パン工房「羊と雲と」でパン作るとこ見せてもらった!/作るまでを見せること

もう先週の話しだけど、「お気に入りの地元のパン屋さん/パン工房 羊と雲とのパンはデスクワーカーにぴったり」で書いたパン屋さんの工房にお邪魔して、パン作ってるとこ見せてもらった。

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僕が注文してたパンが生まれる瞬間も見てしまった。

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石ころ帽子と焼き立てパン

パン作ってるところ見せてって言ったら快くオーケーしてくれたけれど、実際はやっぱりパン作り中に人がいたら邪魔だろうなと思ったのですよ。

だから石ころぼうしかぶってる体で行こうって思って、工房の端に立ってひっそりしてた。

※石ころぼうしはドラえもんの秘密道具の一つで、被った人の存在感をまるでその辺に転がっている石ころ程度にしてしまうアイテム。尾行には必須です。

存在を消すとか見えなくするとかじゃなくて、存在感を消すってのが面白くて好き。

でもなんせ僕は石ころぼうし持ってないし、のそっと立ってるだけならそっちの方が気になるよね笑

だからだと思うんだけど、作業の合間縫ってすごい話かけてくれた。

これは何だよーとか、これからこれするよーって。

で、結局完全に甘えきった形になり、朝から昼過ぎまでお邪魔してしまいました。

最後に焼き立てのパンも食べさせてくれて、ほどこされっぱなしの工房見学でしたね。

焼き立てのパン↓見た目よりあっついよ。

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中身はこんな感じ↓

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クリームチーズがぎっちり。
パンの外側にはカリカリサクサクとした生地が塗ってあって、食感とチーズの風味がマッチします。

内側のチーズに接してるところは生地が脂肪分を吸うからか少し透明がかっていてモチりとしています。

レギュラーメンバーではないってことなので、ほんとたまたま食べることができたパンです。しかも見学に行ったからこそ食べられた焼き立て。

チーズだもの。焼き立てがさぞ美味であろうことは誰でも想像はできると思うけど、多分たいていの人の想像力を上回る美味しさだったよ。

自家製酵母

でもよく考えてみたら、僕焼き立てのパンなんか食べるの初めてかもしれない。あ、叔母が作ったパンを小さいときに食べたかな。

札幌に住んでいたときはパン屋さんいっぱいあったけど、そういうパン屋さんを利用する習慣も特になく、たまに閉店間際の半額になったパンとかを衝動買いするみたいなことはあったくらい。

だからパン屋さんの焼き立てパンってうまいんだなって素朴に思いました。感動。

焼き立てと言えば、「羊と雲と」は自家製の酵母菌を使ってるんだけど、これで焼き立ての味ってけっこう違うんだって。

ぶどうから酵母菌を培養する図↓

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もちろん味の感じ方には個人差があるけれど、ドライイーストを使ったパンだと酵母菌独特のにおいを強く感じる人がいるんだって。

安定感や手軽感はドライイーストの方が優れているけど、天然酵母は風味の美味しさを引き立てる優秀さがある。

毎週こうして酵母を培養させてるのだとか。

特に「羊と雲と」のパンは噛めば噛むほど鼻に通る素材の風味が特徴だと思います。

ぎっしりと重く、噛みごたえがあるパンだから、一口目から最後まで噛んで噛んで美味しくないと食べるのは大変でしょう。

だからこそ癖がなく、風味、旨みを込めたパン生地と素材の風味がよく出るんだと思います。

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 パン屋さんの記事を書くのはなぜ?

それにしても、お気に入りのパン屋さんって言うのは分かったけど、作ってるところも見せてもらって、しかもブログに書くってなんか意味あるの?って思われる方もいるでしょう。

朝日町のお店って訳じゃないし、町おこしとか町づくりとかに関係あるの?って感じ。

ここは非常に説明しにくいところなんですけど、何となく、何か得られるものがあると思ったと言うのが、ありていに言った動機なんですよね。

絶対何かの発想に繋がるヒントがあると思ったのです根拠はないけど。

そして、ああこれだなあっていうのはあった。

だけどそれを言葉に表すのは難しい。

やっぱり人が働いてるところや考えてるところを見るのは面白いなという素朴な感想の中に何かがあるという着想を得たという感じでしょうか。

考えることが増えたという収穫とも言うべきことです。

そもそも僕は人の仕事してるところってすごく興味があるのです。

皆どんな風に働いてるんだろうって疑問がすごくあるけど、授業参観みたいに見るわけにもいかないし、どういう風に働いてるのか聞いても「え、普通に営業だけど」とか「会社行って座ってるだけー」みたいな返答しかもらえなくてふて腐れることも。

