おすすめ!頭の中に一匹天才を飼う言語学習ストラテジー

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メモ魔になるためのストラテジー っていう記事を昨日書いてて、そういえば大学時代、言語学習ストラテジー(言語学習のための工夫)を論文のテーマにしたなあ、ということを思い出しました。

今思えば論文として酷いデキだったわけですが、日本語教育に関心があった僕は、当時日本語の勉強を一緒にしていたアメリカ人の男性をメインに据え、それから大学に来ている留学生を対象に、どうやって勉強してるのかなー、ってことを聞いて歩いたのでした。

一般的に言語学習のときに使われるストラテジーを並べて、アンケートを取ったんだったかな?あとはヒアリングみたいな感じだったかな?ちょっと遠い昔すぎて覚えてない。

結果、詳細は正直ちゃんと覚えてないから結果だけを言うと、言語学習が順調に進んでる人ってとにかくストラテジーの量が多いってことが分かりました。

いうなればこれはもう自明のことで、何かの本に書いてあったことを確かめただけ、みたいな研究(研究と言っても中学生の自由研究くらいの)でした。

言語学習をするときは、これ!という方法をひとつ選ぶんじゃなくて、あの手この手で、とにかく興味関心が薄れないように長く勉強を続けられた方が良いのですね。

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頭の中にいけ好かない天才を飼い教師にする

ユニークな言語学習ストラテジーがあるので書きます。

言語学習ストラテジーは多い方が良いはずなので、使えると思った方は使ってみてください。

頭の中に一匹、いけ好かない天才を飼うというストラテジーです。

例えば、ある単語が覚えられない。ある文法が理解できない。

そういうことがあるとき、頭の中の天才に話しかけるのです。ちょっと馬鹿らしいと思っても子どものようにごく基本的なことから質問するのがコツです。脳内の天才はときどき高圧的ですが、なんでも答えてくれます。

ああー今オーヘンリ―の『20年後』っていう本を読んでるんだけど「the policeman on the beat moved up the avenue impressively」って最初から全然意味が分からないよぉ(手元にあった本というだけで意味はないです)

beatの上ってなに?impressivelyって意味が分からないよお。

他言語に触れると疑問がたくさん湧いてきます。しかし、どれも調べれば分かることです。分からない、調べる、分からない調べるの連続ですよね。

このときに、頭の中に飼っている教師を利用してより強く印象付け、架空の他者を介すことで理解度を深めるのが、天才を飼うストラテジーです。

天才は既にあらゆることを知っています。ここ重要です。既に知っている。どれもこれも馬鹿な質問に見える。そういう人を介して脳内で説明することで、あたかも自分が簡単なことを人に説明しているようになって、簡単なことのように感じるのです。

設定した教師の解説の例

こんなのはごく単純な文章だよ。単純すぎる。分からないということは知らないだけだ。知らないものを前にして分からないと嘆くのは時間の無駄だ。

[on the beat]で警邏中という意味だ。

警邏という意味が分からなければパトロールと言っても良い。

なんでbeatなの?

中世頃のパトロールと言えば家々を巡回することだ。今のようにパトカーに乗ってピカピカしてパトロールなんてことはしなかった。一件一件家を巡って何か変わったことはないか、困ったことはないかと尋ねて回る。

ドアをノックする。一件一件。腰に付けた警棒と拳銃が重なってコツコツと音を立てる。そういう姿からon the beatという表現が生まれるのはおかしなことじゃない。

想像力を働かせば分かりそうなものだ。使ってない頭に何を叩き込んでも無駄なんだよ。頭を使う練習から始めろ。頭を使う始めの一歩は分けることだ。何も分からないとき、どこで分けれるかを考えろ、分けられそうなところに切り込みを入れて、一つずつ精査しろ。

単語の解説

[impressively]もそれほど難しい単語じゃない。長いだけで難しいと感じるだけだ。分けろ。分けて考えろ。

impress-ive-lyと分けることができれば、意味は覚えなくて良い。その都度読めば分かる。

接尾辞のiveは形容詞を作る、lyは形容詞について副詞を作る。様子を表し、さらに程度や様態を表す。良いか。難しい言葉が並んで混乱しているだろうが、~っぽい、くらいに思っていて問題ない。

impressで印象付けるという意味だ。impressもim-pressという風に分けることができる。

imは接頭辞で多くは否定を表す。否定を表すがときに強意となることがある。強く印象付けるという意味になる。

im press ive li それぞれ単純な組み合わせだ。もうスペルは間違わない。分けろ。分ければ分かる。

[impressively]はこの文では「警邏中の警官が通りを「印象的な様子」で歩いていた」のように訳すことができる。

あまりに不細工なので、「これ見よがしに」とか「堂々と」のように意訳しても問題ない。

いいか、接頭辞と接尾辞を覚えれば新しい単語でもおおよその予測が付く。漠然と眺めるから分からないんだ。

頭の中の天才は絶対に教えてくれる

こんな具合に、頭の中の天才は自分を小馬鹿にしながらも丁寧に説明してくれます。自分だから当然です。自分で調べながら、当然のように天才に説明させます。

あ、「中世頃のパトロールと言えば家々を巡回することだ~」のとこの説明はもっともらしいですが今特に調べて書いたわけじゃないので鵜呑みにしないでくださいすみません。

ただ、自分なりに調べたり、いろいろ理屈を考えたりして、一回頭の中で会話をするととても覚えやすいです。

on the beatはとりあえず覚えましたよね。impressivelyもスペルごと覚えたと思います。

天才にもっと罵られながら、あることないこと喋らせて、単語の知識、熟語の知識を増やす。

罵られる必要があるのは、感情とセットにするためです。

ある程度印象に残るエピソード記憶として定着させるためです。

もう分からないことがあってもこいつには聞かないと思うようなセリフを考えて、でも馬鹿にするだけあって説得力あるな、みたいなキャラクターを作り上げれたら良いです。

「非常にどうでも良いことだが」、とか「考えるまでもないことだ!」とか、シャーロック・ホームズがワトソンをバカにするときのような言いぐさで、御手洗潔が石岡君に説明を求められたときのような言いぐさでペラペラとまくし立ててください。

嫌味ったらしいほどに溢れる知識を、めちゃくちゃ馬鹿にされながら頭の中に流します。ほっといたらべらべらと喋る嫌味な天才を飼えば、言語学習と言わず、色んな勉強がはかどります。

余談:教師のモデルも多い方が良い

天才を一から作るのは難しいので、既にいる架空の天才を使うと良いです。

僕が使う天才のモデルは「シャーロック・ホームズ」、「御手洗潔」、「羽川翼」、「真賀田四季」、「杉下右京」です。勉強の内容と気分によって使い分けます。この教師となる人物も多い方が良いと思います。

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