事実は小説よりも普通

アイキャッチ画像は『ピューと吹く!ジャガー』第9巻 19pより抜粋

「事実は小説よりも奇なり」というけれど、僕はこの言葉に対してかなり懐疑的で、たいてい「事実は小説よりも普通」なものだと思う。

小説は面白くて驚きがあって入り組んでいてドラマがあるという前提に立つからこそ「奇」のハードルが高く、事実はそれほど驚きやドラマに溢れている訳ではないという前提があるからこそ、小さな出来事が劇的に見えてしまうってことが多いんじゃないかな。

少なくとも、僕の人生経験では小説に勝るような出来事はない。

金曜日は僕の町にあるコミュニティスペースである「旧佐藤医院」を舞台にした謎を作って遊んでいる様をコンテンツにしているのですが、遊びとは言え無駄に難易度が高く、謎を作るのは大変。

ミステリー小説や漫画みたいにポンポン不思議や不可解が転がってることもありません。

ほんと現実って普通だよな、とくに劇的な出来事も不可解なあれこれもないよなちくしょう。って思ってしまう。いや普通に人が住んでた家なんだからこんな期待をするのも失礼なのですがそれでも。

この記事は、現実の、実際には何も不思議のない建物に謎やトリックを仕掛けることを考えているときに、こうだったらいいのに、こうだったらありがたいのにと思ったことを書いておきます。

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こうだったら助かるのに…

壁にかかっている仮面が実はのぞき穴になってて、壁には人一人分が入り込めるスペースがあればいいのに。→怪しげな仮面がまずない。

壁に固定されているランプが支柱のところから回転するようになっていて、180度回すと扉が開くような仕掛けになってればありがたいのに。→動かないし動かそうとすると壊れる。

屋根裏に人の気配が絶対にするのに、誰もそのことに気づいてないフリをしていて、これはなんかあるぞ…という展開が起こればいいのに。→謎の気配なんかしないし、隠し事をしてる人もいない。

午後3時47分っていう変な時間に鳴る鳩時計があって、ネジを調節してこれを直すと背面でカチリと音が鳴って何だろうと思ってよく見てみると謎の鍵が隠されていれば面白いのに。→変な時間に鳴る鳩時計なんてないしあったとしても壊れているだけ。

謎の美女がなぜか居座ってしまって、その人にはなぜかいつも厄介な事件や謎が舞い込んでくるから一緒にいると何だかんだトラブルに巻き込まれてしまうみたいなことになればラノベみたいなのに。→ラノベみたいな出来事はラノベでしか起こらない。

⑥医院全体がポンプのような構造になっていて、台風が来て大雨になったりすると圧力の関係から屋根頂上になぞの偶像が表れ、それを見た人は不幸が訪れるみたいな噂があれば良いのに。→島田荘司の影響。

⑦診察室のライトの角度を変えると壁や天井に組み込まれた鏡かそれに似た働きをするものに反射して、最終的には隣の部屋にメッセージが表れば面白いのに。

もしかしたらここに何か書かれてるかもって思って反転してみる人は絶対にいると思う。そういう人の好奇心が面白い。

事実は小説よりも普通(完)

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