仕事を辞めたいと思うのは弱いからか。

仕事辞めたい。 日頃からみんな言ってることだと思うけど、いざ実際に辞めると「弱い」と言う評価を下されがちです。

その他にも情けない、根性ない、信用できない、ゆとりなどというレッテルが貼られることもあるでしょう。

辞めたいからってすぐ辞めると辞める癖が付いてダメだとか言う人もいるし、続けてそこにいれば環境とか評価が変わっていくから続けることが大事だと言う人もいるようです。

これらの評価は僕が今までに人が言っているのを聞いたことがあるものばかりですから、実際にこういうこと言う人はいます。

だけど、面と向かって「弱い」とか「根性ない」って言われたことがある人ってどれくらいいるのかな。

ましてや、もしまだあなたが仕事を実際には辞めていないのだとしたら、そんなレッテルは貼られるワケがないのです。

でも、実際、仕事を辞めたいとは超思ってる。

もっとはっきり言えば「逃げたい」と思ってるし、連休は始まる前から明ける日のことを考えてしまって憂鬱でもうだダメ…という、実際に「弱っている状態」なのだと思います。

自分は他の人より「弱い」のかな、「ダメなヤツ」なのかなと思うとしんどいです。

自信もなくなるし、やっぱちゃんと働いてる人の方が立派だよなって思うはず。

でも、まだ辞めてない訳ですし、今の段階では「弱い」と言うレッテルは自分自身で貼っているだけな訳です。

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みんなよわっちい

辞めたいと思う自分は弱いなんて考えなくて良いと思います。

何故かというと、人はみんなよわっちいから。

これは僕が実際にすごく嫌な仕事を辞めるとき(と言っても僕はいわゆる企業に勤めたことはないので説得力はないかもしれません。現在は自宅で細々とフリーライター業)に考えた屁理屈だし、仕事を辞める人は弱いと言い切る人に対して頭の中で言ってきた文句です。

だって「人間はみんなよわっちいから働く」のだ。そうでしょう?

そもそもなんで人は仕事する必要あるの?と言えば、弱点を補い合うためです。

弱点と言うのは色んな階層があると思うけど、単純に自分の力ではできないこともあれば、めんどくさいということも弱さに入ります。

あと退屈だってことも。 何か社会的な役割がないと必要とされない人間みたいで怖いってのもあるでしょう。

それも弱いと言えば弱い。

だってみんな何でも自分で出来たら、誰ひとり仕事なんかする必要ないでしょう。

自分のことは自分でできるんだから。娯楽だって人に用意されなくても良いですし、自分の存在意義みたいなのも他人の評価に求める必要もありません。

この話はあまりにも屁理屈なのでこの辺にしておくとして、次に思うのが、その、みんなよわっちいということに関連して考えれば、辞める人が弱いって理屈は通らないということ。

だって、みんなよわっちくて、自分一人じゃ何にもできなくて、誰かに認められなければ自信も持てなくて、それじゃ生きていけないから、みんなが生きて行くために必要な事柄のたった一つを請け負って暮らしている訳ですよね。

言わばそれにしがみ付いて暮らしてる。

プロって極端なこと言えばそれだけできれば良いのですから、その職場で必要と言われることだけできれば、少なくともお客さんから見れば、社会的に見れば、なんの問題もない訳です。

翻って考えれば、はっきり言って、どこの誰がいつどんな仕事を辞めようとも、僕には影響がない。

総理大臣ですらいっそ日替わりで良いと思ってます。

みんな等しく、それくらい弱々しくて影響力の乏しい存在なのに、一つの仕事を続けられるくらいで人間的に強いだなんてことにはならないでしょう。

耐久お風呂レースで勝ってどうするの?

