北海道のペレットストーブの普及が難しいと思う理由。

いなかを観察する

個人的にはペレットストーブが普及してほしいと思っているのですが、冷静に考えてわりと難しいことかもしれないと思った、という記事を書きます。

普及してほしいです。特に自分の身近な地域で。そうするとペレット工場ができるかもしれなくて、今よりも安くペレットが買えるかもしれないし、何よりこの森だらけの地域の資源を有効に活用できるかもしれない。

それに普及すればするほど地球にやさしいエコエネルギーを使うということになって、エネルギーの安定的な供給にも繋がる。

ところが、これから新築の家を建てる30代、40代は僕の周りには少ないと感じていて、仮にその世代の家建てる人がみんなペレットストーブにしても普及率としてはそんなに高くならないのではないかという予想。

ペレットストーブが普及すると僕の感覚で感じるレベルに達するには、多分今現在FF式石油ストーブを使っている高齢者のお宅とか、薪ストーブを使っているお宅がペレットストーブに替える、という状況だと思う。

しかし、ペレットストーブが高齢者のお宅でおすすめできるのかというと、そうとも思えない。

あくまで僕が今使っているサイカイ産業さんのSS1というストーブを使った感想になるのだけど、けっこう大変。

具体的に何が大変かと言うと、ペレットを補充するのが大変。

僕はペレットの補充をするときは一分間のスクワットをするというルールを決めていて、楽しくかつエクササイズもかねて部屋と身体を温められているのだけど、一袋10キロあるペレットをストーブ上部に入れる作業、お年寄りは大変なのではないか。

色々な種類のストーブがあるみたいだからそういう負担が少ない製品もあるのかもしれないけれどイニシャルコストは絶対に高いだろう。

また、ペレットの保管場所もなかなか確保するのが大変だと思う。

外に物置があったりするお宅は多いと思うけど、そこからペレットの袋を運んで、さらにストーブに投入するのだから、なかなか重労働です。

薪割りをして、薪を積んで、という工程と比べると比較的楽なんだろうか。

いや、薪は手間がかかるだろうけど、一度に十キロの負担を強いられるようなことはないだろう。

暖かさを重視するにしても、ペレットストーブよりは薪ストーブの方が良いと思う。

大きい土地を持っていて燃料には困らないという人も高齢者には多そうなので、わざわざペレット燃料を買うのはもったいないな、と思う人が多そうだから。

すると、少なくとも僕の住んでいる地域周辺では、ペレットストーブの普及率を上げるのは難しいのではないかという予測を立ててぐぬぬ、と思っている。

 

 

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