【2歳児の日本語シリーズ】うーたんと遊ぶ、うーたんで遊ぶ

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「うーたんであそぼー」ってうちの子が言った。

「いないいないばあっ!」という番組に出てくるキャラクターで、以前友人からプレゼントしてもらったお人形が家にあるのだけど、それのこと。

「うーたん と 遊ぶ」でしょ?と直してしまった。

「うーたんで遊ぶ」で日本語としては一向問題なく、「うーたんと遊ぶ」と言って欲しいのは、親である僕らが、うーたんというキャラクターの人形をまるで本物のお友達のように扱って欲しいという気持ちが先行しているせい。

それはそれで感情として間違ってはいないのかもしれないけれど、僕ら大人は人形を、本当は意志を持たないおもちゃだということを知っていながら、それでも意識的に擬人化して扱うという複雑を了解しているから、「~で遊ぶ」という明らかに「モノ」として、もしくは「道具」として扱う助詞が相応しくないと思ってしまう。

子どもにとってみたら他のおもちゃと変わらず、例えばピアノであそぼーとか、太鼓であそぼーとか、積み木であそぼーと言っているのとまったく同じ流れで「うーたんであそぼー」と言ったに過ぎないのに、「うーたん「と」あそぼ、でしょ?」と直されたらなぜなぜ?って思うかもしれない。

ちょっと押し付けがましかったかなと反省するものの、やはり人形に関しては「と遊ぶ」と言うのが相応しいような気がするから、まあ今後もっとナチュラルに、このニュアンスを伝えていけたら良いなと思う。

 

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