自分で考える創作論

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小説にあるのは骨組みか、それとも枠組みか

小説にあるのは「枠組み」かもしれない。 小説を書くときに意識すべきは「骨組み」である、と思っていた。 だけど、「枠組み」の方が僕には合ってる可能性がある。 いや、骨組みと枠組みはそもそも違うものでしょ?「プロット」と「テーマ」を比べて喋って...
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総クリエイター時代に「コンテンツ」だけ作る愚。魅力的でオリジナルな「枠」が作れる時代

何かを作る、生み出す、表現する、発信する。そんなとき、「枠」が大事。「枠」も大事。ということを最近は考え続けています。     この記事では、過去の二記事よりもっと創造的な分野、クリエイティブな分野に絞って「枠」について考えていきたい。 一...
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「枠にとらわれない」と「枠をとらえる」

なにかと「枠にとらわれない」ことが良しとされることが多いです。 現状打破、斬新なアイディアの発想、マンネリの解消などなど、日常の問題をクリエイティブに解決する手法の一つとして、多くの心の中に「枠にとらわれない」というキーワードがあるのではな...
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作品は、内容だけじゃなく「枠」が大事。超大事。

あらゆる作品の、内容が大事なことは間違いない。コンテンツイズキング。でも「枠」も大事。 むしろ今は「枠」の方が大事と言っても良いかもしれない。「媒体」、「プラットフォーム」、「額縁」。 考えてみると作品の枠には実に色々な名前がついていますね...
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創造力に自信がないとか、クリエイトに興味がないとか関係なくクリエイティブに巻き込まれる時代

創造力に自信がないとか、クリエイトに興味がないとか関係なく、クリエイティブに巻き込まれる時代だと思います。 創作やクリエイトの分野って、印象としては人口の15%くらいの人が成人するまで維持している特別な能力って感じがしませんか。 「クラスの...
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言葉にする、言語化することは、基本的には物事を矮小化することだ

言葉にする、もしくは言語化する、ということは、基本的には物事を矮小化することだと思います。 例えば、謎の体調不良に見舞われた経験は誰しもあると思うのですが、原因が謎な状態のときってめちゃくちゃ怖くないですか。 どうしてだか身体に力が入らない...
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創作意欲がポジティブなときに湧く人とネガティブなときに湧く人

日本文学というくくりで言えば僕は谷崎潤一郎に憧れを抱いているのだけど、河野多恵子著『谷崎文学の愉しみ』という本の中に面白いお話しがありました。 ちょっと長くなるけれど引用させてもらいます。 一体谷崎の創作衝動はたとえば失恋には不向きなのであ...
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文学は問い、音楽は解

文学と音楽はよく似ている、親和性がある、と感覚で思うものの、両者はまったく違うものだ、という考えもずっとありました。 だって、よく似ていて親和性があるだけだったら、僕は小説を書くだけでなく歌を作ることにももっと関心があって良いはずだと思った...
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小説を書く動機と原動力、小説が読みたくなるきっかけと理由

この記事は 「小説とは何か?」を具体的に考えるための25の質問 という記事のうち 小説を書く(読む)上での、あなたのガソリンはなんですか? という質問に答えた自問自答記事です。 小説を書く意味も意義もなくても構わないと思ってるけど、なぜより...
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【中島敦】『山月記』李徴の詩に足りなかったものは何だったのか

中島敦『山月記』でぼくがずっと引っかかっていたのは、虎となった李徴が道の途中で袁傪と出くわしたとき、書きとって残してもらうために自分の詩を聞いてもらう場面。 李徴の声は叢の中から朗々と響いた。長短凡そ三十篇、格調高雅、意趣卓逸、一読して作者...
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