1月のテーマは「顔」/毎月テーマを決めた読書で記事を書きます

例えばトラックの運転手がトラックの運転手っぽい顔をしていることとか、カフェで働いている人がカフェ店員っぽい顔をしていることとかがずっと不思議でした。

指名手配犯の顔写真はいかにも悪そうに見えるし、お金持ちの顔はいかにもお金持ちっぽい。車が好きそうな顔とか、スノーボードが好きそうな顔とか、占いが好きそうな顔とか、絶対にあると思います。

顔を見ればその人がどんな人なのかが分かるわけではありません。当たることもあるだろうけど、とても確信は持てない。

だけど仮にその人がどんな人なのかを聞く機会があれば、「あーぽいぽい」と思う確率は高いのではないでしょうか。言われてみればそんな顔だわ。あー好きそう好きそう、みたいな。

僕らみんな何となく「それっぽく」なるように出来てるんだと思う。

それっぽい人がそれをやるのか、それをやっているからそれっぽくなるのかは分かりません。多分どちらのベクトルもあるのでしょう。

もちろん顔だけじゃないです。服装とか持ち物とか髪型とか喋り方とか、色々総合して「ぽい」って思うんだろうけど、顔は基本的には持ち前のものだから、ごまかしが利きにくい、にも関わらず、やっぱりそれぞれ顔に似合ったことをしているような気がする。

何をしているとか何が好きかだけじゃなくて、優しいとか頑固とか頼りになりそうとかっていうキャラクター性、性格の部分も顔に表れがち。

逆に、例えばすごく人が良さそうなのに暴力を振るうところなどを見ると怖さは倍増じゃないでしょうか。すごく怖い顔をしている人が猫を可愛がっていたりすると可愛さが倍増じゃないでしょうか。

ギャップを感じるということは無意識のうちに「この人はこういう人だろう」という予測をしており、「ぽさ」というものがある、ということだと思います。

僕が面白いと思うのは「ぽさ」というものがあるということではなくて、人によって印象は大きく違うというわけでもない、ということ。

なんか迂遠な言い回しになっちゃったけど、「ぽさ」があるとして、それがだいたいみんな、確かめ合ったわけでもないのに怖そうな人が怖く見えたり、優しそうな人が優しく見えたりするのはなぜなんだろう。

悪そうな人、怖そうな人を見たら多くの人が悪そうとか怖そうと感じる。みんな人生経験が違い出会って来た人もまるで違うはずなのに、そういうイメージが一致するのはどうしてだろう。

分かんないですよね。でも「顔と人」って面白いなあと思うのです。

ところで、普段このブログを読んでくださってる方は、僕の顔はどんな風だと思うのでしょうか。

男であることはおそらく間違いない。優しそうな顔なのか、気難しそうな顔なのか。バカそうなのかアホそうなのか。金持ちそうなのか貧乏そうなのか。

顔とキャラクター、顔と性格、顔と職業。

現実はまだしも、アニメやドラマと言った創作物では積極的に顔を記号として使っている。アニメやドラマがあるからみんなの中に「○○そうな顔」というイメージが刷り込まれてるのかな?いやでももともと一定のイメージがあるから、デフォルメされたイメージが際立つんだろうし……。

今月は「顔」をテーマに本を読み、「顔」についてひたすら書く月間にしようと思います。

課題図書は3つ。

『他人の顔』阿部公房

『ドリアングレイの肖像』ワイルド

『顔を読む‐顔学への招待』レズリー・A・ゼブロウィッツ

今月はこれらを読んでブログ記事を書いていこうと思います。

大人の読書感想文、大喜利的なエッセイを書きます。基本的には一か月「顔」に関連したことを書き続けます。何本書くかは未定。しかし基本的に今まで通り週に3回更新ペースでいけたら良いですね。

これまでこのブログを書いてきた感じでは、まちづくりやコミュニティや創作と言ったテーマとクロスすることも多いと思いますし、途中で全然関係ないこと書きたくなったら書きます。

今月なら顔をテーマにした記事はすべて同じアイキャッチ画像を使用して、「あーテーマ記事なんだなあ」と一目で分かってもらえるようにします。

書評ブログとか本の紹介ブログにしたいわけではありません。本やその他の作品を通して、人ってこうだよね、こういうとこあるよねっていうことを考えたいのです。

ついでだし、言わないでも良い思惑もすべて書いておきましょう。

まず今日ブログに何書こうって考えるのめんどくさくなってきたから先にテーマ決めちゃおうという魂胆があります。枠組みがあった方がクリエイティビティは加速する、んじゃないの?そうだったら良いな、という実験でもあります。

次に、このブログを読んでくれる方には、僕の内面を「旧佐藤医院×文芸」という形で表したコンテンツを見せたいです(課題図書は旧佐藤医院にて撮影。冬は撮影のみですが、あったかくなったらここで読み書きして、どんどん書斎や研究室のように使っていこうと考えています)。

これは僕のまちづくりを見せるということとほぼ同意義になります。こんな風に文芸に浸れる時間を誰かと共有したいという気持ちです。僕の町に訪れないまでもブログで擬似体験ができるようなものが書きたい。

ブログのコンテンツとしては、さっき書評ブログにしたいわけじゃないと言ったけど、「本を読む」という体験を共有できたらなと思っています。

読んでいるうちにあっちとこっちが繋がったり、まったく別のこと考えていたり、読みたい本が増えたり、長年の謎が解けたりすることがあると思うけれど、パッと書評するということはせず、そういう「体験」を記録していきたい。

「顔」がテーマならこの本も良いぞとか、「顔」と言えばこんな話があって…みたいな情報も寄せてくれる方がいれば嬉しいです。

今年は楽しく楽しく本を読もう。

書いたやつリスト↓

阿部公房『他人の顔』エッセイーぼくらの外見の問題はどこまで内面の問題なのかー

1月のテーマは「顔」/毎月テーマを決めた読書で記事を書きます(完)

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