インフルエンザウィルスの気持ちになって田舎を眺めてみた

寒い季節になってくるとインフルエンザの流行が怖いです。

何が怖いって、僕は別に良いんだけど祖父母に感染してしまうともうこれはゲームオーバーかもしれないな、というあたりが怖い。

かかるかもしれないよりも、うつしてしまうかもしれないという恐怖の方が強いのです。

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インフル対策とジジババ

ワクチン打てばいいじゃんって思われるかもしれないけど、ワクチン打ってもらおうって言ったときのばあちゃんの浮かない顔ったらないですよ。

じいちゃんに至っては誰の話ししてんの?みたいな顔。

かたや浮かない顔、かたや当事者意識ゼロの二人を説得するのは難しい。

去年はあれこれ理由つけてはかわされ先延ばしにされ、ばあちゃんうまいこと耳の調子が悪くなってそっちの治療してたら段々あったかくなって流行も納まった感じに。

ばあちゃんの逃げ切った感ハンパなかった。

正直、そんなに気が進まないならいいよ別にって気持ちになります。それこそ子供じゃないんだから無理やり引っ張っていくなんて出来ないし、ワクチンを打ったところで確実に予防できる訳でもないし。

それに僕の感覚でもそれほど流行ってるなって感じではなかったのです。

ニュースなんかで流行が騒がれ、学級閉鎖とかってのも話題になるけど、やっぱり余所の話しって感覚が強い。

あれ、もしかしてインフルエンザにも相手にされてないのでは?と思うと田舎ってホント田舎なんだな。あらゆる流行に取り残されるんだなって変な感慨に耽ったものです。

僕がインフルエンザだったら

僕がインフルだったら、実際田舎に魅力全く感じないです。

インフルエンザウィルスだって生きて、繁殖して、進化していかなきゃならないってのに、田舎にいるのはじいさんばあさんばっかり。

でも他にいないしとりあえず感染してみました。

うわ全然動かない。

全然誰とも接触しない。

それこそじいさんからばあさんにうつすことには成功したけど、あともう俺どうしたらいいの?ここで行き止まりなの?俺の人生ここで終わり?

感染者を痛めつけるのが目的な訳ではなく、あくまで生きて、繁殖し、進化することが目的なのだから、これはキツイです。

ああせめて俺も小学校の近くに生まれてたらなあとかって自分の出自を恨むに違いないです。

良いよな都会は。繁殖し放題、繁栄し放題。まず出会いの数が違う。動ける範囲も利便性も桁違い。

どうにかして都会に出る方法ないかなあ。

まあ無理だよな今のままじゃ…。

ウィルスの事情もほぼ人間と一緒だと思います。

新しい出会いとか成長とかって経験して、立派なウィルスになるんだ!って思ったらそりゃ都会の方がいいです。チャンスの量が違うもの。

集団感染の先駆けとかになれるかもとか、何かのきっかけで大進化するかもとかって夢がある。

何か志したらまず都会に出なきゃ始まらないって感覚はウィルスにもあるのではないでしょうか。

そんな大きな夢追わなくたって、都会にいればそれだけで色んなものに紛れることができて、別に大きなことしなくたってのらりくらりとあっち行きこっち行きしてれば生きていける。

そもそもウィルスに感覚なんてないだろうけど、もし意思があったら、だいたいのヤツはみんなとりあえず都会行くんじゃないか。

だから田舎では本当に冗談じゃなくインフルエンザウィルス存在しない、みんな出てっちゃう…ってことになったらいいのにって思います。

流行という概念におけるウィルスと人間の錯綜

さて、本当にそんなことになったらと考えるとちょっと面白いです。

もしインフルエンザが場所を選ぶのなら、志を持って活動する場所を選ぶなら、人は散り散りに田舎を目指すでしょう。

固まってたら危ないとかで。

そしたらインフルエンザにしたってわざわざ都会目指す意味はなくて、それぞれの場所でそれぞれの役割を全うすることができるようになる。

それで十分、充実したウィルスライフを送ることができるのです。

田舎に生まれたら先がないとかビッグになれないとかじゃなくて、どこにいても出会いがありチャンスがある。

それなりに先が読めず、何が起こるか分からず、どんなモノと出会えるのか分からず、面白く生きることができる。

都会で大きな流行を生み出すのはすごいことです。

爆発的に接触と交配を繰り返すからどんどん進化できるけれど、免疫を持っている人がすぐに増えるからすぐにいままでの形では受け入れられなくなる。

いかに奇抜なウィルスになるか、いかに新しい形のウィルスになるかという競争になりはするものの、既にそういったレースは人間の意識の中でも飽和状態に陥っている様子。

新しいウィルスになっても新しいワクチンが作られ、つまり流行しては飽きられを繰り返し、もう正直ちょっとやそっとじゃ相手にしないよ?って言われるからワクチン対策に身をやつすことになる。

それに進化状態を維持するのってすごい疲れる。

流行や進化を生む側じゃなくても、環境に合わせてアップグレードしていかないとついていけない。

ああもうほんと疲れた。もっと自分が自分らしく、ありのままの自分で受け入れられる場所はないだろうか。

奇抜なウィルスとか見るの疲れた。本当に同じインフルエンザなの?って思っちゃう。

そうだ田舎ならどうだろう。田舎だったら、もしかしたら無理して自分の形を変えることなく受け入れて(感染させて)くれるんじゃないだろうか。

当たりを見わたせば、他にも同じこと考えてるヤツがいっぱいいるらしい。

そうかもうとりあえず都会とか、ビックになるとかそういう時代じゃないんだ。都会は都会、田舎は田舎で良いんだ。その場その場で相応しい自然な変化があれば十分。自分の形に合わせて選ぶ時代なんだ。

よし、田舎いこ。

って感じのこと考えてるんじゃないかなウィルスも。

いや、僕がインフルエンザウィルスだったらこんな心境かなって話です。

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