話を聞かない人がやっていること/『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の紹介

なぜあの人には話が伝わらないのか/男性脳の特徴

って記事がこのブログではよく読まれています。

よく読まれるったって弱小ブログだから知れてるんだけど、それでも毎日毎日アクセスがある。

世の中には人の話を聞かない人が腐るほどいるってことの表れなのでしょうが、そんなことよりこのブログのスタンスとして問題視したいのは「自分の話を聞いてくれない」と感じる人がそれだけ世の中にはたくさんいるということ。

言い換えれば「話が伝わってない」と感じてイライラしたり寂しくなったりする人が多いということです。

しかも察するに女性が男性に不満を募らせて「話が通じない 男性」とかって検索してる人が多いみたいなんですよね。

同じ男性として耳が痛いけれども、耳が痛いならまだましで、話しを聞かない人はまさに馬耳東風の体で、まったく手ごたえがないものなのでしょう。

そんな、話を聞かない人たちの頭の中はどうなってるのかなってことを、この記事ではちょっと冷静に考えてみたいと思います。

なお、脳科学に基づいてとか認知心理学に基づいてという話ではないので、。

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話を聞かない人がやってること

他のことをしている

単純に、仕方のないパターンから考えてみましょう。

他のことをしている。

コミュニケーションは集中力を要するものです。

日常会話をよく意識して観察してもらえれば分かると思いますが、口語ではほとんど文章が完結せず、あれそれこれが多かったり、主語と述語の関係も分かりにくかったり、前提が共有されていなかったりと、とにかくストレスが溜まるものです。

しかしコミュニケーションの90%程度は言語以外に依ると言われているので、言葉が不完全でも十分に意思疎通はできる。

しかしそれは、「積極的にコミュニケーションを取ろうとした場合」の話ではないでしょうか。

言語に頼らずとも意思疎通ができるのは、表情や声色やジェスチャーや間と言ったことに人が注意を払うから。

こういったコミュニケーションに必要な態度自体が、別の何かをしているとか言った理由で相手に表れなくなると、自然とあなたが伝えられる情報は少なくなります。

その人が何か別のものを見ながら、何か別のことを考えながらあなたと話をするのであれば、メールか何かで要件を伝えた方がよっぽど伝達率は上がるのではないでしょうか。

疲れている

疲れていると、単純に理解力が落ち、記憶力が落ち、体力が落ち、「人の話を聞く」という集中力が必要な作業ができなくなります。

労働で疲れているのかもしれないし、あなたの話題があまりにも相手に興味のないことで、聞いてるだけでも大変な労力のいることなのかもしれません。

もしくはあなたが怒っていたり、高揚していたりというテンションと、疲労した聞き手のテンションに落差がありすぎて辟易しているのかも。

パターンは限りなくあるでしょうが、いずれにせよ、人の話を聞くということは前述した通り集中力と誠意が必要なので、音楽を聴くほど簡単なことではありません。

見くびっている

話を聞かない人は、あなたを見くびっている可能性があるのではないでしょうか。

それは立場の違いから生まれるのかもしれません。

年齢の違いとか、仕事上であればはっきりと上下関係がある場合もあるでしょう。

家庭内などではもしかしたら無条件に男性の方が立場が上だという認識があるケースも。

また、「ほかのことをしている」とはじめに書きましたが、あなたとコミュニケーションを取るときに「ほかのことをしていること」そのものが、「見くびり」の成せる業かもしれません。

家庭内や親しい間柄なのではこれが一番多いと思いますし、見くびられてる感じがするから話を聞かない人にイライラするというのはあるのではないでしょうか。

守りに入っている

あなたの話を聞かないその人は、あなたに何か言われたときに「責められている」と感じたり、「自分の行動や考えが変えられそうだ」という気配を察したりして、防御モードに入っているのかもしれません。

これは悪循環です。

話を聞かないから強く言いたくなるし、強く言うから話を聞かなくなる。

それならばと優しく話したところで相手が「責められている」とか「説得されそうだ」という気配を感じれば閉じこもるのは同じなので、ちょっと言い方を変えたところで何も変わらなかったりする。

たいてい、「やっぱりこっちが気遣うだけ損だ」という気持ちになって、それならば相手のことを考えず感情をぶつける方がずっと楽なので、あなたは自ら口うるさい人になる道を選択します。

僕らはいかにして理屈に合わない行動をとるのか

僕たちはしばしば、話を聞いてほしいからと言って強い口調を選んでしまったりしますし、口うるさく言わないで欲しいと思ってまともにとりあわずやりすごしたりします。

よく考えなくても、経験から、これらは良い選択とは言えないことは分かっているのに、なぜこんなに理屈に合わないコミュニケーションを取ってしまうのでしょうか。

ここからはそんなことを考えてみようと思います。

箱に入り、自分を守る

ここから、話を聞かない人の行動について『自分の小さな「箱」から脱出する方法』という本を参考にします。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

