自分語りです。
すごく情けない話になるのだけど、僕は正直、子どもの頃に戻りたいと思っています。
「自由を手に入れる」とか「好きなことをする」ということを目標に生きている人はこの時代とても多いと思うけれど、それって深く突き詰めて考えれば子どもの頃に戻りたいってことなんじゃないの?と自分に関しては思う。
それから、ああこれはもしかしたら大きく二分される概念なのかもしれないと思いました。
つまり、突き詰めれば「子どもの頃に戻りたい」という感覚を持っている人と、「大人だからできることこそをやりたい」という感覚を持っている人に分かれるのではないかと。
子どもの頃にやっていたことをするために自由が欲しい人と、より大きなことをするために自由が欲しい人。
世間体を考えると後者の「大人だからできることこそをやりたい」人の方が信頼できるしカッコいいのかもしれませんが、僕は残念ながら「子どもの頃に戻りたい派」だということが何となく分かりました。
この辺をもう少し掘り進めていきたいと思います。
子どもの頃の欲望がそのまんまで大人になりました
ちょっと考えてみると、僕の願望が子どもそのものだということが分かりました。
好きなアニメをずっと見ていたい、夜中に急に出かけたりしたい、たまに友達と話がしたい、好きな時間に食事がしたい。
好奇心があり、同時に臆病であり、退屈しがちで、なんか持て余してる感覚がいつもある。
僕が住んでいるのは人口1200人程度の超田舎だからいつも穏やかなのだけど、連休中のいつにもまして穏やかな空気と春の風に煽られてなんとなくノスタルジックな気分になって、ああ、僕はいつまでも子ども時代の再現をしたがってるんだなと感じたのです。
思えば僕は永遠の夏休みを目指してここまで生きてきた気がします。
男と生まれたからには大きなお金を稼ぎたいとか、社会問題を解決したいとか、大勢の人に評価されたいという気持ちはとても少ない。
僕の願望はせいぜい自分の身体が動き回れる程度の小さな世界の中で、虫眼鏡の目を持って、思いついたときに思いついたことをやって、小さく感動に浸るような生活がしたいということ。
しいたけ占いに自分の子ども性が書いてあった
こんなことを考えながらふと「しいたけ占い」の上半期を読んだのですが、当たり過ぎててびっくりしました。ちなみに僕はおうし座。
僕は理詰めがあまり得意ではないという自覚があるので、なんか進むべき道がぼやっとしてきたなーってときはスピリチュアルなものも参照してみることがあります。
と言っても知人に教えてもらった「しいたけ占い」しか読まないのですが、なんか言い当てられる気がするんですよね。
少し長いのですが、この記事の「子どもの頃に戻りたいと思ってる僕」を言い当ててる文があったので引用させてもらいます。
あなたの世界観って「小さい頃に見た、懐かしい世界」にかなり深く影響を受けているのです。(中略)
あなたは「まだ自分が子どもだった頃に、目を輝かせて見ていた商店街などの世界」がとても心に残っている人なのです。
牡牛座の人って、大人になったときにすごく違和感を覚えます。大人として自分も振る舞うことができるし、周りにいる人から大人として扱われているんだけど、でも、それって「自分が演じている一部」という認識があるのです。(中略)
あなたは「結びつきが強いふるさと」がある人なのです。大人になった牡牛座って急に髪色を変化させたり、急に旅に出てしまったり、ある程度過激な行動を取ることができます。どうしてかというと、「子どものまま大きくなった人」だからです。だから、「大人になる」ってどういうことなのか、意識の上でよくわからないところがあったりします。
僕のまちづくりはどこにいくんだろうか
一方で、僕はずっとまちづくりに興味がある。
でもやっぱり、まちを有名にしたいとか、大勢の人が集まる場所にしたいと思ってるわけじゃない。僕はノスタルジーを守りたい。頭の中にある、過去の町の喧騒を再現したい。
僕はこの小さな世界を守りたいと考えてるだけで、大きくしたいわけじゃないです。
この小さな箱庭的世界を充実させたい気持ちはあるけれど、箱庭的世界観を越えたいとは思いません。
しいたけ占いでは、あなたは子どものまま大人になった人だけど、今年の上半期で「自分が大人だってことに突然気付く」とも書いてありました。
確かに!子どもが生まれたくらいのときに、あ、大人だ、と思った。
どうしてかというと、それは「自分の生活を、自分の力で本格的に組み立てたい」という気持ちが、今までにないぐらいに強くなってきているからなのです。
もちろん、あなたから特別な「子どものままの心」は失われません。でも、いつまでも子どもでいることに対して窮屈さも感じ始めたのです。
あなたが今やりたいこと。
それは
大人になって、自分で頑張って、自分の衣食住や働き方などを、本格的に、自分好みに変化させていきたい。毎日帰るのが楽しみになるような部屋を、少しずつ自分で家具を揃えたり、DIYなども少しやってみたりして、「大人としての私」が住むのにふさわしい場所を用意していきたい。
その通りでした。僕のまちづくりはこんな感じでした。
そんで僕は自分の秘密基地に信頼できる友達を招いて、ノスタルジーを作る、みたいなことがしたいのです。
その、信頼できる誰かというのが僕にとって「本が好きな人」、「小説を書いている人」だった。他人をとりあえず懐に入れるのに必要な、もっとも強い共通点がこれだった。
だから「創作合宿ができる町」を作ろうと考えてるってことですね。
納得した。
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