多様な価値観の多様なエネルギーが僕らの格差を縮めていく

お金の疑問に関する

経済格差は広がるばかりというけれど、本当にその通り。

富める者は富を獲得し続ける。知識、経験、挑戦する気力、考える時間。いずれも富があると得やすい。

貧しいものは富を得る準備の時間がなく、経験が積めず、富みを得るチャンスすら得られることなく、ギリギリの生活の中を精一杯走り続け、体力を奪われ、たまに騙され、なかなか貧しい状況を打破できない。

とは言え、この現状が続くとも思えません。僕らはお金がなくても幸せに生きられるルートを開発するに違いない。

もう少し正確に言うと、「経済格差」が「生活の格差」と一致するという当たり前を何とかする知恵みたいなものが発達すると思います。

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本題の前に、発酵具合を確認するための過去記事の紹介

過去にこのブログでは、今日このブログに書こうとする話題と似たことを既に書いています。

この記事で書こうとしていることの結論は、そのうち価値観にあった交換手段や一種の通貨がカジュアルに発達し、仮に裕福じゃなくてもそれぞれの人生の満足度を上げることが可能になるだろうということです。

以下にリンクを載せる記事でも同じようなことを書きましたが、鬼のように長く、まとまりがなく、そのとき考えていたことを垂れ流しただけなので、参照するには及びません。ただ思考の発酵具合を確かめるという程度に貼っておきます。

気になった方がいたら覗いてみてほしいです。仮想通貨はただの金融商品じゃなくて、多様な価値観を動力にするお金になるんじゃないかなって思って書いた記事です。

地域と仮想通貨と僕らの選択可能な未来について。
とても長い記事をダーッと書きます。書きすぎです。たまに発作的にやることです。 いつかの記事にも書いたけど、僕は「日常の中の非日常より、非日常の中の日常」を作りたいと思ってやみません。僕が今やってることすべての最終目標はこれ。 この「日常の中...

この記事では、飛躍や説明不足を恐れず、できるだけコンパクトに短く書くことを目標としたいと思います。

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価値観を精神的な地域とみなし、そこで流通する通貨を設定する

まず言いたいことは、僕らの価値観が多様だということです。

ならば僕らのモチベーションを高めるもの、僕らの人生を豊かにする原動力、僕らのガソリンとも言うべきエネルギーも多様なはず。

で、それに見合った交換手段や通貨(ポイント)があっても良いだろう、と思うのです。

もう少し噛み砕いて言うと、「地域通貨」の精神世界版と言った感じのことを発想します。

地域通貨は文字通り、その地域でしか使えない通貨です。しかしこれを価値観や嗜好という精神領域内で使える性質のものにしたらどうでしょうか。

価値観を精神的な地域とみなして、そこで流通する通貨を設定する。

それを愛する人の間で流通する通貨

例えば僕は小説など文芸に関するものが好きで、もし余分なお小遣いがあれば欲しい本がたくさんあります。

しかし裕福ではないので、欲しいと思った本を手に入れるには躊躇します。

それ以前に普段の生活で使わなければならないお金が多いですからね。

本を見つけたら欲しいものリストにいれて、いつか買うんだ、と思って欲望をやりすごすだけ。

でも例えば、文芸に関するものを愛する人の間で流通している通貨(ポイント)があるとする。

それは円より効率よくその精神圏の中で使うことができる

円なら1000円の本が、そのポイントを使えば100ポイントで購入できる。

そういう仕組みがあるとする。

そのポイント独特の稼ぎ方

円を稼ぐより(その人にとっては)容易く手に入れられるポイントなら良いですね。

例えば小説を読み書評を投稿すれば50ポイントとか、この一文を何とか語に訳したら15ポイントとか。

その精神圏では、世間一般よりも文芸に関わるアクションの価値が高いのです。

本とか、文芸に関することが好きじゃない人にとっては重労働だけど、本が好きな人にとってはやる気の湧くタスクで、円を稼ぐよりは効率良く稼げる仕組み。

加えて、そのタスクをこなすことでより深くその世界に没頭できたり、新しい知識を得ることができたりすることならなおさら良いですね。

勉強がてらタスクを達成して、そこで得たポイントでさらに高次の文芸の世界に潜っていける、というような。

好きである限り、情熱がある限り、好奇心が枯渇しない限り、その精神世界に没頭すればするほど、局所的にではあるけれど豊かになりやすい仕組み。

その豊かさというのはその人に適した精神的な豊かさです。

情熱や好奇心を持ち続けることが生活の糧になるということです。

新しい発想ではないのでかなり現実的だと思う

とは言え先立つものが必要だとか、そんなことができるならすべてその論法で商品を交換すれば良いだろうがそれは無理だとか、いろいろ問題点や課題はありますよね。

しかしその辺りはここではあまり深く考えず、半端ではありますがここで切ります。

大筋ではこんな感じになるだろうしなったら良いなって結論の部分だけとりあえず伝われば良い。

とにかく経済格差が人生の格差にならなければ良いなって思うのと、自分の価値観がはっきりしてるなら、その精神圏の中では豊かに生きられるっていう環境ができれば良いのになって理想を話したかったのです。

これは全然新しい発想なんかじゃなくて、そもそもポイントで交換しあったりなんだりってのは僕らもうとっくに慣れてて、それを特定のコミュニティ内で、独特のルールでやるってことは理解できないことじゃないはず。

それに最近はなんちゃらペイみたいなのがものすごく多くて、コンビニのレジのとこがロゴの標本箱みたいになってるのを見れば、通貨が多様になるってことも想像できないわけがないし、円にだけ依存するような生活をわざわざしなくて良い気もしてきます。

円は最低限の食料、電気や通信などのインフラ、税金を払う用の、事務色の強いお金としてあれば良くて、「生きるために働く」ということにかける時間や労力は減らしていけるかもしれない。

生きるのだけで精いっぱい、という状況を少しでも減らして、かつ、情熱や好奇心を持ちその精神世界に関わることで(その人の絶対的な価値観において)人生が豊かになっていく、という状況ができれば、人の格差は減らしていける。

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