まちづくりの大事な目的は魅力的な市場を作ること

地方、過疎地域、田舎の大きな問題は「市場として機能していない」ということではないでしょうか。

結論を先に書けば、まちづくりの大事な目的は魅力的な市場を作ることだと思う。

魅力的な市場というのは、決して「稼げる市場」のことではないです。僕がここで考えてるのは。

ここで考える魅力的な市場というのは、自らが提供したいもの、提供できるものと、その場の需要がマッチする予感があるかどうか、だと思う。

誰もが億万長者の資本家になりたいわけじゃない。稼ぐことは大事だけど、稼ぎがすべてを肯定するわけじゃない。この世は資本主義だけど、社会の主義が個人の心を規定するわけじゃない。

自分像と現実がマッチしているかどうかを重視する人にとって、自分の延長であるところの現実の市場、現実の地域が魅力的であることが大事だと思っています。

そのためのまちづくりを考えています。

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僕の町の話をさせてください

もう少し具体的な話をさせてください。

あくまで僕の好みの話であり、僕が身を置きたい現実の話です。

僕はこのブログやnoteでずっと、まちづくりや創作に関する発信を続けてきました。

僕自身小説を書き、小説で生計を立てたいという願望があります。

一方で故郷を魅力的な場所にして、その魅力的な現実の中で小説を書いて生きる日々を夢想しているのです。

組み合わせて、創作に適した環境を作り、作家さんが書きに来るような町にしたいと思いました。民泊を始め、コワーキングスペースを管理しています。組み合わせれば良い創作環境だと思っています。

この環境を作るのは、空白の多い田舎が適していました。

それから、もし、今後多くの方がこの町に執筆や研究といった内向的な動機で訪れるとしたら、と妄想し続けました。

ニッチな仕事でも楽しそうで魅力的

もし創造や研究で繋がる場を作ることができたら、オリジナルの万年筆を作る作家さんが現れるかもしれない、と思いました。

また、文芸を愛する人は甘いものと猫が狂おしいほど好きだという偏見があるので、もしかしたらそう言った人たちを相手にするお菓子屋さんを考える人が出てくるかもしれない。

手が汚れず、意外に低カロリーなお菓子を作ってくれるお店があったら最高。現状、田舎でお菓子屋さんを展開するのはリスキーですが、強力な文脈(ストーリー)があれば成り立つ可能性があります。

このように、一つの個性やコンセプトを推し進めていけば、ユニークな生き方、個性的で創造に富んだ働き方ができる人が増える可能性があると考えました。

こうして、魅力的な文化のある一帯を発信することで、全体の利益となり、地域では大きいお金を稼げなくても、ネットを使って物販したり、世界観を売ることでそれなりに生きていける環境が作れるかもしれない。

すべてかもしれないの世界ですが、僕が一人でまちづくりについて考え続けているのは、このごく個人的に魅力的だと感じる市場を作るためです。

こういう個性のある場を作ればこういう人が楽しく生きられるかな?を考える

少し自分の話に寄り過ぎてしまった感があるので、もっと普遍的なことを書いてまとめとします。

僕が魅力的な市場を作るのに大事だと思うのは、こういう個性のある場所ならこういう人が楽しく生きられるかな?と考えることです。そしてその人の生活は魅力的で楽しそうだろうか?と考えること。

文芸寄りの、創造に適した環境を町に作ることで、派生してその周辺が整っていく。

そうすれば、こんな風に働きたい人、こんな風に生きたい人にとって魅力的な土地になるんじゃないか、と考えてきました。場というストーリーを共有することで、それぞれ個性的だけど、それぞれが緩く関連し合いながら生きていける。

所詮大衆に向けて正解を拵えるのは無理な話です。誰にとっても無難に魅力的な地域は観光地であって、「それぞれの魅力的な暮らし」とは一線を画す領域です。

誰かの暮らしがデザインできるきっかけを作ることが、魅力的な市場を作ることだと思うのです。

 

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