好きな作品と雑談

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【とある科学の超電磁砲】「パーソナルリアリティ 自分だけの現実」と努力の手触り覚書【佐天涙子推し】

アニメ『とある科学の超電磁砲』を見た。というかコツコツ見ている途中。アニメも途中だし、原作読んでないし、まだまだ浅い知識ではあるけれど、作中で頻出する「パーソナルリアリティ」という概念について、面白いのでブログに残しておく。 好きなキャラク...
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【江戸川乱歩】『人間椅子』 結局、椅子の中に人はいたのか

江戸川乱歩『人間椅子』のラストは、「先に届いたお手紙の内容はすべて創作でした」ってものですね。 一応人間椅子のあらすじを簡単に書いておくと ①売れっ子作家佳子のもとに手紙が届く ②差出人は家具職人。彼は自らの容貌の醜さを儚み、自殺を考えるこ...
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川端康成『雪国』冒頭「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」と町屋良平「夜のした」という表現の意図を比べる

川端康成『雪国』の冒頭は非常に有名ですよね。 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」 二文目は「夜の底が白くなった。」 「夜の底」という表現が独特であります。 なぜかと言うと、「夜」には普通「底」がないからです。 「底」という言葉が...
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映画『レディバード』/「同じことだと思わない?”愛情”と”注意を払う”は」

プライムビデオで映画『レディ・バード』を見ました。 本編中に以下のようなセリフがありました。 「同じことだと思わない?”愛情”と”注意を払う”は」 don`t you think maybe they are the same thing?...
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【麻倉葉 名言】オイラは無理はしない  だから無理じゃない

僕は過剰なまでに無理をしない性格です。 多少の眠気を押してでもやり通すとか、痛みをこらえてやり遂げるというようなことはよほどの強制力でもない限り滅多にせず、無理をしなきゃならない一歩も二歩も手前で休みます。 いくらなんでももう少しくらい無理...
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賢い人はいつも機嫌が良い

賢い人はいつも機嫌が良い、という仮説を持っています。 というより、僕はいつも機嫌が良い人に賢い印象を抱きやすいという感じでしょうか。 賢い人には憧れてしまいますからね(相棒の右京さんとか架空の人物が多いですが)、どうしても賢い人ってどうなっ...
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冬が嫌いになりきれない

いつかの冬、家の近所の交差点で交通事故を体験した。 母が運転していた車の角に右側から来た車が接触しくるくるっと回った(とまれでちゃんと止まらなかった母が悪い)。 旭川に行こうと出かけた晴れた日曜の朝で、僕はおでかけがあまり好きじゃないかった...
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太宰治『桜桃』/子が生まれてから読む「子供より親が大事、と思いたい」

自分の子どもが生まれてから太宰治『桜桃』を読めば、少し印象が変わるだろうと思って読んでみました。 なぜ『桜桃』かと言えば、「子供より親が大事、と思いたい」というフレーズが頭の中にしっかり残っていたからです。 奥さんと言い合って(正確には言い...
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ラーメンズの名前の由来がオシャレだった/枠を重ねると箱になる

トップランナーっていう番組でラーメンズの名前の由来を小林賢太郎さんが話していた記憶があります。 ラーメンズのラーメンはドイツ語の「rahmen」で、「枠」とか「額縁」という意味があるそうです。 「ラーメンズ」というコンビ名では、この「rah...
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谷崎潤一郎『細雪』/雪子の陰翳を担うトラブル(下痢)が示す日本的な美

『塩一トンの読書』という本の中に 作品のなかの「物語」と「小説」―谷崎潤一郎『細雪』 という章がありまして、このブログで紹介したい考え方があるのでまず該当箇所を引用させてもらいますね。 雪子についての叙述が、ドラマ性のうすい、日常のこまごま...
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