それぞれの家の鍵に関するルール

芸術家さんを招き、地域に住みながら創作活動を行ってもらう、いわゆるアーティストインレジデンス。士別市では博物館がアーティストインレジデンス事業を行っているようです。

その芸術家さんたちのホストとして我が家を使ってもらうこととなり、今、造形作家(で良いのかな?)の渡部陽平さんという方と一つ屋根の下で暮らしています。

アーティストインレジデンスはおそらく多くの地域で行われています。僕が実感を持って知っているのは夕張市の清水沢ゲートパークの活動。

これは正確にはアーティストに限らない○○インレジデンス事業であり、ゲストは特にアーティストに限るわけではなく、幅広い活用のされ方が期待されているということでした。

でも僕は、アーティストインレジデンスのような発想を賞賛しつつも、どこかで否定的な気持ちもあります。

確かに、利害や都合が一致すれば素晴らしい活動になるし、そういう活動を地域に知ってもらえれば、文化的な土台を作るのにもなるかもしれない。

だけど、アーティストインレジデンスという方法だけを安易に採用して、とりあえずの交流人口を増やそうと考えているのであれば、アーティストは体よく利用されているだけという気もする。

こういう話は 芸術家を集めても芸術のまちにはならないと思う である程度書いたのでとりあえず今日は違うこと書きます。

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アーティストさんを受け入れた理由

アーティストさんの滞在を受け入れた理由はいくつかあります。

アーティストインレジデンスを説明しに来てくれた博物館の森さんという方の構想(この事業の先に見据えていること)が面白く、僕の今後のためにもなると思ったから。詳しくは後日、たぶん記事を書くと思います。

もう一つ、大きな理由は、僕が個人的に文芸を志す人が合宿できるゲストハウス(便宜上ゲストハウスと言ってるけどあまりピンと来てないんですよね。合宿所、もしくは下宿みたいな感じが良いんだよな)作りを目論んでいるので、他人と暮らすという状況についてさまざまなシュミレーションができると思ったから。

結果的に、今来てくれている渡部さんがとても良い人で、話しても面白く、楽しく過ごせているんだけど、その方との会話の中ですごく感心したことがありました。

目上の方を捕まえて感心するというのもエラそうな話なんだけど、渡部さんと一通りハウスルールを確認するとき(ハウスルールらしいものはまだきちんと考えていないので)、普段鍵はどうしていますか?と聞いてくれたのです。

つまり、「出かけるときに鍵をかけるのは普通だけども、家の中に人がいる場合、鍵をかける派か、そうでないか」という質問だったのです。

大したことではないと思われるかもしれませんが、その辺りにまで早い段階で気を回すのはすごいなと思いました。

基本的なことなんでしょうか。でも感覚では10人いたら2人くらいしかそういう細かいスタイルの質問ってしないんじゃないかなと僕は思うのです。僕ならたぶんできないな。

鍵の事情いろいろ

ちなみに我が家は、家の中に人がいても鍵をかける派です。

しかしそれは厳密なものではなく、強いて言えばかけてるかな、という程度のルール。

渡部さんに聞かれたときも、「あ、じゃあ基本的にいつも鍵はかけることにしましょう」という感じにしました。

更にちなみにの話をすれば、実家の方では下手したら出かけるときすら鍵はかけません。夜寝るときは間違いなく鍵をかけるけど、日中はわりとルーズです。つまり基本的に僕の性質として、施錠にはルーズです。

防犯上あまりこういうこと書かない方が良いかなとも思うけど、田舎だとわりと普通かもしれない。入られても別に盗って得になるようなものもないし。明らかに得られるものより御用となるリスクの方が高いですから。

しかし、ややこしい話をするようだけど、札幌で一人暮らしをしていた頃は、鍵はいつもどんなときもかけてました。同じく盗られて困るようなものなんて無いんだけど、都会では自然と防犯意識が高まった。

さらに鍵をかけるかけないルールの話を続けると、これは妻の家にカルチャーショックを感じたところなんだけど、妻家はどんなときも鍵をかけます。そして妻が実家に入るときはチャイムを鳴らしてから持ってる鍵で錠を開けて入ります。

最初は「へ?」と思った。なんで自分の家に入るのにチャイム鳴らすの?って。もう一応家を出たからでしょうか。いやずっとそうだったような。

まあ、妻の家には妻の家のルールがあり、それが普通なのです。

だから、妻と二人で暮らしている現在、僕はあまり鍵のこと気にしないけど、妻の手前、基本的に鍵をかける、というようなスタイルとなりました。

あ、この話(僕が)面白いからもう少し続けさせてもらうけど、どんなときにも鍵をかけない家も知っています。

8時を過ぎると寝ている家族もいるので、夜に赴くときはチャイムも鳴らしちゃダメって家。

だから、意外に鍵の問題は奥が深いのだと思う。そして実際、そういうスタイルを当たり前に破られてしまうと、ちょっと「嫌」とまで言わないまでも、不安感みたいな、ざらつきみたいなのが出てきたりするかもしれません。

細かい家のルール

もう最後余談だけど、細かい家のルールっていっぱいあると思います。

ゲストハウスとかそういうのはいったん脇に置いといて、どんな家にも、なんとなく、かつ厳密なルールがある。

僕はわりとそういうのを探すのが好きです。

例えば「玄関の靴をどうするか」とか、「使ったバスタオルをどう扱うか」とか、「食器の洗い方(しまいかた)」とか、「トイレの蓋は基本的に上げておくか下げておくか」とか、あと「テレビの音量に関するルール(ここではあまり細かく書かないけど)」とか、ストーブの使い方、換気扇の使い方などなど。

それぞれ普段当たり前にしていることだからルールって言うと大げさに聞こえるかもしれないけど、客観的に見ると実はすっごい独特だったり、すごく厳格だったりするものだと思います。

それでもいくつかのパターンには分けられるだろうなとは思うけれど、そういうのを知らずに崩してしまわないようにしたいと思っているから、僕は人の家に行くのわりと緊張します。

特に初めてトイレを使わせてもらうとき、「トイレの蓋を上げとくか下げとくか」は用を足す前に2秒くらい見て記憶します。

そうしないと、僕はいつも下げるんだけど、無意識に下げちゃうし、元がどうなってたか忘れるから。

いやそこまでしなくても、って自分でも思うけど、例えば男性だけの家だと「いちいち下げんなや」って思う人もいるらしいので、僕はひっそりそう思われたりするのが怖いから、気を付ける。

それぞれの家の鍵に関するルール(完)

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