という記事を書きました。
古く大きい我が家で、効率よく、かつできるだけ安く、最低限の人間らしい生活ができる温度を保てる暖房器具はなんだ、という話。
上記リンク記事では結局ペレットストーブが有望だなあみたいな話になったはずですが、本当にペレットストーブにしました。
嬉しい気持ち、あったかくてホッとする気持ち、そしてペレットストーブ人口が増えたら良いなという気持ちを込めて、ペレットストーブの記事を書きます。
ランニングコストと、暖かさを主観的に語ります。
Contents
ペレットストーブのメリット・デメリット
ペレットストーブの長所(メリット)は以下のようになります。
- 薪ストーブのようなパワフルな暖かさ
- 遠赤外線効果により物や人を温めることができる
- 燃料がエコエネルギーで環境に優しい
- 燃え上がる炎が見えるので癒される
- インテリアとしても優れている
こんなところでしょうか。
ペレットストーブの短所(デメリット)は以下
- イニシャルコストが高め
- 着火や消化に時間がかかる
- メンテナンスの手間がかかる
まだあるのかもしれませんが今のところ思いつきません。
ちなみに、諸々の理由で僕はあまりこのデメリットを感じていません。後述します。
そのまえに、ペレットストーブってどうなのかあ、買いたいけど迷うなあという方のために、電気代や燃料代などのランニングコストを計算していきますよ。
ペレットストーブでかかる電気代、燃料代などのランニングコストは?
今日(30年12月10日)に届いてこれを書いてるので、燃料代や電気代などのランニングコストの実際のところはまだ不明な点が多いです。
色々判明次第追記するということで、まずは予測を立ててみましょう。予測を立てながら利用するのは大切です。
家に来たサイカイ産業さんのSS1というペレットストーブは、手動着火式の製品です。
ペレットが落ちてくる部分で少し火を熾してから、送風ファンを回して熱を部屋に広げます。
サイカイ産業さんのHPによると、この製品の場合、常時90Wほどの消費電力。
施工してくれた煙突屋さん(煙筒の横山さん)のお話しによると、一日10時間ほど利用するとして、一日でペレット10キロを使い切るくらいらしいです。
この値を参考にして一日のランニングコストを計算してみます。
ペレット10キロ(つまり一日分)は600円。
90Wの消費電力を10時間使い続けると、30円程度です。
よって一日のコストは630円ほどになります。
※電気代の計算は電気料金計算というサイトを使いました。
ペレットストーブ、一か月のコストは?
1か月30日として、ひと月にかかる暖房代は約18,000円(ペレット代)+約900円(電気代)=20,000円弱という計算になります。
フルで暖房を利用するのは5か月くらいだと考えて、およそ一冬で10万円程度。
まあこんなものでしょうか。実家ではFF式灯油ストーブを使っていますが、一冬だとまあこんな程度だと言っていました。
よって我が家の場合、このくらいの暖房費で考えたときどの暖房器具が最も効率よく満足度の高い暖かさを生み出せるかという風に考えペレットストーブにしました。
灯油ではなくペレット燃料による炎の熱にすることで、遠赤外線効果を発揮し、家や人を暖めることができる。
つまり火が消えた途端にヒュッと寒くなる、火が消えた途端に冷気の細かい粒がサラサラと家に入り込んでくるあの嫌な感じが少ないのです。
それなら灯油ストーブではなく木を燃料として使用するペレットストーブだろう、ということ。
薪ストーブは高すぎるし、薪の管理が大変なので我が家では除外です。
インテリアとしてはかなり優秀なので羨ましいですけどね。
ペレットストーブのランニングコストは節約できる?
うちの場合、という点を考慮して話を聞いてください。生活スタイルって人により様々なので、生活コストはあまり参考にならないものですよね。
でも参考になる人もいるかもなので、僕の家の場合で、ペレットストーブのランニングコストを節約できるかどうかを検証してみます。
妻とペレットストーブの炎に魅入りながら話したのですが、まず、そもそも一日10時間も使うか?という話です。
朝の9時に付けて、夜の7時に消すという感じ?
いや、朝一回つけて部屋が暖まったら、ペレットの量をごく小さくするか、止めてしまうと思います。
僕は家で書く仕事をしているし、妻は妊娠中なのでどちらも一日中家にいるのですが、夕ごはんを一人暮らしの祖母(向かいの家に住んでる)と食べているので、夕ご飯時は調理時間含め不在。およそ2時間というところでしょうか。
夕ご飯を食べ終わって帰って来て、着火して、部屋が暖まったら消化。寒くなったら就寝という感じでいけば、一日の運転時間は10時間も必要ないのではないかと思っています。
6時間~8時間程度には節約できるかも。
そう感じる程度には暖かいです。
僕の適温は低めかもしれない
あまり書く必要なさそうなことを書くので「暑くなりすぎて困ることはない?」と心配な方以外は飛ばしてください。
ちなみに僕にとっての適温はどうやら16度~18度くらいで、若干低いかもしれません。
こうして文章を書いている生活を続けているうちに割り出した適温なのですが、あったかくても寒くても作業は捗らないものです。
寒くて集中できないなと感じるのが12度から。手が冷たくて嫌なんですよね。
反対に室内温度が26度ほどになるとポワポワしてしまって集中できません。というか眠いです。
16度~18度を維持するのがペレットストーブだと難しいかなと思ったのですが、温度が上がり過ぎたらドアを解放するなどして調節すればさほど難しいことではありません。
火力(というかペレットの量)を「小」に設定すると、12、5畳の居間と隣接する8畳のキッチンが22~23度程度に保たれる、という感じです。快適な温度ですね。
ただ、妻が妊婦なので、もっと暖かい方が良いという場合はもっと暖かくする必要があります。
ペレットストーブのデメリットは感じる?
これも僕の場合ですが、よく言われるペレットストーブのデメリットは今のところあまり感じません。
とりあえず、ラッキーなことに僕らが購入したのは展示会場で利用していたもので、定価の4分の1程度の価格になっていました。
それでも工事費と併せて30万円ほどしたので、灯油ストーブを買うよりはどうしても高そうです。高い買い物です。
着火やメンテナンスは面倒?
火をつけるのは、今日設置されたので当然かもですがまだ楽しいです。
そもそもキャンプとかで火を熾すのは好きなので飽きないんじゃないかなと。
次第に大きくなっていく炎を見つめていると瞑想のような状態になりますし、朝の儀式になって良さそうと思ってます。
というか、この手間が気になるという方はペレットストーブも薪ストーブもよく検討した方が良さそうです。
ただ暖房器具という認識では面倒になることは間違いないです。灯油ストーブとかを買った方が絶対良い。
メンテナンスも、燃えカスの掃除や暖房そのものの掃除を小まめにしなければならないですが、これを楽しむ時間と興味がなければ苦行だと思います。
ペレットストーブでどれだけ冬が快適になるか
今日の今日でまだ時期尚早かなと思いましたが、数時間使ってみて非常に満足しているので記事にしてしまいました。
このあとひと月使ってみて、一冬使ってみて、どれだけ快適なのか、まだ見ぬ問題点はあるのか、できるだけ詳しく書いていこうと思います。
とりあえず今のところ今年一番の良い買い物だったと思ってます。
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