誰かが仕事を辞めて「弱い」とか「根性がない」と言う人は、よく考えなくても、「仕事を辞めたい」という人の気持ちがよく分かっている人なのです。

だって、その仕事に誇りを持っていて、楽しいとまではいかなくても毎日充実しています!って人から見たら、同じ職場にいて仕事を辞める人のこと「弱い」だなんて思うでしょうか。

「辛い」、「辞めたい」、「しんどい」って意識がなければ、他の人が「逃げた」なんて発想には至りません。

例えば、お風呂から先に出る人を「弱い」だなんて思わないでしょ? でもお風呂に入ってる人みんな暑がりで、本当は心臓バクバクいってて、暗黙の了解的にお風呂耐久レースになっているのだとしたら先に上がった人を弱いと思うかもしれないし、残った人は内心勝ったと思うかもしれない。 a0790_001053

つまり、仕事辞めるなんて弱いと思われるかもしれないな…という心配があるのは分かるのですが、あなたに対して「弱い」というレッテル貼りをする人はあなたと同じ弱さを持っている人です。

そしてお風呂の耐久レースが傍から見れば無益に見えるように、辛いところに頑張ってやせ我慢して浸かっている意味なんてほとんどありません。

それなら気持ちの良い湯加減の時点でサッサと上がって、扇風機に当たって何か飲んでた方が勝ちというものでしょう。

逆上せてぶっ倒れて動けません飯も食えませんなんて温泉行ってやってたら馬鹿でしょう。

見ようによっては逃げるが勝ちだし、暗黙のルールなんかに縛られず自分本位に行動できる人の方が優秀だと僕は思います。

辞めた後のこと。人間関係。恐怖。

屁理屈は分かったけど、心配してるのはそこじゃなくて、むしろ辞めたあとのことなんだと思う方もいるでしょう。

仕事が辛いからって辞めてしまうような、逃げてしまうようなメンタルの自分は何をやってもダメなんじゃないかと考えてしまう。

それに仕事とお風呂はやっぱり違って、仕事は生きるためにしてるんだからお風呂から出るように簡単に辞める訳にいかないと思うでしょう。

でも「仕事辞めたい」とか「仕事辞める 弱い」ってもし検索してあなたがこの記事を読んでいるのだとしたら、その仕事は辛すぎるんだと思います。

仕事なんて世の中にある色々なことの内たった一つを請け負えれば良いなんて言ったけど、実際はそれ以外にやらなきゃいけないこととか耐えなきゃいけないことがありすぎますよね。

「あなたの代わりに出勤します」って仕事あったら超儲かるんじゃないか。 仕事内容うんぬんじゃなくてとりあえず出勤が嫌、職場のにおいが嫌、職場の人に合うのが嫌、無意味なルールとか、当番制の朝礼とか、役立たずと思われるのも当然ストレスだし、無責任に期待されるのもキツイ(内心期待なんかしてないくせにとか思っちゃう)仕事してるときとしてないときで同僚の性格が変わるのも怖い、自分のキャラが誤解されてるのも面倒くさい。

夜寝るのが怖い、朝起きるのが苦痛。

いっそ仕事してるだけならいいんだけどな、と思うこともあるでしょう。

もしくは感情なく淡々とこなせさえすれば出来ることを、変なプレッシャーがあるせいで、もしくは周辺の人間に変なキャラ付が行われているせいで思うようにできないということもあるはず。

ありていに言えば漠然とした「恐怖」を持っているのでしょう。

恐怖は人の能力を50%程度にしてしまうと言います。

片足で1分立つなんて簡単だけど、なんなら目を瞑ってもいけるけど、脚立の上だったらそれが途端にできなくなる。

同じことが職場という土台の上では起こります。 職場という土台は人でできています。人間ピラミッドです。 人間ピラミッド 職場という土台の上で恐怖を感じてるイメージ図です。wikiから写真抜粋。

