文明と文化

ライトノベルは軽いのか、それとも明るいのか

ライトノベルの定義って明確な答えが出ないままになっていると思う。 出版レーベルによるのか、内容によるのか、挿絵があるかどうかで決まるのか。 どれもライトノベルを構成する要素になるには違いないけれど、それはどれも十分条件でしかない。 いずれに...
表現力の向上を目指して

ブログ、日記の効用。極小の自己実現を繰り返し自分を育てる

今日は、文章を書くとか、絵を描くとか、そういう作業って「小さな自己実現」を達成して、検証する、というサイクルをわりと早いサイクルで繰り返すことがやっぱり重要だと思うんですよね、という話を書きます。 その話のために引き合いに出したい動画ありま...
好きな作品と雑談

【江戸川乱歩】『人間椅子』 結局、椅子の中に人はいたのか

江戸川乱歩『人間椅子』のラストは、「先に届いたお手紙の内容はすべて創作でした」ってものですね。 一応人間椅子のあらすじを簡単に書いておくと ①売れっ子作家佳子のもとに手紙が届く ②差出人は家具職人。彼は自らの容貌の醜さを儚み、自殺を考えるこ...
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自分で考える創作論

【うたと小説の違い】うたは直接感情に向かい、散文は理性を経由して感情へ向かう

詩の始めは唄であり、唄は人間の肉体からじかに発した広い意味の身振りと思われますが、この原始の性質は現代の詩にものこっていて、どんなに理知的な詩でも、その喚起するイメージは人間の心情にじかに訴えます。これに対して、散文はまず理性に訴え、それを...
自分で考える創作論

【小説の話】ストーリーには大きな謎を、文体には小さな謎を

謎→答え 疑問→解答 文章にはがっつりこの流れがありますね。 小説を書くとき、ストーリーが担うのは大きな謎で、文体(というか各センテンスとかワードとか)が担うのが小さな謎なのではないか、というようなことに思い至ったのでメモります。 大きな謎...
自分で考える創作論

凡人が傑作を作り出す唯一の方法

気付けばもう半年以上ブログを更新していなかった。 久しぶりに更新しようと思って書き込んだタイトルがあまりにもブログブログしていてちょっと恥ずかしいけどリハビリがてらこのタイトルで行こうと思う。 大した話でも真新しい話でもないので結論を先に。...
発想と行動を記録する

自分は何に向いているのか、自分の才能はどこにあるのかという誰もが持ったことある悩み/内田樹『街場のメディア論』の冒頭を読んで

内田樹著『街場のメディア論』のほんの冒頭を読み始めたばかりなんだけど、面白い話だったのでメモ。 冒頭の講義の内容は、「適性とは」なんだ、とか、「能力は開発するもの」とかそういう話です。 知りたいですよね、自分の適性。自分が向いてるものって何...
自分で考える創作論

物語上で人間味のない人物をつい作ってしまうとき、その人物に足りないもの

すらすらと書ける(描ける)し物語が破綻しているわけでもない。 だけど自分で書いていてもこの登場人物は何を考えているのかよく分からない、感情移入できない、もしくは浅い気がする、と思えて仕方ない。 そんなとき、その人物に足りないものは何だろう、...
発想と行動を記録する

長針のタスク、短針のタスク、秒針のタスクを設定するわけだけども、大切なのは連動感

おすすめと言ったらおこがましいのだけど、試してみてほしい思考法がありまして。 タスクを秒針、長針、短針で振り分ける。そしてそれらの連動を意識する。 つまり頭の中にタスク時計を作るわけです。 時計をよく見たら分かるけど、どの針も絶えず動いてい...
発想と行動を記録する

すぐにできるもの(こと)系のコンテンツを摂取しすぎて自分の頭で考えることができなくなる。

WEB的なコンテンツのことを考えると、「すぐにできるもの(こと)」というのは重要なポイントになります。 WEB上の文脈において、いわゆる有益な情報というのは「それを知ってすぐにできるもの」「それを聞いてすぐにできること」であることが多いよう...
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