【逆算画廊】~解答編~/美術館に行こう

金曜は「旧佐藤医院」を舞台にちょっとした謎をしかけて遊ぼうという日です。

この記事は前回の

逆算画廊~問題編~☆☆☆☆

の解答編。

☆の数は5つがMAXで今回は4つあるので、少々難しめでした。

解答もややこしくなりそうだし、解説を聞いても納得できないかもしれないな。自信ないな。

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解答

問題の詳しいことは 逆算画廊~問題編~☆☆☆☆を見てほしいのですが、

かつて旧佐藤医院内にあったと友人が言い張る絵、そして今はもうない絵はどんなものか、画家の名前で答えるというものでした。

画家の候補は3名。

1.モーリス・ルイス(抽象画)

2.クロード・モネ(静物画)

3.古吉 弘(人物画)

先に答えを言えば、かつて旧佐藤医院に飾ってあって、いまはもうない絵とは

「1.モーリス・ルイスの抽象画」

です。

解説します。

ヒントは談話室

館内に飾ってある絵を見て回った僕らであれば、無くなった絵を推理で導き出せると友人は言いましたが、まったく分からないので、前回ヒントをもらいました。

ヒントは「談話室」だそうです。

僕は談話室に飾ってある絵を眺めました。

談話室の絵

談話室の絵

この風景画から何かが導きだせるのでしょうか。

僕はしばらく絵を眺めましたが、全然何も分かりませんでした。推理も何も、何を考えれば良いのかもわからない。

少し視線を落とすと、絵の下に何かあります。ずっと気にはなっていたけどこれは…フックのようです。

絵を飾るためのフック、もしくは爪…なんて呼んでいいかわからないけど、利用されてないフックが壁についています。

なんで?間違えたの?それとも2枚重ねて飾るため?

友人はこの談話室に例の絵が飾ってあったと言います。ということは、このフックはもしかしたらその名残かもしれません。

でもだから何だというのでしょう。

どちらのフックが先に付けられた?

見かねた友人が考え方を教えてくれました。

そのフック、なんであると思う?

上のフック(今絵がかかっているフック)と下のフック、どちらが先に付けられたものだと思う?

そうやって考えていくと答えに近づくよ。

なんであるのかは分かりませんが、単純に考えて間違えたのでしょう。

ではどちらのフックが先に付けられたのかと言えば、それは当然、下のフックが先、上のフックが後です。

根拠はいくつかありますが、まず、今使われていないのが下のフックなのだから、下のフックを利用するのに不都合があり上のフックを付け直したに違いないから。

そして下のフックを後で付けた、つまり使うつもりで付けたのなら、上のフックはとても邪魔だから。

でもだからって答えになんか近づきません。

何をもってフックの位置を間違えたと気づくか

友人はさらにこう続けました。

じゃあどうしてフックをつけ間違えたんだろう

そもそも、何をもって付ける場所を間違えたと気づくのだろう。

どうしてフックをつけ間違えたのか?分からない。適当につけすぎたから?

何をもってつける場所を間違えたと判断するのか。

それは確かに不思議です。仮に多少位置が気に入らなかったからと言ってフックを改めて付け直すようなことをするだろうか?つけっぱなしなのはフックをはずすと傷が目立つとか、そういう理由があるのかもしれないけど、決してかっこうが良いものではない。

それなら多少場所が気に入らなくても、そのまま下のフックを使った方が良いような気がするけど。

友人によると、絵の飾る位置は、もちろんそれがどんなものなのかにもよるけど、見やすさを重視されるそうです。だから立ったときの目線の高さくらいがだいたいの基準になる。

談話室の絵

談話室の絵

この談話室の絵の場合、美術館とかじゃないのだから目線の高さがどうとかより、インテリアを重視した飾りになっているはず。

絵の配置で見て分かるのは、ランプの高さに絵の上端が合わせてあるということです。かなりぴったり。こだわりを感じます。

つまり、何を持ってつけ間違えたかと言うと、下のフックに絵を飾るとランプの高さと絵の上端の高さが合わなかったから、と考えることができる。

この基準があれば、明らかな付け間違いが発生する。

だけど、どうしてそんなミスをしたのだろう?フックを付ける前にちょっと絵をあててみればフックの位置なんて検討がつくのだから、間違えようがないだろう。それとも飾ってからランプと高さを合わせた方が良いと思ったのだろうか。

抽象画以外はありえない

友人はさらに助け船を出します。

多分、ランプの高さに合わせることははじめから決まっていたはずだよ。

館内のどの絵も、角度とか、大きさとかにかなり気を遣って飾ってあるように見える。

ましてや談話室は家族で落ち着く場所だったり、お客さんを招くところだったんだろうから、そこに限って適当に飾ろうとはしないだろう。

ということは下のフックの位置は正しかった。だけど間違っていた。

つまり、どういうことだろう。

絵を飾ったとき、絵の高さはランプの位置と合っていた。だけど、それが間違っていた。

ということは…。

僕は手で画角を計る芸術家のように手で四角を作り、そこに絵をかけるイメージをした。

手を動かしているうちに何となく閃いた。

…絵の向きが間違っていた?

友人は「そう!」と言ってから、解説を始めました。

絵の縦と横が間違っていた。

最初は縦置きだと思ってフックを付けたけど、実は横向きが正しいのだと後から知って、横に置いた場合の位置に付け直した。だから縦と横の長さの差の分だけ、フックを上にずらさなきゃいけなかった。

プレゼントか何かで、誰かに送られたものだったら、もしかしたら縦横を間違うということもあるかもしれない。

でも縦横間違えることなんてある?

抽象画ならあるかもしれないよね。

あー。

だから答えは1のモーリス・ルイス(←クリックで画像参照)なの。

逆に抽象画以外だとありえないよね。

ちょうどここに収まるくらいのレプリカがあったんだよねー、昔。

美術館に行こう

はじめに縦に置いた絵の高さは、ランプの上端を結ぶ線と合っていた。

ところがその絵は横向きが正しいと後から知って、横向きに置きなおすと、上端が揃わなくなった。

そこで上端が合うように、あらためてフックを付け直した。

結局友人が全部自分一人で話してたようなもんだから、僕は全然答えた気にならないし、答えを聞いてもやっぱそんなの考えるだけじゃ分かんないだろって心の中でぶつくさ言ったけど、絵ひとつでなかなか時間が潰せたから良かった。

そういやこんなにじっくり絵なんて見に行ったことない気がして、今度どこかの美術館に行ってみようかなと思った。

※絵の下に使ってないフックがあったということ以外フィクションです。

逆算画廊~解答編~/美術館に行こう(完)

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