成功したくない心理、成功するのが怖い心理ってあるよなあとふと思いました。
こないだ「宝くじで高額当選しても受け取りにいかない人がけっこう多いらしい」って話を聞いたんだけど、一瞬驚いて、それから「あーわかるかも」って思った。
宝くじっていうのはちょっと他力本願すぎる「成功」だけど、正真正銘自分の努力の結果として得られそうな成功がいざ目の前に出現すると怖くなるという心理はあると思う。
いざそれ(成功)が手に取れるところまで来ると手を引っ込めてしまう。
成功が怖い。だからあえて避ける。もしくは無意識的に避けてしまう。
成功したくないい/成功を阻害する心理
こういう、成功を恐れる気持ちが僕らにはあるんだろうなと思って検索したらやっぱりちゃんとあるそうです。
僕調べたときトップに出たのはこの記事でした。
ざっくり中身をご説明すると、僕らは
成功してもそれがマイナスな結果をもたらすかもしれないという不安
今回はたまたまで、今度こそは失敗するのではないかという不安
に襲われ、成功を自ら阻害することがあるのだそうです。
僕も「成功が怖い」気持ちって持ってるんです。
一番多いのは、やはり「書く」とき。
成功したくなくて思い通りに書けた記事を捨てる不思議な現象
成功が怖いと言っても、僕ごときが思う成功だから大したことではありません。
例えばブログ記事。
書きたいと思ってたこと、予定をちゃんと立てて、サクッと書いてしまおうと思ったことが本当に思い通り、サクッと書けてしまいそうになると手が止まり、消してしまったことが何度かあります。
出来上がったときにそれが本当に理想通りのものなのか、簡単に書けてしまったことを喜んでいいのか、仮にそれが本当に理想通りのものだとして、誰が読んでくれるのか、読んだ上でくだらないと思われたらどうしよう。
そこまではっきり考えている訳ではありませんが、無意識的にそんなネガティブさが出て来て、公開するのを恐れてしまうから、最後の最後が書けないままお蔵入り。
こういう心理はさっきリンクを貼った記事などに書いてある一般的な「成功が怖い心理」だと思います。
こういう気持ちは人並みに持ってる。このように小さな成功ですら怖くって無意識にブレーキをかけてしまい、ときに書き始めることすらできなかったりする。
成功が怖くて最後まで書けない小説がたまる
文章を書くときの僕にとって一番大きな問題は「最後の最後が書けない」というところ。
まだブログ記事だったら可愛いものですが、恐ろしいことに小説のような大きなものを書くときにも同じことが起こります。大きなことほど怖いのは当たり前か。
そろそろ終わりそうだ、着地できそうだと言うとき、終わらせるのが怖くなる。書き終わったあと凡作だと気づいたら?書き終わったら「公開」や「印刷」という次の手順が待ってることもあるだろうけど、それがうまくいかなかったら?
自分が思う成功(書きあがり)が、他人の酷評によって失敗だと言われたら?
期待していた以上の絶賛も怖いです。それって宝くじで5億円当ててしまったみたいな怖さ。
5億円もの対価を受け取るようなことしてないのに、運だけで受け取れてしまいそうな報酬の前では尻込みしてしまう。
そんなもんを抱えきれる自信もなく、扱いこなす自信もなく、負い目や引け目ばかりを背負うことになる。
あくまで続いていく僕らの人生には変化を
「成功」や「勝ち」は怖い。
これは由々しき問題だと思う。
成功を怖がっていたら、いつまでたっても成功できないから。
だから僕は成功(そして不成功)という評価をせず、ただ「変化」を捉えたいと思う。
成功も失敗も、見る人によって変わる評価でしかありません。
間違いないのは、何かをすれば変化が起こるということ。
あくまで続いていく僕らの人生には面白おかしい変化を。
これを目標にしようと思う。
それは多分、成功を目指すよりもっとたくさんの人が受け入れられる。
だから、僕ら本当に「成功」を目指しているんだろうか?
僕ら成長したいんじゃなくて、あくまで自分は自分のまま「変化」したいんじゃないかって思った。
成功するのが怖い心理/僕らは本当に「成功」を目指しているのか?(完)
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