カクヨムが「WEB小説を書く人が直接収益を得られる環境作り」に挑戦。どれだけ期待できる?

WEB小説家はもっと早く報われていても良かった。

多大なPVを叩きだしていても、書いた本人がそれに見合った収益を得る方法がなかった。

出版社から声がかかり書籍化するか、自分で電子書籍を販売するかしか収益を得る道はなかった。

noteでは単品でコンテンツに値段を付けられる仕組みがあるけれど、特に小説では収益化の道は険しく、お小遣い稼ぎにしては割に会わず、かと思えば高額な情報商材が売れたりした。

カクヨムが「WEB小説を書く人が直接収益を得られる環境作り」に挑戦するようです。

「広告の収益を分配する仕組み」は今年秋から提供開始の予定。

「何らかの形で読者から作者へ直接お金を払う仕組み」はまだ未定部分が多いけれど、「読者と作者の新しい交流の形として、一緒に盛り上がれるような仕組みにしたいと考えて」いるらしいです。

純粋にPVに応じた収益が得られるプラットフォームはなかったから、期待が膨らみます。

小説を書くモチベーションがぐんと上がりますね。

しかし、期待するだけで良いのでしょうか。悪い予想もしておこうと思います。

 

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一PV当たりの収益が極々小さくなる

例えばブログで30万PV/月あれば比較的収益化が現実的であって、いわゆるブログ飯生活も送れるレベルだと思います。

もっと少なくても(半分の15万PV程でも)、収益を上げることを念頭に置いたブログであれば十分な収益を見込むことができる。

小説の場合、月のPVがこの30万PVを軽々と上回るという人もいる様子。

シリーズもの、大作であればPVはどんどん膨らんでいき、ブログとは比べものにならない収益を生む可能性がある。

だからブログの相場観で収益を作家に支払うとなれば、まず無理だと思う。

PVに応じて収益が得られるとなればカクヨムで書く人は増えるだろうし、限られた予算を分配することを考えれば、一人あたり、もしくは1PVあたりに割けるお金は限られている。

作家が納得できる収益額の出し方で、かつカクヨムにとって負担にならずに済むラインってどこなんだろう。

 

作品の邪魔にならないような広告の配置でどれだけ収益が生まれるのか

小説作品ですから、できるだけ途中で広告は挟んでほしくないですよね。

たぶん途中で挟まれても意外と邪魔にならないとは思いますが、やはり無粋なものに違いありません。

カクヨムは小説の邪魔にならない先頭や最後に広告を配置する予定のようですが、どれだけ広告が収益に繋がるかは未知。

でもやってみてくれるだけありがたいですよね。少しでもお金になる可能性があるっていうのはやっぱり希望です。

書きたい小説とカクヨムで読まれる小説のギャップ

PVに応じた収益が得られるとなると、一時期のブログのようにPV至上主義的なコンテンツが増え、多様性が損なわれる可能性があるのではないでしょうか。

読みやすく、とにかくタイトルがキャッチーで、引きが多く、空白が多いコンテンツが人気になる可能性が高い。良くも悪くも消費されるものになる。

小説を書く、表現するという欲を満たしながら、納得のいく収益が上がる仕組みを作るのは大変に難しそうです。

収益化可能が裏目に出て、カクヨムで書きたいと思わない、何となく自分の作風では成功しそうにない、という人が増えてしまったら、長期的に見てマイナスなので収益化の仕組みそのものがとん挫する可能性がある。

小説の質の向上という形で、カクヨムというプラットフォームに貢献する作者が報われる仕組みになれば良いですよね。

無駄な改ページなど、PV稼ぎをどのように回避するか

もしPVに応じた収益が得られるのであれば、無駄な改ページなどのテクニックを多用する人が増えるかもしれません。

既存のWEBメディアでも改ページがやたら多い記事がありますよね。

対策としてはPVだけじゃなくて文字数も考慮にいれて分配率を計算するか、そもそも広告が出現しないようにするか、などなのでしょうか。

ともかくWEB小説の収益化可能はグッドニュース!

カクヨムの収益分配が成功すれば、他の小説投稿サイトにおいても同じようなシステムを採用する可能性がありますよね。

今後、WEB上で小説を書く人がもっともっと情熱を持って小説を書けるようになれば良いですよね。

 

 

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