小説を書いたりしていると悪夢が見たくなるのは僕だけじゃないはずだ。
スティーヴンスンが『ジーキル博士とハイド氏』を書いた経緯について、小沼孝志氏の解説で以下のようなエピソードが書いてありました。
ある夜のこと、睡眠中に恐怖の叫びをあげる夫の声に驚き眼をさましたファニーがルイスをゆり起こすと、彼は不服そうに、「なぜ起こしたんだ。せっかく恐ろしい夢を見ている最中だったのに」といった。
夢は貴重な創作の源であり、普段の頭では考えられない光景や、まともに考えていては辿りつきようがない突飛な展開を見せてくれる。
もちろん小説を書く人全員が悪夢を求めるわけではないと思うけれど、悪夢を見たあと「自分の頭の中にこんな恐ろしい発想があったのか」と興奮する人もいると思う。
そして、いつの間にか悪夢を求める心が芽生える人も一定数いると思う。
悪夢を見る方法をいくつかメモしておく。
個人的な経験則によるものだし信憑性は薄いけれど、意識的に悪夢を見たいと思った日に試してみると良いかもしれない。
怖い話を聞きながら眠る/読んでから寝る
悪夢を見る確率は5%ほど。厳密な数字じゃない。つまり、大変低い。
悪夢を見るために怖い話を聞きながら床に入るというのは安易は発想だとは分かってるけど、まずやるとしたらこれ。
僕は怖い話が好きで、毎日のように怖い話を聞きながら寝ているけれど、悪夢を見る可能性は大変低い。
それもそのはずで、怖い話と言っても多岐に渡っており、単に不思議という話からホロリとする話まである。怖すぎる話は目が冴えて夢に必要なウトウトがなくなってしまったりする。
とは言え試してみる価値はある。
病気になる
悪夢を見る確率は少々上がる。体調が悪いとき、不思議な夢を見たことがある人は多いと思う。
病気にならないまでもちょっとした体調不良、
難点はわざと病気になることができないということ。
非常にくだらない話。
都市伝説を試す
ろくな夢を見ない方法は
例えば僕が知っているのでは両手の指をクロスして、胸の上でさらに腕を交差させて寝るとか。
悪夢ではないけれど、枕の下に好きな人の写真を忍ばせておくと夢に出てくる、という話もあるから、怖い写真かなんかで応用できるかもしれない。
いずれも、寝る前に不自然なことをして意識を高めておくという共通点がありそう。
ただ漠然と見たいと思うだけでなく、何となく「こんなことしたら悪夢を見てしまうかもな」と思えるような、いつもと違った行動を取ると良いかもしれない。
「ホ・オポノポノ」を試す
知人に教えてもらった。ハワイに伝わる一種の瞑想法。頭と心を浄化することができるという。
方法は簡単で、「ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています」の4つの言葉を、心の中で唱えるだけ。
自分のインナーチャイルドというものに話しかけるつもりでやるのだとか。
スピリチュアルやオカルトに関しては僕は常に半信半疑。積極的に信じていないけれど、否定するとつまらないと思うどっちつかずの人間。
教えてもらった日は試しに心の中で唱えてみた。しっかりインナーチャイルドという、自分の内にいる、なんでしょう、弱い自分というか、幼い自分を意識して唱えた。
悪夢を見て飛び起きる、という経験をしたのはこの日が初めてでした。
翌日も悪夢を見て、脂汗を流しました。
恐ろしくなって調べると、「浄化の過程で悪夢を見ることがある」と記載されているページがありました。
今のところこれが最強でした。
実は似たような記事を書いてます↓
悪夢を見たらメモを取ろう
同じ過ちを何度繰り返してるだろう。
夜中にハッと目が覚めて、恐ろしい夢を見た、気持ち悪い夢を見たと思ったけれど、次に眠りについて朝目が覚めるとすっかり忘れてしまっている。
何となく気持ち悪い感覚は残っているのに、肝心の内容が思い出せない。
もしくはこんなこともある。内容は覚えているし確かに気持ち悪いと思ったのに、思い返してみると何が悪夢なのかさっぱり分からない。
人に話すとむしろ笑われたりする。
夢の中では確かに恐ろしいと感じたのなら、それが恐ろしく感じる要素が必ずあったはずだ。
できるだけ詳細にメモを取ろう。
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