noteでスキを付けられると嬉しい。あわよくばボツのボタンも欲しい。

自分で考える創作論

noteで短編小説を公開しています。

noteで公開するのは1万字前後の作品。

1万字という長さは、ネット上では、読まない人は手を出さない文字数だろうと思うし、読む人はまあ読んでも良いかなあという長さだと思うのです。

そして僕が短編小説好きということもあって、書いてて一番面白い長さでもある。

何が面白いって、1万字だとちょっとは計画的に書かなければならないし、かと言ってまとめようとすると難しい文字数だと思うから。

小説を書くって陸上の走る競技と似てると思ってて、100mには100mの、400mには400mの、10000mには10000mの、フルマラソンにはフルマラソンの戦略があるように、文字数に応じた戦略というか、ペース配分みたいなのがあると思う。

全部個人的な感覚でしかないのだけど、1万字くらいだとスタートダッシュしすぎるとバテるし、たらたら走り過ぎると嫌な疲れが溜まる、みたいなところがある。

気持ちよく1万字書くのが、丁度良いトレーニングになるんじゃないかなと思いながら書いてます。

そうして書いた作品に「スキ」が付けられるとめちゃくちゃ嬉しいというだけの話を、基本的にしたくなってこの記事を書いてます。

noteはいいねとかじゃなくて「スキ」が付けられるところが好きです。

メールで、「あなたのノートがスキされました」って通知が来たとき、わくっとする。一つの作品あたり2個とか3個とかしか付かないんだけど、「スキ」っていうのは数じゃないよなって思う。

この分量読むのけっこうしんどかっただろうに、スキをつけてくれたってことは多分最後まで読んでくれたんだろうなってまず思います。

最後まで読んでくれただけでも嬉しいのに、「スキ」という意思表示をしてくれるところが更に嬉しい。

もちろんブログの記事に「いいね」されたりするのも同じくらい嬉しいんだけど、「スキ」にはもっとストレートなどきり感がある。

どうしよう、スキされちゃったよという取り乱し方をしてしまう。

「スキ」を付けるシステム、僕はすごく良いと思う。

さらに欲を言えば、「スキ」とは別に「ボツ」っていう評価ボタンが欲しい。

不必要な人もいっぱいいるだろうから必要な人だけ実装できる感じで、「ボツ」があれば良いのに、と思う。

実際あったらめちゃくちゃへこむんだろうけど、アマチュアの作家が欲しいのは「ボツ」のフィードバックみたいなところがあると思うんですよね。

自分は好きで書いてるし、良いと思ったものを書いてるのだから基本自分の作品に盲目状態です。

もちろんその中でもよく書けた、ちょっと失敗した、これは全然思い通りにいかなかったというのはあるけど、基本的に全部誇らしい自分の財産です。

そういう前提があるからこそボツをもらったらキツイだろうけど、そういう前提があるからこそ、冷静な第三者に評価されたいという願望もある。

好き勝手書いて「スキ」って言われたら自信になるけど、同時に、このまま書いてて良いのだろうか、どうやって成長すれば良いんだろう?という不安もあります。

少しずつ精度を高められるように、スキだけではなくボツの評価も受けて、浮かれるだけじゃなくてどこがダメなんだろう?って考えられる機会が欲しい。

そんなのは自分でやれ、自分が自分で厳しくしろって話かもしれないんだけど、どういう基準で自分に厳しくすれば良いか分からず、何となく不安なんですよね。

だから僕の場合は、これは「ボツ」って言われたいです。

 

noteでスキを付けられると嬉しい。あわよくばボツのボタンも欲しい。(完)

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