読書する時間はあっても読書を続ける体力がないです。
体力というより、本を読むとまず首が疲れる→肩がこる→肩から首、頭にかけてこる→目がしょぼしょぼする→頭が痛くなるのサイクル。本当に悩ましくて憎たらしいものです。
いっそ身体を捨てて本と動画を見続ける概念としての存在になりたいと思いますよね。
僕はそれくらい首のコリが慢性化してるようなので、ものの数分で首から頭にかけて重くなってしまって、読書が続けられないです。
みなさんは重い本、大きな本はどうやって読んでますか?
持ち上げて読むのは辛いのでソファに座ってお腹あたりに設置するか、テーブルの上でお勉強するみたいに読むことが多いのではないでしょうか。
一冊読み終わるのにかなりの体力を要しますよね。そして首が痛いですよね。
肩に子泣き爺でも乗ってるんじゃないかってくらい辛くなって、寝ても覚めても頭が重いみたいな症状に悩まされているのですが、寝ながら楽に本が読める「怠け者メガネ」というものがあると聞いてすぐ買いました。
この、これです。
もっと本を読みたい、だけど首が痛くて、かなりの確率で頭痛に発展して辛いという方。
長時間読んでるけど、正直集中力はかなり早い段階で切れてるんだよな、という方。
今日は一日読書を楽しむぞと思ったのにすぐ力尽きちゃう人。
怠け者メガネなんて名前に騙されちゃダメです。これはむしろ勤勉メガネです。
Contents
寝ながら読んで首も腕も疲れないからどんな本も怖くない
怠け者メガネは寝ながら本を読むときにも楽ちんなので、寝る前、起き掛けの読書にも最高の相棒です。
ベッドで本を読むにしたって、腕が疲れないように身体に本を寄せれば首が疲れるし、首が疲れないように本を持ち上げたら腕が疲れる。
これを繰り返して両方疲れて本を閉じるってのがいつものパターンですよね。
文庫本ならまだ良いですが、重い本、分厚い本はきついです。しかし分厚い本ほど欲しくなりませんか。立派な装丁をみるとウハウハした気分になりますよね。
つい買っちゃって、嬉しくて枕元に置いていつでも読めるようにしてあって、でも重いから読めなくて、罪悪感に押しつぶされるけどいざ姿勢を正して読み始めると頭の重さで首が押しつぶされるというジレンマ。
怠け者メガネがあればお腹の上に本を乗せて読めますから、どんな本も怖くありません。
ただ、寝ながらリラックス読みも良いのですが、僕は立って本を読むのがおすすめ。スタンディングデスクですね。一番攻撃的に文字が追えます。
怠け者メガネの見え方はどうなの?
見え方は僕もあんまり期待してなかったのですが、思った以上にクリアに見えます。
正面に向けたメガネのレンズに映る下に置いた本の背表紙。
※この本は『ナチュラルナビゲーション』という本です。好きな本なので今度レビューを書く可能性があります。
メガネを通してみたときに少ーし小さく見えるというか遠く見えるかな?という感じはあります。
中心部はかなりクリアで最高なのですが、上下左右に反射したメガネ自身が見えていて最初は気になるかもしれないです。また、中央にも少し死角ができるので気になる方はいるかもしれません。
これは慣れるのか、それとも使っているうちにどんどん嫌になってくるのか、今のところは分かりません。僕はむしろ没入感があって良いなと感じてるのですが。
疑似体験がしたい方は両手でゆるいグーを作って、望遠鏡を覗くみたいに目に当ててみてください。視界の遮られ方は大方そんな感じ。その視界のまま本を読んで平気か?を確認してみると良いですね。
本当に長時間の読書に耐えられるか?
これは人によるかなーと思うのですが、僕は寝そべりながらの読書(二時間くらい)でけっこう目の疲れを感じました。
なんだよ無限に読めるんじゃないのかよ、と思いますよね。
寝そべってると寝返りうったりしたいけど、怠け者メガネではそれができないというのが大きいのですよね(だから僕は立って読むのがかえって一番楽)。
酔った感じがするというレビューもありましたが、確かに、そういう感覚を持つ人はいるかもしれません。
目が左右で分けられているからか、やっぱりいつもとは違う見方をしている可能性があります。感覚としては、視力の弱い方の目に負担がかかってるという感じでしょうか(メガネでコンタクトで視力を矯正している方にはあまり関係ないかもしれません)。
怠け者メガネだけに頼らず、普通に読んで、疲れたら怠け者メガネ。ときたま外して普通に読んで、という風に、疲労を分散させながら読書をするというスタイルがおすすめです。
ただ、首にかかる負担はものすごく軽くなります。
怠け者メガネの明らかな欠点と使用時の注意点
怠け者メガネの欠点は、ダサいということが一つ。
せめて白黒にしてカッコよくしようと思いましたが、どうしてもダッさいですね。
外出時に使うものではないことは間違いありません。
また通常のメガネだとレンズがはめ込まれているはずのところに、突き出た反射装置があるわけですから、収納面でもちょっと戸惑います。あとちょっと重い。
ただし、ご家庭に引きこもって読書にいそしむには最高のアイテムです。
理想の読書スタイルとしてはしっかり椅子に座って、優雅にコーヒーでも飲みながら楽しみたいところですが、首が痛くて本読めないじゃかっこいいもクソもありません。
なりふり構ってられないとはこのことですね。読書は中身が大事です。
ダサかろうがなんだろうが本が読める。1時間が限界だった読書が3時間になる。
積読本も解消できる。
まとめ
怠け者メガネはむしろバリバリ本を読みたいよという人におすすめのアイテムです。
中でも、僕のように慢性的な首のコリに悩まされているという方は、読書でかかる負担が大きいと思いますから、頭を正位置に保ったまま読書ができるというのは嬉しいはず。
また、この記事を読んで、自分は本を読んでいる間かなり没入するので、首のコリなんて気にしたことないなあという方もいるかもしれません。
僕も昔はそうでしたが、27歳くらいから老化現象と運動不足も相まって、身体のコリが辛くなって参りました。
今は若く首の痛さなんて大したことないぜという方でも、読書家なのであれば首と肩を大事にするために持っていて良いアイテムだと思います。本当にダサいけど。
※ついでに、書く作業をするときはどうなんだと思ったので検証してみました。
ポメラを利用する際、微妙に俯き加減になるので長く書いていると首が痛くなるなと思っていたのですが、少なくとも怠け者メガネを装着した状態でポメラを視界に入れて、快適に執筆するのは無理でした。
同じく紙に書くのも違和感がすごくて無理。書く作業は普通にした方が良さそうです。
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