バランス良い脳が必要だ。左脳だけでは行き詰る。男だけでは息詰まる。

男性的な思考というのは、一般的には左脳主導型の思考のようです。

左脳の長所は、データや数字に強く論理的で、合理的で、システマティックで、目的があってそれを達成するという、答えに辿り着くまでのプロセスがスマートだというところだと思います。

ロボットみたいだし、普通に働いてたり勉強してたりしたらそういう能力って必要だなと思うけど、それだけじゃダメだよねという話をしようと思います。

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人間もロボット目指してるの?

左脳の一番の理想の形は、きっとロボットなんだろうなと思います。

脳科学に基づいてとかの話しではなくあくまで印象と聞きかじった知識によるものだからぜんぜん当てにしないで欲しいんだけど、僕はそう思います。

感情に左右されず、事実だけを見つめ、集め、論理的に解釈することができる。

全ての建設的で生産的な問題に対しては、やはりロボットのような頭が必要でしょう。

だってほとんどの仕事はロボットに任せたくないですか?

この資料の誤字ないか確認しておいてーとか、顧客の記録とっておいてーとか、電話して謝っといてーとか、もうほとんど何でも、ロボットができるならロボットにやらせた方が良いよ、と思うことって日常でたくさんある。

そして実際にできるものからどんどんロボットに任せてる。

生産とか利益を産む流れも「システム」なのだとしたら、そこに組み込まれるのは、忘れるし間違うし嘘つくし見栄張るし日によってコンディション違うしすぐ疲れちゃう人間よりは、ロボットの方が良いに決まってる。

その利益を生むシステムの上では、人はロボットに近ければ近い方が優秀なのです。

アトムとかドラえもんがいるからか知らないけど、ロボットって文明社会の象徴みたいなところあるし、みんなの憧れって感じがある。

実際、みんなそういう風に育てられてきました。

規律を守り、テストを受け、どれだけ間違わないか?を試されてきたし、どれだけ間違わないかがその人の評価に繋がっていく。

間違ってもいいんだよというのは、事後処理をちゃんとしろ、エラーは修正しろということであって、間違いそのものを認めている訳ではないあたり、「正解」の存在に違いはありません。

文明に傾いた社会とは

で、社会に出ると何となくだけど男が主導しているような感じがする。

トップや上司と言えば依然男性のイメージの方が強いし、ざっくり社内を見まわしてみても、男女の差は歴然とあるのではないでしょうか。

もちろん分野によるだろうけど。

しかも、前回の なぜあの人には話が伝わらないのか/男性脳の特徴 という記事でもちょっと触れた気がしますが、現在では男女差はだんだんなくなりつつあっても、いわゆる「社会」で上に立ったり起業したりっていうのは、その人が比較的男性的な能力を備えているからだという側面があると思います。

変わったのは、文明社会が認める能力を持っている人がいれば、そこに性別は関係ないよという認識が広まりつつあるというだけで、女性の女性的な部分がそのまま文明の価値になるようなシーンはやはり少ない。

それは、文明社会そのものが男性脳的で、システマティックで、誤謬を許さず、合理的で、スピーディーで、巨大な機械のようなものだからでしょう。

勝手に発展し続けるのが理想なのだとしたら、そのラインに組み込まれる人は機械的であった方が良いのかもしれません。

でも、機械の短所は融通の利かないところですよね。

想定内のことであればほぼ間違いなく完璧にこなすことはできるけれど、想定外のことがおきれば完全にストップしてしまうという印象もロボットにはある。

あと設定が間違っていて、どんな状況だろうが同じことをひたすら繰り返してしまうから、ときに暴走することもある。

人間は心が大事

例えば弁護士になりたい誰かがいたとして、司法試験の勉強を頑張っているとします。

その人はあらゆる法律や判例を理解しなくてはなりませんし、それらの知識を系統だてて論理立てて適宜利用できるように頭の中で整理しなければなりません。

その作業が全部左脳の仕事だとは言いませんが、何も司法試験に限らずとも、やっぱり試験とかを前にするともっと優秀になりたいとみんな思うはずです。

ロボットみたいに一度理解したことはサッと自動で整理できて、コピーしたみたいに忘れず、特に知識を応用して書いたり喋ったりするときは論理力とか計算力とかってスキルが欲しくなると思う。

左脳が強い人の方がなんとなくテストには強い気がする。

で、実際にサッと試験に合格して弁護士になったとして、ロボットみたいに優秀な人材だと太鼓判を押されたとして、それでも弁護士として優秀かどうかは分かりませんよね?

僕がクライアントだったら知識に裏付けされた説得力がすごい弁護士さんって頼りになるとは思うけど、話してみて、あ、やばい、この人俺のこと人だと思ってない、と感じるとぞっとします。

依頼にはもちろん答えるし、勝率はもちろん高いのは分かるんだけど、自分のことを1つの事件としか見なしていないとしらすごく怖くないですか?

それだったら親身になって話しを聞いてくれる弁護士さんの方を信用するだろう。

そんなの当たり前ですよね。

こんなくどいたとえ話を出すまでもなく、人は心が大事です。

「共感」してくれるだけで救われることもあるのです。

ドラえもんだって未来のロボットだけどドジだし肝心なところで道具出せないし、泣いたりめっちゃ笑ったりするし、すごく人間らしいからみんな好きなんですよね。

アトムだって「心優しい」から愛されるんでしょ?

だけど文明社会は、その心の部分を下位に見てしまう傾向があると思う。

心の部分すらシステマティックに理解して、利用するというところがあるのではないでしょうか。「こういう受け答えをするとお客さんは安心してくれます」、みたいなことが載ってる接客術の本みたいに、僕らはそういうものを「スキル」と捉えている。

そうなってしまっていると僕は感じるので、文明に傾いてるなと思うのです。

そして文明に傾いた状況と言うのは左脳の能力に傾いた状態だからこそ、ロボットのような状態だからこそ、融通が利かなかったり暴走してしまったりして、問題を前に行き詰って、解決できずに、システムが崩壊する、ということではないでしょうか。

両方の脳ををバランス良く

それ以前にまず、コミュニケーションの崩壊がありますよ。

という話を なぜあの人には話が伝わらないのか/男性脳の特徴

とか

僕らが問題を解決できないワケ/問題に対する態度の話し

の記事とかでしてきました。

問題の解決というのはもちろん容易なことではないし、そもそも問題の共有も簡単なことではない。

じゃあ、どんな問題も解決できるようにもっと優秀になれば良いのだ、もっと処理能力を挙げれば良いのだ、と考えるのはロボットです。

解決ではなく「共感」を求めることも我々人間にはあるでしょう。

左脳のことは便宜上、男性的な脳みそだと言う話を前回はしました。

じゃあ女性の脳は右脳なのかというとそういう訳ではありませんし、感情を司るのは右脳なのかというとそれも乱暴な話だと思いますが、一般的に女性は「共感力」が強く、表情や空気の変化を察知する能力が高いと言いますよね。

それは右脳が発達しているというより、右脳と左脳を繋ぐ脳梁が太く発達しているからなんだよって聞いたことがあります。

右と左をつなぐ歌

だからって女性の方が優れているのだなんて極端なことにはならないでしょうが、左脳的な能力に偏り勝ちな現代は特に、左右の脳みそをバランス良くつかうことが大事になってきそうですよね。

いずれにせよ、男性(脳)だけでは行き詰るのは間違いないと思います。

男性だけでは息詰まるのは間違いありません。

そんな臭そうな社会嫌だ笑。

バランス良い脳が必要だ。左脳だけでは行き詰る。男だけでは息詰まる。(完)

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