休みの日に読まれないブログの嘆きとひらきなおりのブログ哲学

ブログについて

僕のこのブログは、休みの日に読まれない傾向があります。

土日に若干アクセス数が下がるのが常なんだけど、こうやってゴールデンウィークみたいな連休になるとひどくて、100とかの単位で落ちます。

伝わるかどうか分からないけどこの感じをありのままに表現すると、僕のブログは「放課後なら惰性で遊びに誘ってもらえるけど、土日にわざわざ誘ってもらえるヤツではない」みたいな立ち位置。

「いても邪魔にはされないけど、いないからって問題になるヤツではない」みたいな。

それまんま僕。

僕が書いたブログも僕みたいになるって不思議。いや不思議でも何でもない。僕が書いてるんだから。困ったヤツだなと思うけど自分の分身だと思ったらいっそ愛おしい。

だからゴールデンウィークだけど僕は遊びにもいかんと部屋で通常通り、こうして分身たるブログ氏のパッとしないダッシュボードを開いてみては、大丈夫おれが付いてるからねって宥めすかすようなことをしている。

 

どうせ休み明けまで読まれないんだからと開き直って、独り言のように自分のブログのことについて思いついたことをだらだら書いてみます。

休みに読まれないのってなんでだろう?ってことから。

でもそれは何となく分かるんだよな。

なんか気軽ではないんだと思う。

僕の文章は変に真面目というか、いまいちリラックスしてない。

だからそういう心境のときには良いんだろうけど、お休みで余計なこと考えたくないわってときにはちょっと違うっていうか、忘れられる存在。

ちなみに実際の僕は真面目でもなんでもない、というか真面目なんだけどそれは気が弱いが故にかぶっている仮初の真面目であって、何事もあたりさわりなく行きたいっていうメンタリティによるもの。だから変に真面目。根っからの真面目じゃないから深みも足りない。

「ご自由にリラックスしてください」って言われたら「自由にリラックスしなきゃいけない」と思って結局リラックスできないんだけどリラックスしてる感は出していきたいみたいな姑息な人間で、そういうのが書くブログだから、やっぱりそういうとこが出るのかもしれない。

 

「変に真面目」と言えば、今書いてて高校の学園祭のこと思いだした。

バンドライブの時間、僕も高校生らしく盛り上がろうと考え、みんなに混ざってステージの際まで行ってバンバンそこ叩いて自分なりに楽しめたなと思ったときのこと。

終わったあと同級生に「今日頑張ってたねえ」って言われた。

お遊戯頑張った子どもを褒めるみたいだった。

えなにこれ恥ずかしい。頑張ってたのバレた…って思いながら曖昧な返事をしたとき、僕のかいた汗や枯れた喉を通り抜けた空気の感触が、寒気というよりは虚しさとしてかたまって胃に落ちた。

ピエロになった気分だった。

ああでも確かに僕は頑張って楽しんだ。

騒いでもはしゃいでもいまいち楽しくならない熱くなれない僕は、みんなが純粋に楽しんでいるあの中でも変に真面目だった。変に真面目にリズムのズレとか気にしながらステージを叩いてた。

変に真面目だと楽しむフリしたって頑張ってるようにしか見えないし、こうしてゴールデンウィークだからって気を抜いた記事を書こうと思っても、根底にはあくまで自分が更新すると決めている水曜日だから書くのであって、やっぱ変に真面目で、どこか頑張ってるところがあって、微妙に日陰の匂いがただよってしまうのかもしれない。

でも、あんまり表に出ないから分かりにくいかもしれないけど、そんな僕だって楽しいことはあって、僕の彼女は僕がじんわり楽しんでるときに「楽しそうだね」って言ってくれる人で、そういうときは異常に嬉しい。

僕にも、伝わる人にはちゃんと伝わる体温がある。

ブログはあくまで楽しくて書いてる。僕は変に真面目だから頑張って書くんだけど、楽しいから頑張るのであって、頑張って楽しんでるのとは違う。学校祭のときとはまるで違う。

文章を書くのは汗もかかないし喉も枯れないけれど、はしゃいだり騒いだりするときよりずっと確かな微熱を発しながらキーボードを叩いていて、目にも多分、力が入ってて、この楽しい楽しい時間の積み重ねが同じくらいの体温を持った誰かと繋がるきっかけを作るんだと思う。

 

休みの日にブログのアクセス数が落ちることは、運営上はゆゆしき問題なのかもしれません。

でもこのブログは紛れもなく僕のもので、僕が書いた文章でできている。

それが結果的に僕みたいなヤツになってて、休みの日にはあまりお呼びがかからないヤツになっているからと言って問題視するのはなんか癪だし、テクニカルに取り繕おうと頑張っても、多分僕はそんなに楽しくならないんだろう。

社会に求められる人間になるのも大事だと思うけど、それで結果ピエロじゃ泣くはめになる。顔面蒼白のまま笑顔を張り付け、虚しい玉乗りをしなきゃいけなくなる。こわいこわい。

僕はいつか、もっと今より色んな人に読まれるようになったら、内容はネガティブでもパッとしなくても、「お、ツカダ楽しそうに書いてる」って思って貰えるようになりたい。

だから僕はそういう人に届くように、あくまで僕なりの自然な温度を保ったままで、頑張らないといかんと思う、ってところで、今日のところは納得しよう。

 

 

休みの日に読まれないブログの嘆きと開き直りのブログ哲学(完)

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