旧佐藤医院の運営の仕組みと方針を説明したい

運営の仕組みと言うとめっちゃくちゃ大げさだけど、旧佐藤医院に興味を持ってくれた方に向け、こんな感じで、ざっくりこんな方針で運営してますよというのを簡単に説明しようと思います。

図を作るのにハマっているので図を入れますが、どれも図にする意味はないものです笑

文字だけより画像があった方が読みやすいってだけのための図となっていますが、あった方がなんか良いと思うので。

あとちょっと図の大きさバラバラだけど直す元気がないので大目に見てほしい笑

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①旧佐藤医院はフリーのテンプレート素材

旧佐藤医院は基本的に完全無料で利用できます。

そんなん無理やろ!明らかに損やろ!って言われてしまうかもしれませんが、なぜ無料開放なんてことができるのかというと

人が来ないから!

これに尽きます。

どれだけ無料で使えます、自由に使ってくださいと言っても、なかなかこの建物を主体的に利用する人はいません。

自由と言われると逆に使いにくいものなのかもしれませんし、基本的に土曜しか解放していないというのもあるかもしれませんね。

ただゆっくりできる場所、ちょっと休む場所、静かに本を読むような場所は都会では貴重ですが、田舎だとそうでもありません。

だから現状、無料でスペースを利用できます。

②会員制度とイベント料金が命綱!

旧佐藤医院では年3000円で会員になることができます。

会員ってなんぞ?と思うでしょうが、簡単に言えば「カスタマイズ権」を買うというような感じです。

ブログサービスの有料版を購入するのに似てますね。

基本は無料で利用できるんだけど、独自ドメインを使ったり、デザインをもっと自由に!と思ったら有料版を購入しないといけない、みたいなこと。

それをアナログにやってると思ってもらえると分かりやすいと思います。

土曜以外にも定期的にスペースを利用したいとか、一部のスペースを○○に使いたいという要望に応えることができます。

ただし、旧佐藤医院は「みんなの場所」というのが基本です。プライベートゾーンにはならないという点に留意していただきたいところ。

運営費の話で言えば、もし旧佐藤医院でイベントを開くのであれば、売上の10%をいただくということにしています。

まあだから、場所を利用するということに関して損をすることはないです。売れなかったらお互いちょっと損というだけ。

実質これで旧佐藤医院の光熱費などの基本的な運営費は賄っております。

あ、雑貨を販売したりもしていますが、安定的な運営費には到底なりえません。

③旧佐藤医院はプロダクトではなくファクトリーになれば良いと思ってる!

旧佐藤医院のスペースを利用することや見学することにお金を払ってもらうということは、旧佐藤医院の価値の対価を受け取るということです。

つまり、旧佐藤医院自体が製品となり、サービスとなってしまいます。

それも悪くはないのでしょうが、どうひいき目に見てもお金を取るような歴史的な価値のある建造物とは思えませんし、売ろうとすると損なわれるものがある気がします。

それよりも、旧佐藤医院に立ち寄った人がそれぞれの価値を見出し、生み出す場所になり、そして持ち帰れるような場所になったらベストだと思います。

長い目で見ると、そちらの方が価値の幅が広がる気がするのです。

④価値観の交差点へ!価値の交換・循環・出会いがあれば良し!

例えば僕は、旧佐藤医院で執筆をすることに価値を見出したので、「みんなの書斎」を作り、僕のように小説を書くことが好きな人が集中して執筆できる環境作りを行っています(小説じゃなくても良いけど)。

夏は涼しく、静かで、引きこもる環境に身を置けて、wi-fi環境もないのでスマホに逃げる気も失せて、集中できるからです(とは言えwi-fiは必要かなとは考え始めてる)。

第一、環境をそれらしくするだけで頭が切り替わり、否応なく小説を書くモードを作り出すことができるのは良いです。

もちろん、私的に使っていますが、「みんなの場所」という前提です。

ここに人に見られたくないものはありませんし、決して僕の書斎ではないという線引きがあります(置いてある本はほとんど僕のなので持ち出したりは控えてほしいけど)。

こないだ、地元の友達とこんな話をしました。

その友達は釣りが趣味で、ルアー作りをしているそうです。

ルアーを集中して作れる環境と、飾っておける環境があれば、制作が捗るだけでなく、遊びに来てくれた人に譲ることもできると言っていました。

それなら旧佐藤医院にスペースを用意できると僕は伝えました。

僕が奥で小説を書いていて、別の場所で、その友達がルアーを作っている。壁に、できた綺麗なルアーを飾っておくとなんか良い気がしますよね。

また別の部屋では絵を描いてる人がいたりすると面白いです。

別の価値観というか、本来関わりが薄い者同士が隣り合っている環境で、かつどちらも十分な集中が保てる環境というのは貴重で面白いものだと思います。

このように、異なった価値観が衝突なく隣り合う場所となれば良いなと思います。

⑤価値観の核は建物(旧佐藤医院)にある!

価値観が交差する場所になれば良い、多様な価値観が溢れるようになれば良いとは言え、無制限にそうなるべきとは思えません。

建物にマッチしない価値観を探すのは意外に難しいけど、例えば、価値観の一つだからと言って旧佐藤医院の一角を「トレーニングジム」として利用するのはおかしいと思うのです。

トレーニング機器を持ち込んだり、床を張り替えたりしてトレーニングジムにしてしまうと、それはもうモダンな空気漂う和洋折衷建築である「旧佐藤医院」を利用する意味がないですよね。

また、年間3000円でスペースをある程度個人的に使えるからって、物置のように使う方が現れれば、それもお断りすることになると思います。この建物を使う意味がありません。

つまり、「旧佐藤医院」という建物の価値を尊重した上で、いくつかの価値観が引き立つものになれば良いと思っています。

建物が持つ価値観がルールの核と言ったところです。

⑥発想の根本は「まちづくり」である

余談になりますが、ここまでお話ししたことは、「まちづくり」の発想でもあります。

10000分の1スケールのまちづくり

でも同じようなこと書いてます。

まちも、遊びにくること自体はフリーです。

会員制とかイベント収入とか雑貨収入はちょっと旧佐藤医院の個別の話になるので同じと言うと変な感じになってしまうかもしれませんが、イベントや各商店でのお買い物がまちのそれに当たります。

プロダクトではなくファクトリーというのも、まちにも言える理想ではないでしょうか。

まちそのものがお金になるものまた良いかもですが、そこからどんな価値が生まれ、どこまで飛んでいくかを考えた方が僕はワクワクしますし、やはり長い目で見ると、価値は抱え込むよりも、外に向けて届けるという発想が良いと思うのです。

そして価値観の交差点であるということ。これは言わずもがなです。様々な価値観や暮らしが隣り合っていて、かつお互いに不快でない環境は良いものだと思います。だからそれを目指す。

また、「まち」そのものが価値観の核であるという点もきっと同じはず。

人がたくさん来て、多くの価値が生み出され、多くの人がよろこぶのが正義の一つだとしても、例えばまちを潰して「なんとかランド」を作る、みたいになったらなんか違う気がしますよね。

まちを活かしたいのに、まちを損ねる形で得る価値ってなんだろう?ってなる。

そういうまちづくりの発想を凝縮した場所として運営しているのが、旧佐藤医院なのです。


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