僕は過剰なまでに無理をしない性格です。
多少の眠気を押してでもやり通すとか、痛みをこらえてやり遂げるというようなことはよほどの強制力でもない限り滅多にせず、無理をしなきゃならない一歩も二歩も手前で休みます。
いくらなんでももう少しくらい無理をしても良いだろうと我ながら思うことがあります。
というか、そもそも僕が無理だと感じる程度のことを他人は無理だと思っていないらしいです。
シャーマンキングという漫画の主人公、麻倉葉の発した「オイラは無理はしない だから無理じゃない」という言葉。
たまに頭に過ります。僕の憧れのヒーローの一人でもある麻倉葉。
彼は頑張らないけどふんばる。無理をしないけど、だから無理じゃない。
無理はしない だから 無理じゃないの意味
「無理はしない だから 無理じゃない」の意味を噛み砕いてしまうと芯を外してしまうなという感覚があります。
しかしあえて噛み砕いて、もしくは言葉を補って説明するとすれば、以下のようになります。
私は無理はしない人間である。無理も無茶も始めから眼中にない。
だから、私がやろうと思ったこと、やりたいと思ったこと、やるしかないなと思ったことはすべて無理じゃない。
麻倉葉はたいへんユルい正確の持ち主で、いつも泰然としており、しかしモノは言いようで、傍からみれば呑気で飄々としていてイラつかせてしまうこともしばしばです。
しかし主人公だけあってやるときはやる男で、シャーマンキングを決める戦い、そして心の戦いであるシャーマンファイトにおいて、動じない心、自分を信じる心、受け入れる心を持つ麻倉葉はまさに王の器の持ち主。
ユルカッコいいんですよね。
本当に無理じゃなかったりするのだから
麻倉葉は僕が憧れる人物の一人です。
でも、彼に憧れたから僕は無理をしないのではなく、これはガチガチの根っから。
僕どころかうちの家族は本当に無理をしない人ばかり。
無理はしない、が染みついている僕は、ちょっとふんばりたいことに出会ったとき、心密かにというのも憚られるほどの密やかさで、だから無理じゃない、を信じます。
やり遂げたいと思ったこと、やってみたいと思ったこと、やってしまおうと思ったこと。
無理はしない僕がそう思う時点で無理じゃない。
すると不思議と本当に無理じゃなかったりするのだから人の心というのはしなやかなものです。
コメント