・芸術がテーマの記事が一位、好きな作品についての記事が二位、コミュニケーションについての記事が三位という並びになっており、これでは雑記ブログです。
雑記ブログというわけではなく、最初は「まちづくり」について書くために立ち上げたブログです。
下層テーマとして「コミュニティ・コミュニケーション」があり、それとは別に創作についてのテーマがある。
これらがまとまって、「創作で繋がるコミュニティづくり」をしていこう、という風に考えていたのですが、ここまで続けてきた結果は、だんだん読まれるようになってきたものの、僕が何者で、何をしたいのかよく分からない中途半端なブログが出来上がった。
小説を書く人として覚えられたい
今では、小説を書いて暮らしていきたいとはっきり思っています。
だから「小説を書く人」として覚えられたい。
ただ、僕は「小説家になりたい」だけでおさまらないもっと具体的な理想の生活を夢見ているのでした。
創作しながら、とにかく書きながら生活する場を作りたかった。小説を書いて、本を読んで、映画を見て、静かな執筆環境で、畑仕事とかもして、料理に時間かけて。
たまに友達と遅くまで話したりして、また英気を養って執筆する、みたいな毎日。
今は何となくそんな生活ができてるような気がする。裕福じゃないどころかカツカツだけど、今のところ理想に近い生活を送れている。
そういう僕の理想が先にあって、その上で「この町がもっと賑やかになれば良いな、僕と同じように書いて生きる人が来てくれて、一緒に執筆したりできる場所になったら良いな」って考えてる。
執筆環境が自慢できるものなのなら、誰かが使える場所にもなったら良いなと思ってる。
まちづくりのために作ったブログで、「コミュニケーション=僕の中では文章で伝えること・小説を書くこと」という流れだった。
今は完全に逆転して、文章を書くこと、創作を続けることができる町になれ、僕みたいに書くのが好きな人が集まる場所になれって思ってる。
「小説を書くため、まちに執筆環境を整えた男」
現状は「まちづくりのことを考えながら、創作もちょっとする」という配分のブログになっていると思うのだけど、「小説を書くため、まちに執筆環境を整えた男」として覚えてもらいたい。
そして、同じく執筆に情熱を燃やす人に遊びに来て欲しいと思ってて、色々お話ししたいと思ってる。
この町で創作する数日間が誰かの創造力の足しになって、人生の思い出になって、ターニングポイントになるために何をすればよくて、僕は何者になるべきなのか。そういうことを決めかねて、伝えかねている。
— Kazushi (@neotenibok_kzy) 2018年12月16日
小説を書く人として思いだせてもらって、それから、何やら田舎で執筆環境を整えて遊んでるヤツがいるぞ、みたいな印象を持ってほしい。
ああなんだかんだ覚えてもらいたいこと多いな笑 全然絞れないや。
とにかく、そのために何をするか。
ツイッターのプロフィールを工夫したり、人気記事をもうちょっと小説を書いてる人っぽいものに更新できるよう頑張ったり、そりゃまあやることはいろいろあると思う。
何より小説書いて、そのPRをしなければ。こういう小説書いてます!あとついでにブログも書いてます!みたいな。
ちなみにnoteで書いてます。以下がわりと人気作です。面白かったらフォローや拡散などお願いします。
主を小説に、従をブログに。
それから、主を創作に、従をまちづくり(執筆環境狂)にしていくべく、試行錯誤を続けていこうと思います。
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