「ホ・オポノポノ」が「悪夢を見たい!」を叶えてくれた

好きな作品と雑談

「ホ・オポノポノ」をご存知でしょうか。

なんでも、ネイティブハワイアンに伝わる問題解決の方法だと言います。

随分前に友人に聞いた話なのでうろ覚えなのですが、この「ホ・オポノポノ」の根底にある考え方は、今自分が直面しているもの、起こっていること、今自分が見ているものはすべて自分のせいであり、自分の責任だということです。

何か嫌なことがあったり、不快に思う出来事があるとき、その責任はそれを問題として見る自分自身にある。

この話を聞いたとき、正直よく意味が分からなかったです。あーもしかして仏教の色即是空と似てるのかもしれないなと思いましたが、何となくつかみどころがないというか、納得しかねるものがありました。

はじめてこの言葉に触れる方であれば、「ん?結局それは概念なの?思考法なの?宗教的な何かなの?」と今クエスチョンマークが浮かんでることと思います。

僕も正直まだよく分かっていないし、特に深く調べたりもしないのだけど、これはさきほど書いた通り問題解決の方法であって、考え方であり、行うことであります。

「ホ・オポノポノ」には「やり方」があります。

それはすごく簡単で、「ごめんなさい、ありがとう、許してください、愛しています」の言葉を繰り返し唱え、今目の前にあるものを受け入れ、手放すというものです。こうすることで、自分の中の「インナーチャイルド」が癒されると言います。

やっぱり、「え?」って感じだと思う。

僕もそうだったけど、とりあえず言われた通りにやってみて起こった変化は、「悪夢を見るようになった」ということです。

あと、言われてみればちょっとスッキリもしました。

ところで、スティーヴンスンが『ジーキル博士とハイド氏』を書いた経緯について、小沼孝志氏の解説でこんなことが書いてありました。

ある夜のこと、睡眠中に恐怖の叫びをあげる夫の声に驚き眼をさましたファニーがルイスをゆり起こすと、彼は不服そうに、「なぜ起こしたんだ。せっかく恐ろしい夢を見ている最中だったのに」といった。

このときの夢があの「ジキルとハイド」を産んだらしいのですが、このエピソードを読んで、めちゃくちゃかっこいいな!って思ったのを覚えていて、それ以来、いつか言ってみたいセリフトップ10に入っています。

もともと怖い話とかは好きなんだけど、このエピソードに出会って以降、悪夢を見たあとは謎の満足感を得る体質になりました。

でも悪夢らしい悪夢ってそんなに簡単に見られるわけではありません。

クマよさらば

という記事でクマが出てきた悪夢を見たという話しをちょっとだけ書いたのだけど、これは本当に気持ちの悪い、稀に見る悪夢で、自分の中にこんなにどす黒い感情があったのかという発見をするほどのものでした。

これを見たのが、「ホ・オポノポノ」を実行した日の夜でした。

実行というか、半信半疑で何が起こるんだろう、何か良いことが起きるんだろうかと思いながら、「ごめんなさい、ありがとう、許してください、愛しています」を声に出して唱えるなり、頭の中で繰り返し考えて寝るのです。

その結果良いことどころか、「悪夢」を見ました。

かねてから「悪夢」に焦がれていた僕としてはあながち悪いことではありませんでしたが、あまりに怖かったし「ホ・オポノポノ」を実行したという意識があったので二重に怖く、「ホ・オポノポノ 悪夢」で検索したほど。

すると、どこかのサイトにそれは「好転反応」だと言う記述があり、他にも同じような経験をしている人がたくさんいることが分かりました。

なんでも、自分の潜在意識のようなものがクリーニングされている証だと言うのです。

全面的に信じることはできませんでしたが、確かに自分の中にある不安とか恐怖とかが濃縮されたような夢だったのです。

そして現実にかえったとき、ちょっと生まれ変わったような気分になりました。

クマの夢を見た次の日、また例の4つの言葉を唱えて寝てみました。

悪夢を見たいと思っていたからかもしれないけれど、この日に見たのもひどい悪夢でした。

重低音が鳴り響くトンネルが舞台の夢。

これはもしかしたら、悪夢を見る鉄板の方法なのかもしれない!と思ってから、僕は「ホ・オポノポノ」を定期的に実行しているのです。

ただ、「ホ・オポノポノ」の目的は問題解決であり、自己浄化の方法なのです。

それで人生が好転するとか、劇的に何かが変わるということがあるのかは僕には分かりません。本当の意味で、というか自分が期待するような形で問題の解決が起こるかどうかも分かりません。

すごくスピリチュアルな話だし、僕は信じていないわけでも信じているわけでもないけれど、今のところ高確率で悪夢を見ていて、僕の場合、悪夢を見ることが主効用となっていて、目覚めたときちょっとすっきりするというのが副効用となっています。

子どもが出てくる夢が多い気がします。

もしこの記事を読んでくれる人の中に、悪夢が見たいのだ、インスピレーションが必要なのだという方がいましたら、簡単なので試してみてください。好転反応として悪夢を見られるようになるかもしれません。

「ごめんなさい、ありがとう、許してください、愛しています」を唱えるだけ。

「ホ・オポノポノ」が「悪夢を見たい!」を叶えてくれた(完)

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