FF7と姉の思い出

FF7…ファイナルファンタジー7、のことを思い出すとき、姉の存在なしにそれを語ることはできない。

と言えば大げさだけど、僕の頭の中には「FF7と姉」に関する思い出がガツンとあって、その素晴らしい思い出があるばっかりに今からもう20年近く前に発売されたソフトであるにも関わらず、まだ記憶の上の方に保存されている感があります。

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真夜中にやるFF7

ある日、夜中の2時頃に目が覚めると、自室のドアの隙間から微かな光が見えました。

光というには微かすぎて、まさかそれで目が覚めたという訳ではないはずですが、居間の方から明らかにいつもと違う気配が漂っている。

僕がそろりとドアを開けると、部屋を暗くしたまま、姉が毛布に体を包んで、FF7をプレイしています。

五番魔晄炉に爆弾仕掛けるシーン。クラウドが急に頭押さえだしてちょっとした回想に移るシーンでした。

僕は中学生の姉よりゲームする時間があったので、この辺りは既にプレイ済み。

そのことを知ってか、姉は僕に「教えないでね」と釘を刺します。

それにしても、僕はじれったい。

姉は意味があろうがなかろうがダンジョンの隅々まで歩くし、話しかけられる人には全部話しかけるし、メッセージ欄のグラフィック色をいじったり、とにかく色々やるので時間がかかります。

「そっち行っても意味ないよ」とか口を出したいんだけど、口を出せば怒られるに決まってる。部屋に戻されるに決まってる。

真夜中の二時にゲームをするという背徳感を長く味わっていたかったので、僕は黙って姉のトロいゲーム画面を見ていました。

早くストーリー進めようよとも思っていたのですが、世界観に浸りきる姉のやり方が(夜中にゲームしてるということも相まって)とても大人に見えたものです。

夜中が似合うFF7

FF7はファイナルファンタジーシリーズの中でも特に人気作のようです。

なんかスピンオフみたいな作品も多いし、10周年には記念品としてなのかポーションも発売されてたし、今後はPS4でリメイク版も発売されるみたいだし、そういうのもあってFF7のことは強く記憶に残っているという人は多いのではないでしょうか。

しかし、正直な話僕個人としては初めてプレイしたのなんて8才とか9才くらいだったはずだし、ストーリーなんてろくに理解していません。

でも夜中、暗いままの部屋で、音量をめちゃくちゃ小さくしてプレイするゲームとして、FF7は似合い過ぎていました。

今となっては多少理解できる暗いストーリー、精神が蝕まれているキャラクターたち、そしてストーリーの根幹を握る魔晄エネルギーの妖しい存在。

魔晄は僕たちの世界で言う原子力を思い出させます。莫大なエネルギーであり、人々の繁栄を支えながら、実は裏に大きな危険を孕んでいるという光と闇の両方を抱え込んだリアルな暗さを持っています。

当時はもちろんそんなこと考えてなかったけど、作品の雰囲気にフィットする時間帯にゲームをすると言う感動は、20年程度で色あせるものではありませんでした。

なぜFF7は人気なのか

ファイナルファンタジーシリーズの中でも、FF7が特に人気だと言われている理由はいくつかあるようです。

・ハードの移り変わりの時期(プレステになって初のFF)でグラフィックが進化したから印象深かった

・キャラクターが魅力的だった(特に悪役のセフィロスは類まれな魅力を誇るそう)

・なんやかんやドンと売れたからスクエア・エニックスが力を入れ続けた

色々理由はあるんでしょうけど、完全に個人的な経験に基づいた憶測で言わせてもらえれば、夜がすごく似合っていたからだと思っています。

多分、特にRPGゲームって夜にやる人が多いと思うのです。

夜と言わないまでも、一人で、静かな環境で、少し照明を落としてっていう風に環境を整えてからやるってのが自然なんじゃないか。

悲しい要素とか暗い要素はどのゲームにもあると思うけど、FFシリーズで言えば7の暗さは露骨過ぎました。ファンタジーとしての暗さが生々しかったし、その表現がそれこそ進化したグラフィックでやりたいようにやったら変にドロドロになっちゃったって感じ。

それが夜とフィットしていたから、多くの人の記憶にこびりついたのではないかと思います。

良し悪し以前に、「似合う」って重要だと強く思います。

良いゲームは音楽が傑作の法則

ゲームの人気はBGMの人気に比例すると言っても過言ではないのではないでしょうか。

ゲームのストーリーとかはろくに覚えてないけど、音楽は忘れられないです。

音楽を聴くとその場面がありありと蘇ってくるのだからすごい。これは好きな作品であればどのゲームでも。

FF7が暗い雰囲気ながらもホラーゲーム的な雰囲気と隔絶しているのは、やっぱり音楽の存在が大きいのではないかと思います。

『魔晄炉』はなんかドンキー・コング2のどこかで流れてたBGMと似ててよく覚えてるし、『新羅カンパニー』ってのも懐かしい、『戦う者たち(通常戦闘曲)』『更に戦う者たち(ボス戦の曲)』は言わずもがな、『J-E-N-O-V-A』はゾッとする、『FF7メインテーマ』はもの悲しくカラ元気、『血の跡』ってのも覚えてるなあ、血の跡って感じ。

ここを参考にして懐かしがってるのですが、雰囲気で言ったら音楽に支配されていると言っても過言ではないですよね。

FF7リメイクはやってみたい

FF7のリメイクがPS4でそのうち発売されるらしいです。

PS4持ってないし、このためだけに買うのもどうなのかなと思うけど、思い出に浸りたい一心で買ってしまうかもしれない。

そして7時くらいに一回寝て、1時くらいに起きて暗い部屋の中でプレイしよう。

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FF7と姉の思い出(完)

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