こんな状態だから一番上にいるあなたはそりゃ怖いしうまく身動きも取れないのではないでしょうか。

で、仕事を辞めるということはそんな人で出来た土台から降りるということなんだけど、あんまり高いところにいるとそこの不安体さも怖いけど降りるのも怖い。

しかも、そっから降りること自体迷惑なんじゃないかって思ってしまう。

色々な人の背中を踏みつけていく訳だし、降りる自分のためにしばらく踏んばってもらわなきゃだし。

仕事怖いって思ってるしすごくストレスなんだけど、土台の下の方にいる人は怖いとか何言ってんの?こっちの方がずっと大変なんだけど!って言いたげ。

ああごめんなさいそれは分かるんだけど、私の怖さは私しか分かりません。

私は一人で怖い思いをしているのです。

いいよなお前は降りたいからって簡単に降りれて。俺は辛いからって諦められないんだぞ、って下の段の人は言います。

そうなりたくないから辞めるんですなんて言えないし。

会社とかの階級ピラミッドって上司が上かと思いきや、それは数の問題であって、精神的には反対の構造なのだと僕は思います。

特に新入社員の方や日の浅い方であれば、精神的には自分が支えてるというよりも完全に支えられている構造な訳ですが、土台となる人が信用できなかったら足元グラグラで超怖い。

だから、仕事嫌だな、正直怖いなという人は、職場の人を信用できていないということですから、やっぱり早めに降りた方が良いと思います。

仕事辞めちゃって大丈夫かな。

降りたどうすれば良いのかなって怖くなるかもしれないけれど、降りて自分の足で立ってみたら多分ホッとします。

それに恐怖がなければ本来片足で立つことだって簡単なんです。

新しい環境でもまた誰かに支えられながらやらなきゃいけないかもだけど、その人たちが信頼できると思えたなら、きっと怖さも感じないと思うし、そもそも人間ピラミッドみたいな変なことにならないでしょう。 みんなで輪になって手繋いで働けるような環境があるはず。

なぜこんなことを書くのか

なぜ、仕事を辞めたいという人に対して、それを肯定するようなことを僕が書くのか。

それは、仕事を辞めたいと思っているなら辞めてスッキリして欲しいからです。

少し殊勝なことを言うとすれば、どこの誰がどんな仕事を辞めても僕には影響はないけれど、この記事を読んでくれる人が苦しんでいるのだとしたら僕はそれなりに困るのです。

それはこの記事に説得力がないということで、僕の文章を書くという仕事の一部を果たせていないということであるし、文章を通して、それぞれ一方的にではあるけれど僕と関わった人であるならば、単純に苦しんで欲しくはない。

苦しめるために書いている訳ではないのです。(だからこの記事すごい書き直してます)

さらに利己的なことを言えば、僕は人口1500人いない朝日町という寂しい町で、「物語(創作物でも人間ドラマでも)が溢れるまちづくり」を夢想していて、そのためにはどうすれば良いかということをこのブログで模索しています。

かみ砕いて言うとこの町に来てくれるような友達が欲しいなと思っています。

仕事辞めてくれる人が増えなければ、ただでさえ人が立ち寄らないこの町に人が来る確率なんて限りなく0でしょう。

ほんの数パーセントでも確率を上げたいから、仕事辞めたいという人に向けて辞めちゃいなよという、そそのかしの記事を無責任にも書いているのです。

ひどいですよね。自分のことしか考えていません。

仕事辞めさせて、そのあとどうするかまでは責任持てないくせに。

だから仕事辞めて僕のまちにおいでなんて本気の親切で言ってるわけではありません(本当に親切を働くなら、一人ひとりとお話しして一緒に答えを探すしかないですよね)が、悩んでこんな記事を読む時点で多分あなたは自分勝手な人ではないと思うから、自分勝手に振る舞っても良い場面があるのではないかとは思います。

それが今で、その手段が仕事を辞めることとは限らないけど、あなたと関係のない僕がこれだけ身勝手でもあなたにはあまり影響はないように、あなたが少々身勝手でも僕はあなたを弱いとかダメだとか思わない。

