小説の手作り/小説のパーツを挙げる。

変なタイトル

自分の町に関する小説を書くチャンスを活かせ。取材や執筆の過程を公開していくよ。

上の記事で簡単に経緯を説明したのだけど、ひょんなことから小説を書くきっかけが得られた上、もしかしたら脚本化、舞台化していくかもしれないというので、11月から大人の遊びに興じています。

小説を書くというより、小説の手作りという感覚で、創作に関わる思考や行動を記録して行こうと思います。

その意図は、誰かの参考になればと思わなくもありませんが、人に教えようなんて偉そうな感じのことは考えていません。

そもそも僕は何となくメイキングって好きなので、そういう方に面白く読んでもらえたらなということを目指しています。できるまでを見せることができるというのは、ブログの長所の一つだと思うのです。

ブログの良いところの一つは「今どんな感じ?」を見せられるところだと思う。

CGが盛りだくさんの映画の、コンピューター処理をする前の撮影風景とかって面白いですよね。あーこんなに顔にベタベタ機械付けて撮ってたんだ―みたいなのが見えると大変だなあって思うはず。

なんかその程度に眺めて貰って、楽しんでもらえるものを書きたいと思います。

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コメディは空気?

今回はコメディタッチな物語を作ろうと思っています。

脚本にしてくださるという脚本家の方はコメディの専門らしく、逆にどんな話もコメディになってしまうと仰っているのですが、そんなバカなことがあるかよ、そうしようと思わなきゃそうはならないだろうと心の中で思ったことは内緒。

いやまだ会ってもいないのに思わずツッコんでしまうようなことを言うあたり、コメディが専門ということはそういうことなのか?そこはかと香るうさん臭さ、ふざけた真面目な方だという触れ込みもあっていよいよどれほど真剣に取り組むべきかというところだけど、まあ僕は僕である。

僕は僕で納得できるものを作ろう。そのあと運が良ければ、展開していくこともあるだろう。

それにしてもコメディ…。ハードルが高いところです。人を笑わせるというのはきっととても難しい。笑いを作るというのは、感動を作るよりずっと難しいと思う。

しかし、いわゆるコメディを鑑賞するとき、笑っているとは限らない。面白いジョークやおふざけがあるのではなく、あるのはあくまで空気。笑っても良いという雰囲気を作ることが大事なんじゃないか。

その点にとりあえず注意を払おう。ってこうやってコメディについて固く考えているところを公開する時点でちょっと損な気がするけど、仮説を立て検証するという過程は必要だろう。

この点について、そもそもコメディって何なんだ?という辺りも考えたことを記事にしても良いかもしれない。

コメディって何だろう、面白いってどういうことだろう。

要素(エピソード)集

さて少し、小説に盛り込もうと思う要素を今の段階で少し開陳しようと思います。祖母に聞いた話、今の工場長に聞いた話、地域のサロンで聞いた話が混ざっています。

・うちは鉄工所で、山仕事に使う農具の制作や修理を行っていた(前提・舞台)

・林材を切りだし運ぶときに使う「がんた」は特に工場の目玉で、曾祖父に当たる政吉さんが試行錯誤の末作り上げたものだという

・この政吉さん、なかなか頑固な職人である。農具の改良を頼まれることがあったが、元がうちの品でなければ、自分で一から作ったものでなければ分からんから改良はできないと突っぱねる。

・息子、つまり僕の祖父は職人としてのこだわりより客の要望に応えるのが仕事なのだから引受けるべきだとか、そういう方針についての口論は激しかった。

・ただし政吉さん、口論には滅法弱く、怒ると拳を震わせているものの、口からは何も出てこない。

・祖父はべらべらとまくし立てるので政吉さんの血圧が上がらないよう、周りが止めに入らねばならなかった。

・祖父はしかし基本的に怠け者で、好きなことしかできない性格である(やる気の差がすごい。僕が色濃く引き継いだ性格でもある)。おそらく家の中では、手より口の方が達者という風情だったのではないかと思われる。

・祖父に関して、献血に行っただけで午後の仕事を休んだという話し、昼休みに外に出たあと、魚釣りをしていたという話、朝なかなか起きてこなかったという話。祖父について、職人のイメージはあまりない。

・お弟子さんの話。個性豊かなようである。てんかんの発作を持っていた方、手癖が悪かった方、若い女にモテていつも女の子を連れていた方。

・朝起きると、工場の前に修理が必要な農具が置いてある。営林署職員が置いていく。

・工場からは営林署の仕事はよく分からないが営林署は一番の得意先である。

・営林署とは何だったのか(工場の視点で、幻の存在にしても面白いかもしれない。日常で不意にミステリーな発想に襲われることがあるだろう。その不思議さを面白さ、興味深さ、理解に転じるよう機能させることはできるか)。

・みんな口々に言う、「営林署がなくなるとは」。それほど営林署、営林署職員は町で幅を利かせていたようだ(営林署職員のケンカの声が外から聞こえてくるという話)。

・営林署がおぼろげな存在だという点について、「今」の視点を入れられるかもしれない(僕は営林署の記憶はない)。

・皆が言う、昔は賑やかだった、とはどういうことなのか。店がたくさんあった、町に喧騒があった。忙しかった。どうやって表現すれば良いか。

・ふいご祭りとは何だったのか。11月8日。鉄工所などで行われる祭り。この日は働かない。ふいご祭りだと言えば客は帰る。ふいご祭りは工場にとってどんな扱いだったのか。

まだまだ「要素」を集める。ストーリー、会話、空気、出来事。個別のものを集める。

これらを組み合わせ、肉付けし、ときには嘘を作り、ストーリーに組み込む。ストーリーに組み込むってどういうことだろう。そもそも論と次は軸を作る必要がある。

小説の手作り/小説のパーツを挙げる。(完)


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