言っても分かんねえだろうってこととか、説明するまでもないことって省かれてしまうから、自分と関係のない分野や経験のない分野(だからほとんどの仕事)は全体が繋がらずにイメージができない。

結局自分で見なきゃ分かんないから、石ころ帽子欲しいって思う。

パンが出来るまでだって、知らないことがたくさんあるものです。

実は焼く前のパン生地も少し触らせてもらっただけど、こんなに融通効かないものなの!?って思ったものです。それで初めて、あ、パン生地って触ったことなかったんだなって。

だから、何かが完成するまでの過程ってなんでもかなり頭から抜け落ちてるものだと思うのです。知った気になっているというか、当然あるものだと思ってるしこんなものだろうって思ってる。

結果よりも過程が大事だとは言うけれど、普段の生活やほとんどの仕事では過程は言わば舞台裏であって、見せるべきものではないものだと思います。

多分ほとんどの人は自分の仕事の舞台裏が、舞台裏というだけで、想像を補填するというものであるだけで、面白いものなのだ、ということを知らないのではないでしょうか。

自分のしてることなんて大したことしてないって謙遜ではないでしょうか。

だから説明を省略されてしまう。

ついでの話しだけど、今日(2015/01/25)の朝、友達の仕事 を手伝うことになってちょっと出かけて来たんだけど、けっこう大変な作業だったのですよ。

終ったあと、「俺毎日こんなことしてんだ」って言ってて、やっぱり何となく、やっと彼の仕事の大変さの一部が想像ができたなという感じになりました。そうか、こういうことを繰り返してるのかと。

百聞は一見に如かずだホントに。

舞台裏をきちんと書くための

このブログは、町おこしや町づくりの過程そのものを出来るだけ細かく記録しておくという役割も負っています。

すごく個人的な活動だし、なかなか完成図を見せようともしないし、方向性を定めたり、あーでもないこーでもないって話を繰り返してるだけの現状です。

舞台裏から先に見せているという感じ。

だけどそうじゃないと、いざ何かの形を成したあと、絶対に僕も説明を省いてしまうという気がするのです。

思考や試行は決して一本道ではないし、ほとんどのことが無駄になってしまうのは間違いないことです。

結果があって、逆算して過程を見せようとするとやはりどうしても無意識に削除・改変・編集してしまうところがある。

良くも悪くも見せたい部分というか印象に残っている部分だけを切り抜いて筋を通してしまうところがある。

仕事じゃなくても日常生活でもなんでも、普段何してんの?って聞かれたら別に話すことなくて困ってしまったという経験はあるでしょう。

事件なり印象的なことなり、説明のしやすい出来事があれば話せる。

だけど、自分の中で話して面白そうな内容ってなんとなく選んでしまうから、「んー何もしてないや」って答えちゃう。「休みは一日寝てた」とかまさかなことを言っちゃう。

それって情報としては物足りないのではないかなと思うから、キキコミタウン!はいつかありのままの舞台裏を余すところなく披露できるブログ(しかもその価値があるブログ)にしたいと思ってます。

「完成形」が魅力的であることが必須条件ですが。

「羊と雲と」さんは、すごく軽い気持ちでパン作ってるところ見せてくださいって言ったら「いつでもどうぞ」って言ってくれたのです。

あ、すごいって思った。

そして実際に作るところ全部見せてもらった。

ああ僕も、これくらい堂々と過程を見せなければと思ったものです。

パンができあがっていく姿を見るのも面白かったし、考えてることとか、悩み中のこととか、色々な話を聞かせてくれました。

ここでは「羊と雲と」の舞台裏を披露する目的はないし(舞台裏というならもっともっとあるはずだしね)、これはあそこのパンの美味しさの秘訣はこれだった!みたいなグルメ記事でもありません。

普通は簡単に出来ない誰かの仕事の舞台裏を見たという経験が予想以上に面白かったし刺激的だったという記録です。

舞台裏の見せ方に関する記録。

作る過程を見せるための疑似体験。

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