素人の小説は終わらせることが大事なんだって今、言い聞かせている

どんな文章を書いていても起ることだけど、もうすぐ書き終わるというところで急に自信がなくなることがある。

この現象はなんだろう。

完成と言いつつ不完全なところが自分で丸わかりだから起ることなのかもしれないし、もしかしたら書き終わるのが嫌なだけなのかもしれない。

自分で書いた本を自分で製本して自分の本棚を作る

で書いた通り、自分の本を並べる本棚を作るべく、小説第一弾を書いているんだけど、もうすぐ終わるというところで、やっぱり自信がなくなるというか、このまま行って良いんだろうかって躊躇するというか、終わるのを惜しんでしまう感覚がある。

今までにも小説は書いたことがあるけどこんなことは初めてで、書きたい自分と書きたくない自分が大喧嘩している。

この完成を惜しむ感じ、文章に限らずパズルでも編み物でも焼き物でも絵でもなんでも、何らかの創作をしたことがある人ならみんなある程度経験する感覚なんじゃないかなと思う。あるあるなんじゃないのって思う。

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文章を教える本と小説を教える本

僕は今までに、文章読本とか、文章教室とか、文章の書き方、ライティング、文章力、といったワードがついた本をたくさん読んできました。

その割にこの文章かよって言われるのが怖いからこんなこと書きたくないんだけど、読んだには読んだ。とにかく読んだ、というか目の中を文字が通過した。

偉そうなこと言うようだけど文章を教える本の中にも読みにくいものとか全然頭に入らないものとか雰囲気だけだなみたいなのもあって、ここに書いてあることをこの本で実践できてないじゃないですかみたいなのもあるのだから本当に文章って難しいですよね。

それと並行して、小説の読み方とか書き方とか小説教室みたいなタイトルの本も読んだ。どちらかというと「読み方」の本の方がたくさん読んでいて、小説家ってこんなことまで考えて本書いてるんだって感動したのがきっかけで小説書いてみたいなって思った。

この文章を教える本と、小説を教える本の内容はあまりかぶっていない印象です。同じ文で言葉なのに不思議ですが、あんまりかぶってない気がする。

何が違うって、文章を書き始めるまでのスタンスや感覚。

どういうことでしょう。

ブログ記事はお手玉、小説はマラソン

エッセイとかweb記事とかこういったブログ記事なんかの文章はとにかく数をこなすことで上達すると書いてあったりするし、小説だって数を書くことが大事と書いてあったりする。

でも、イメージとして、ブログ記事とかweb記事みたいな文章はお手玉とか、サッカーのリフティングとか、一輪車とか、一種曲芸的な、器用さが求められるものに似ていて、失敗が前提にある小手先の動作のような扱いなんだと思います。

リフティングとか一輪車ってできない人とかやったことない人にはすごく難しいですよね。

最初は一回ボールを蹴ったらどっかいっちゃうみたいな感じだし、一輪車だって最初は一漕ぎしたらバタンって倒れちゃうみたいな。

でも何度も繰り返してると、少しずつ修正できて段々上手にできるようになる。小脳の機能らしいけど、何千字とかの短い文章はこんなところがあって、要領さえ得られれば書くこと自体は簡単になる。

一方小説を教える本の中には、もちろん数を書きましょうみたいなことは書いてあるんだけど、意外に書き始める前にちょっと落ち着けみたいなことが書いてあったりします。

小説を書くのであればまずペンと紙をしまって考えましょうとか、小説ってなんだろう?みたいなメタ的な、もしくは哲学的な、概念的な話が書いてあることが多いような気がする。

つまり、小説はさっきみたいに運動で例えれば、長時間のハイキングとか、マラソンに似ていて、歩いたり走ったりするくらい僕らには普通にできるしそこで失敗ってことはないけど、途中で迷ったりしないようにとか、完走するためにはある程度準備が必要じゃない?覚悟が必要じゃない?と言われているような感覚です。

数千字のweb記事とかブログ記事みたいな軽い記事も、小説のような長い文章も、当然良いものを書くのが目標なのだから書き終わることが大事なのは一緒です。

終わらせて、一区切りついて、反省するというプロセスを経て上達するというのは一緒。

完成させるというのは一輪車に乗れるようになることとかマラソンの完走とかと一緒で書くことを志す以上当たり前に目指すことだから当然大事。

でも始め方が違う。何度も何度もボールを落としては拾って、落としては拾って、段々回数が増えて行くような書き方をしていたのでは、小説はいつまで経っても書き終わらない。

小説はちゃんと終わらせることが大事

今までにも書き終わらない小説はありました。

数千字で終わってしまったものも(これが最多数)、結末付近でどうしたら良いのか分からなくなったのもある。書き終わったというより書き終わらせたみたいな、むりやり閉じたものもある。

でもこれってハイキングで迷っちゃったのと一緒だし、マラソンで100mダッシュして息切れして面倒になって棄権しちゃったのと一緒です。こんなの小説書いたって言えませんよね。

全然準備も見通しも立ってなくて、とにかくやるの一点張りで同じこと繰り返してたらできるもんもできません。

だから、ちゃんと終わらせることが大事だと思う。そして今はちゃんと終わらせるチャンスかもしれない。

幸いまだ体力は残っていて、ゴールも見えている。ちょっと内容を振り返るのが早く、フォームを気にし過ぎているところはあるけれど、ある程度まともに完走できそうだなって自分では思ってるから、このままちゃんと終わらせようと思う。

素人の小説は終わらせることが大事なんだって今、言い聞かせている(完)

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