まちづくり=設定づくり

まちづくりも設定づくりなんだろうなあ、と漠然と思いました。

僕は小説を書いていて、こうしてブログも書いていて、仕事でも文章を書いていて、とにかくずっと書いたり読んだりして暮らしています。

小説書いたりエッセイ書いたり論文書いたり、とにかくそうやって書く人や読む人と一緒に作業できる場所になったら良いな、と思いながら、まちづくりを進めています。

僕が書いてて一番楽しいのは小説で、読んでて楽しいのも小説だから、特に小説を軸に生きていけるようになろうと日々読んだり書いたりしているわけです。

僕と同じような、似たような未来を思い描く人たちと創作合宿とかできたら良いなというのが一番の理想ですね。

まちづくりという文脈と創作という文脈を意識的に混同して考えているわけです。

まちづくりのことを創作と捉えている、という感じです。

まちづくりも設定づくりだよな、と思ったのは、創作の、とくにエンタメ系の創作においては、設定作りって大事だからです。

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Deleは設定からしてもう面白い

ちょっと分かりにくいと思うので例を出します。

こないだ友達に、金曜の夜にやってるDeleっていうドラマが面白いよと聞きました。

亡くなった方のパソコンやスマホに入っている電子データを削除する仕事をしている2人が主人公のドラマで、消したいデータの裏に潜む謎を解いていく

という内容だと聞きました。

なるほど、確かに面白い。その設定だけで既に面白い。細かいことは分からないけど、面白いだろうな、ということが分かる程度には面白い。

面白い創作物っていうのは、ほんと、設定がちゃんとできてるよな、と改めて思いました。

想像をかきたて、期待させるとき、頭の中では創造が起こっている

全ての創作物がそうだとは限りません。

いわゆる純文学と呼ばれるジャンルにおいては、そこまでキャッチ―な設定が作られていないこともある、というかほとんど噛めば噛むほどうま味が出るみたいなテイストのものが多いですよね。

一方エンタメ作品は、第一印象で面白そう!でなければなりません。

誰かの想像をかきたて、期待させて、それに応えるという作法がエンタメ作品にはあります。

この想像をかきたてるとか、期待させるというときに、相手の頭の中で起きていることはまさに創造です。

Deleの設定を聞いて、面白そう!と思った僕は、基本的な設定から、おおよその事件の性質や内容を予想していたわけです。

ドロドロした内容のものも、切ないものもあるだろうなぁと考えるともなく考えて、面白そうだね、という話になるわけです。

主演が山田孝之と菅田将輝だと聞けばその期待はさらに高まります。もっと具体的に、こんなやりとりがあるんじゃないかとか、こんな役割があるんじゃないか、というところまで想像できてしまう。

この期待値こそが創造であって、設定の面白さを考えるというのは、供創を強いる手段でもある。

まちにも面白そうな設定が必要だ

そもそも人に顧みられない地域のことに興味を持ってもらうには、共創を強いる、エンタメ的な設定が必要なのかもしれないなと思うのです。

一言で、へえ、面白そうな町だねって思ってもらえるような、強固な設定。

もちろん、かつ地域のアイデンティティを損ねたりしないようなという配慮も必要とも思います。噛めば噛むほどうま味が分かるような滋味も必要だと思う。それはエンタメには少ない要素で、おろそかにしちゃいけないと思う。

だけどまちづくりの文脈では、誰かの期待を駆り立てるような設定作りが必要だということは頭の片隅に入れておいても良いことだと思うのです。

まちづくりや地域おこしではこれまで、「できたもので勝負」みたいなところがあったような気がするんです。

良い商品とか、観光スポットとか、有名なお店とか、そのままできたものを購入できる場所(訪れる場所)を作って、それが人気になったり話題になれば成功、みたいなこと。

でもそれだけじゃなくて、設定が面白ければ、人は勝手に想像して、期待して、生み出すよな、と思いました。創造の余地があるものは作られ続けるから、長続きする、と思うのです。

ドラえもんとかクレヨンしんちゃんとかサザエさんとか、作者が亡くなっても作られ続ける作品の力は設定の力です。

町も、存続を目的とするのであれば、想像と創造の余地は必要で、かつ、誰が想像しても大きく軸を損ねずに済む強固な設定があって良いと思うのです。

誰かの脳みそを借りる行為です。そういうものに応える土台を作るという発想も、まちづくりの一つの正解なのではないかと思った今日この頃です。

過去にも「設定の共有」なんてワードを持ち出して記事書いてました。ここから少し思考が現実的なところまで進んだということだろうか。

メモのような記事ですが良かったら読んでもらえると嬉しい

コミュニティを作ることは僕にとって「設定を共有すること」だと思う。

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