それどころか、僕の身勝手な立場から言えば、最悪辞めれば良いんだしと開き直ることや、辛いなら辞めて次へという選択を応援こそすれ、軽蔑はできません。

仕事を辞めたいと思うのは弱いからか(完)

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コメント

  1. りちこ より:

    こんにちは、はじめまして。
    本業ではないですが、アルバイトを辞めて、そんな自分が弱いのではないかと苦しくて、
    仕事 辞める 弱い で検索してここにたどり着きました。

    私は大学4年生で、実習で前のバイト先を卒業したのを機に、新しくバイトを始めました。

    今まで接客業をやっていたし、高校までの部活は体育会系だったし、大変な実習も乗り越えて自惚れていた私。

    しかし、個人営業だったので、店長=社長です、研修はほぼなしで「習うより慣れろ」なためお客さんには迷惑かけっぱなし、怒鳴られてばかりでだんたん不機嫌になる店長…。

    こんなに怒られてばかりなら、いっそクビにしてくれればと思ってもクビにはされず。

    それでも、こんな短い期間(忙しくなるクリスマスの時期に入ることを前提に5か月間)で雇ってくれてるのだから、頑張らなくてはと思い、努力しました。

    そんなとき、店長がブログにバイトが使えないというような不満を書いているのを見てしまい、一気に過呼吸のようになりました。

    親に相談するとそこはブラックだから辞めなさいと言われました。持ち前の体育会系根性で、意地で、辞めたくないとしばらく駄々をこねましたが、私も結局背中を押してもらいたかったのかもしれません、辞めさせてくださいと連絡をしました。

    辞めたくなかったのは、ものすごい後悔で押しつぶされるのではないかという不安があったからです。

    実際、安堵とともに後悔に苦しんでいました。

    恐怖は能力を50%にする 本当にそうだと思います。
    もうピラミッドはぐらっぐらで恐怖でした(支えている人は一人ですが)。

    この記事を読んで、店長を含め人はみなよわっちいんだなと思えたら、少し楽になりました。

    残念ながら朝日町には行けませんが(笑)、きっとこの記事に勇気づけられた方は私も含めたくさんいるのではと思います。

    本当にありがとうございました。

    • kzy より:

      りちこさん

      はじめまして!
      コメントありがとうございます。

      構成員が少ない職場ほど、人間関係は重要になりますよね。
      上下関係があるのなら、人間ピラミッドっていうより肩車なワケですから。

      りちこさんはそんなぐらぐらの土台の上で責任感を持ち(意地もあって)、恐怖に耐えながら働いていたのですね。
      もちろん実際には見ていないので究極的には分かりませんが、りちこさんのような頑張り屋さんを「使えなく」したのは店長さんの弱さなのだと思います。

      そこから降りる決断をしたりちこさんは少なくとも降りる勇気があったし、自分の足を信頼している方なのだろうなと感じました。

      そんなりちこさんが選ぶ道はどんなものであれやはり信頼すべき道なのでしょう。
      偉そうなことを申しあげているようですが、りちこさんがここに居たくないと思ってそうしたのならそれは正しい決断で、誰もができることではない、と思います。

      僕も学生時代、そして卒業後、たくさんのバイトを経験しました。
      長く居た場所、すぐ辞めた場所、色々ありますが、つくづく仕事が楽しいかどうか、うまくできるかどうかは能力よりも人間関係で8割くらい決まるなと感じました。
      仕事探しは人探しなんだなと。

      朝日町には来られないとは残念です(笑)。
      しかし、ブログを通してりちこさんという方が朝日町の名前を知れたワケですから、それだけで僕の目的はかなりの部分達成しています。
      記事を書かなければ、おそらくりちこさんの人生には一生登場しなかっただろう町です。

      読んでいただきありがとうございました。

      朝日町は無理でも、よろしければまたブログには遊びに来てくださいね。