youtubeなど動画コンテンツを活用する小説家はプロアマ問わず増える。その中でどんな動画を作り、どうオリジナリティを保つか

自分で考える創作論

あらゆる分野の人々がyoutubeに参入しています。

小説家もyoutubeを使うようになるはずです。アマチュアこそyoutubeの活用を深く考えているかもしれません。

プロの小説家の中にも既にyoutubeを利用している人はいるようです。

いかんせん小説とyoutubeは相性が悪いので他の分野に比べると参入は遅いように見えますが、それでも増えることは間違いありません。

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youtube×小説家が使える発想

発想は限られるようで無限にあります。youtubeはとにかく容量というか、懐の大きい媒体だと思います。その気になればあらゆるものをあらゆる角度で見せることができる。

小説とyoutubeを組み合わせたい人に向けちょびっとだけ、世にある工夫、youtubeでできることを整理しておきます。

youtubeを利用してテキストを読ませる。概要欄を活用する

動画と関連したショートストーリーを投稿している方もいます。以下のチャンネルは非常に巧みです。料理というyoutubeの人気枠と短編のストーリーを組み合わせています。人気チャンネルということもあり、それなりの文量にも関わらず、ファンの方はしっかり読んでいらっしゃるようです。

【短編つき】アジフライ D定食

ルームツアーの派生

ルームツアーの派生なのでしょうか、アトリエツアーやスタジオツアー、ショップツアーなどはすでに人気のタグになっていますから、これらの動画のため、創作環境や本棚に創意工夫を凝らす人も増えると思います。

この手の動画で圧倒的にかっこいいと思うのは以下のチャンネルです。こちらは建築家の方のチャンネルですが、動画の撮り方、モノの見せ方、音声のかぶせ方など参考になるところが多すぎます。

Design Studio Tour : 30X40 Design Workshop

小説を書くノウハウ

王道なところでは小説を書くノウハウを発信する人も増えるかもしれません。ブログでは小説のノウハウを発信している人は多いですから、それらのコンテンツが動画に移行することは間違いありません。

ノウハウ系はあらゆる分野で人気なのですが、こと小説に関して言えばそれほど需要は大きくないように見えます。それは小説という表現の自由度の高さの裏返しに思います。

【超初心者向け】小説の書き方。書けない方は2つのポイントを意識して書いてみてください

普通にテキストを流して自作小説を見せるとか、朗読するとか

テキスト動画はあまり先行きが明るくないと言われています。

テキストを流すだけの動画は動画の強みをまったく活かせてないのでブログなどの方がマシだし、朗読は相当の技術がいります。また、朗読して面白い文章と、小説として面白い文章は別だと思うので、語る人と小説を書く人は既に違うジャンルの存在だと思います。

ただ、音声で情報を届けるということはもちろん王道の手段なのでやってみて損はないはず。

怪談は語ることで魅力が高まるという点がヒントになるかもしれません。良い語りと良い文章の違いを研究しても面白いと思っています。

小説家の広告媒体として

プロの小説家でyoutubeを活用していると言えば羽田圭介さんでしょうか。

『黒冷水』(河出文庫)作・朗読:羽田圭介 第1回

プロの小説家もしくは出版者の広告媒体としてyoutubeやyoutuberが活用されるようになることは間違いありません。

それは個人でも言えることです。kindle本の広告宣伝などにyoutubeはうってつけです。

プロも参入する以上、相応の工夫、オリジナリティが必要になります。

難しいですが、挑戦しがいのあることだと思います。

以上、さらっと上辺だけですが、youtubeに見られる工夫で小説家が活用できそうなものをまとめてみました。

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僕の小説家youtuber動画

【モーニングルーティン】北海道の古民家でひきこもり執筆する小説家の悠長な朝のルーティン|morning routine

youtubeらしさとオリジナリティの兼ね合い

youtubeを小説家としての活動に使うことはできるかもしれませんが、youtubeにはyoutubeの文脈というかアルゴリズムがあるので、完全にオリジナルを求めると遠回りもしくは空回りになる可能性があります。

ここがめちゃくちゃ難しいところだと感じます。

youtubeで見られるにはある程度youtubeの文法に媚びなければならない。人気のタグを埋め込んだり、再生されるサムネイルやタイトルを作ったり。つまりyoutubeっぽい動画である必要があります。

しかし一方でyoutubeっぽい動画を作り続ける危険もあります。

いわゆるyoutuberになるなら別ですが、小説とか絵とか音楽とか、動画を入口にして本業を充実させようとする人は、オリジナリティを捨てyoutubeのアルゴリズムに迎合するのはどうかと思うし、何より自分が作り出すものを置き去りにしないよう、慎重なブランディングが必要になると思います。

小説はパッと見で出来が分かるようなものではないため、絵やハンドメイドの作品などと比べると不利です。

そういう意味ではそもそもyoutubeではなくvimeoのようなプラットフォームを使った方が適しているのかもしれません。プラットフォームの選定も含めて、よく考える必要があります。

youtube(動画コンテンツ)の特徴

なんだかすごくタイミングが間違っているかもしれませんが、根本的に動画コンテンツの特徴ってなんだろう?ということも考えたのでさらりと書いておきます。

視覚、聴覚にダイレクトに情報を届けることができるのが動画の特徴です。

言い換えのようなものではありますが、受動的なコンテンツに適しているとも言えます。

冒頭でちらりと言った小説と相性が悪いというのはこの点です。小説を楽しむにはどうしても能動的な手続きが必要になるからです。

小説は遅い情報です。youtubeのような速いプラットフォームとは相性が悪いです。

聞き流すとかボーっと見るという方法では魅力を感じることが難しくなってしまうのが文章、とくに小説のような文章です。

また、文字通り「動く」ということが動画の最大の特徴です。人は変化を見ます。無意識に次を予想し、そう来たかとそう来なくっちゃを楽しみます。

「そうきたか!」と「そうこなくっちゃ!」
宮部みゆきがある本で、小説の筋には「そうきたか!」と「そうこなくっちゃ!」がある、というようなことを書いていて、以来創作(僕の場合は小説の執筆)をするにあたって強くこころに刻んでいることの一つになっています。強くこころに刻んでるというわ...

ノウハウ系の動画の需要を考えても、動画の長所が分かります。運動、ストレッチ、筋トレなど、言葉で説明されるよりも、動画の方が即座に分かるので有用です。

あと身も蓋もないことですが、単純に(顔面的な)容姿の良し悪しなどが一撃で分かります。美形の人であればそれだけで有利です。

顔を出さない、顔面の容姿とは別のファッションやスタイルで魅力を出すという手もあるので諦めるのはまだ早いです。

魅力のバリエーションは多種多様で、頭で考えても分からない。

以上のことが最近考えたことです。考えただけでまだ動画作ってるところなんでアレですけど、検証の種にはなります。

ここからさらに枝を伸ばして考えながら、自分が作るべき動画コンテンツはどんなものかを模索していきたいと思います。

とは言え、思いついたことで少しでもできそうと思ったら全部やるしかないなと感じています。

また、何をすべきかというのはやらなきゃ本当に分からない。

これじゃダメだな、というのは何となく分かるけど、これが良い、というのはよく分かりません。

中には人のコンテンツで、この動画がなぜ人気なのか分からない、というものもありますが、多くのよく見られている動画は確かに魅力があるものです。

「多くの人に見られている」というだけで魅力という元も子もない真実もあります。どんな動画でも、「みんなで見ている」という感覚が価値になっており、実はそれがyoutubeのような陽性なプラットフォームの根幹をなしていると見ます。

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