お笑いコンビであるジャルジャルの公式youtubeチャンネル「ジャルジャルタワー」を見てから寝るのが日課になってます。
チャンネルの概要欄には
ジャルジャルがネタ帳に書き留めたネタになる前のアイデアを『ネタのタネ』として公式HP用に撮影!8000本をHPとYouTubeで毎日更新しています!
と書いてあります。ちょい紛らわしいけど8000本コンテンツがあるんじゃなくて、8000本目指して更新中ということですね。
ネタのタネというだけあって、ワンアイディアというか、キャラを量産してるという感じ。
毎回タイトルが「~~な奴」という風になっているのが特徴です。
僕が好きなのは『関東出身のツッコミ下手な奴』とかですかね。いろいろあるけどなんか数回見ちゃってます。面白い。
コントが好きな方はぜひチャンネル覗いてみてほしい。
「完成前」がコンテンツになる面白み
さてブログの記事にするくらいですから、もう一歩先に進んで真面目なこと考えたいと思います。
ネタのタネが面白いというのももちろんだけど、「完成前」がコンテンツになる面白みもあるよなーってこと。
なんだか今の時代ならではというか、未完成のパーツでもコンテンツになるというのは一つのヒントだよなと。
ネタのタネやアイディアを先に見せちゃったらつまらないじゃないかって思う人もいると思うんだけど、仮にジャルジャルがネタのタネからちょっと発展させて長めのコントを作ったとしても、面白さは損なわれないと思う。
面白いものは何度見ても中毒的に面白いし、面白くないもの(自分に響かないもの)はそれきりだろう。
あれがこんな風に完成したんだ、という気持ちにもなるし、「知ってるから面白くない」という風にはならないですよね。
ブログ記事や小説のネタのタネも、未完成ながらに完成度を高めればコンテンツになる?
もちろん、完成前とか未完成にしても、質というものはあると思います。
ジャルジャルが完成前のワンアイディア的なネタのタネだからって声も張らないであまり動かないでコントやってたら全然面白くないだろうし、ジャルジャル独特のキャラの造形っていう持ち味も感じられないふざけてるだけの動画だったらやっぱり面白くない。
少なくともコンテンツとして見てくれる人は少ないんじゃないかなと思う。
そういうところを意識して、僕も例えばこのブログを書く前のネタのタネとか、小説を書くときのアイディアとかを見せても良いかもしれないと思いました。ツイッターとかが相応しいのかな。
さっそく二つほど、小説の冒頭案とタイトルをツイッターで書きました。これ続けてみようかな。冒頭は浮かぶけど書かれない小説とかもあるし。
この先の展開なども、呟いてしまって良いかもしれない。
時間を決めて投稿していったら僕が寝る前にジャルジャルタワーで約5分を使うように、誰かの10秒習慣になれるかもしれない。
透明なコップいっぱいに氷をいれる。横からしばらく眺めて、シンクに捨てる。そんでまたガシャガシャカラランと氷をコップにぶち込んで、眺めて、捨てる。何がしたいんだよって俺は思う。氷の形が気に入らないんだと。うまく氷が積み上がらないと、俺の娘は何も飲まなかった。『氷の塔』冒頭 案
— Kazushi (@neotenibok_kzy) 2018年9月28日
昨夜はあれほど晴れて、花火も鮮やかに上がったというのに、あの轟音に遅れて応えるように今朝は空が小さく震え、か細い雨が降り、キャンプ場は淡い霧で立ち込めていた。おかげでゆき姉ちゃんたちのコテージはろくに見えず、ここからでは、いるのかどうかも分からない。
『全部君のための空』冒頭 案— Kazushi (@neotenibok_kzy) 2018年9月29日
もちろん、質が伴わなきゃいけないから漠然と垂れ流すだけではダメなんだけど、そこに少しでもサービス精神というか、「未完成だし発展途上なんだけどそれなりに練ってるな」と思ってもらえるようなものがあれば、十分コンテンツになるよな、と思います。
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