人が他者の意見を聞き入れないとき、その人の身にはどんなことが起きているか。

それは、自分の箱に入り込んでいるのですというようなことが書いてあります。

自分の箱とは言うなればシェルターのようなものでしょう。

上述した「守りに入っている」とかなり重なりますが、攻撃されていると感じると(もしくはあなたの話が負担に感じると)、僕らは自己保身のため用意しておいた箱に引っ込むようになっている。

さらに悪いことには、反抗的な心境になり、さらには相手を責めるようになる。あなたが正論を吐けば吐くほど、相手は意固地になって期待通りの振る舞いをしなくなるのです。

例えば、著書内で「自分への裏切り」と呼ばれている現象があります。分かりやすくまとめられたメモを引用します。

1、自分が他人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、自分への裏切りと呼ぶ。

2、いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。

3、周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、現実を見る目がゆがめられる。

4、したがって、人は自分の感情に背いたときに、箱に入る 127p

これには例が必要かもしれません。『自分の小さな「箱」から脱出する方法』に書いてあることの実体験版のようなことが僕の身にありましたので、例として挙げたいと思います。

箱に入った実体験。吹雪の朝の話。

「ある吹雪の朝の話」があります。

その日、うちの祖母が早朝から家の前を雪かきしていました。

ちなみに当時、僕は祖母と二人暮らしでした。

僕としては、80才越えのばあちゃんに吹雪の中雪かきをさせるのは忍びなかったので代わろうかと思ったのですが、吹雪いていた上、早朝ということもあり、めんどくさいし眠いしで放っておきました。(自分への裏切り)

しかし落ち着きません。雪かきシャベルの音がザッ、ザッと聞こえるたびにイライラが募ります。

「なんでこんな雪が降ってる真っただ中で雪かきなんかする必要があるんだ」

「1時間もすればまた積もるんだから、疲れるだけじゃないか」

「どうせやるなら雪がやんでからやらなきゃ意味ないよ」

このように、自分の行動を正当化する理由を考えてしまいます

そして僕の頭の中では、「ばあちゃんはやりたくてやってるんだから放っておいて良いのだ」という結論に至ります。

こうして僕は、頭ではやるべきだと考えていることをやらずに過ごします。

このとき、例えば第三者に、「おばあちゃんが雪かきしてるんだから代わってあげなよ」と僕に言ったとしても、多分僕は動かず、話を聞かない男になるでしょう。

「いいんだよ好きでやってるんだから」などと言って。

お互いが箱に入っているから話が伝わらない

あなたの話を聞いて、相手が「やるべきだ」と思うことはあるはずです。禁煙しかり、節制しかり、「きちんと話しを聞いてほしい」という要望だって、聞こえてはいるはず。

しかし、やるべきことだと分かっていてもできないことが、僕らには大量にあります。そもそもできることの方が少ないのです。

だからって諦めましょうという結論にはなりません。

相手を箱の中に追いやらないような工夫をしましょうと言うこと。

相手が話を聞かないとなると、多分「あまりうるさく言うべきではない」という考えや「過度の期待をするものではない」という考えも少しは浮上するはずです。

しかしこのとき、「何度言っても分からないあの人が悪い」とか、「私の理屈は誰が見ても正しいはずだ」とか、「こんなに単純で簡単なことなのに」、「あなたのことを思って言っているのに」と言ったように、話しのアプローチを変えるということをしないための自己弁護が繰り広げられてはいないでしょうか。

これも箱に入った状態でしょう。

なんということでしょう。あの人は私の話を聞かないと言って責めたくなっているそのとき、あなた自身も実は自分の箱の中に入っていて、話を聞かないやつになっている可能性があるのです。

証拠に、だって言い方が悪いんだよとか言っても容易には聞き入れることはできませんよね。

言い方や態度をまずあなたから変えてみましょうと言って今すんなり納得できて、実行できる人が今この記事を読んでいる方の中にどれだけいるでしょうか。

こうしてお互いに自分の意見に固執し、箱に引きこもるから、壁一枚隔ててコミュニケーションをとっているような状態となり、お互いに話しが通じません。

例えば解決策は思い浮かんでいないワケではないと思います。

本当に話を聞いて欲しいなら、彼が好きなスポーツニュースの時間は避けて、食事中に話せば良い。

でもそうしないのは、「スポーツニュース」と「私の話」を天秤にかけた上で「私の話」に耳を傾けてほしいという願望があるからで、その願望をあなたは正当なものだと思っているから、スポーツニュース中にわざわざ話かけ、スポーツニュース中に話を聞かない様子にイライラする、なんてことも起きる。

人が話を聞かないのは自然なことだ

しかし、こんな風に言われればやっぱり、あまりにもモヤモヤが残ると思います。

これではまるで、「話を聞いて欲しいと思うこっちが悪いみたいだ」と思う方もいるでしょう。

それでも、ここまで読んでいただけたなら、「人が話しを聞かない(行動に移さない)」ということがいかに自然なことなのかがちょっとは伝わったのではないでしょうか。

あなただって、人の話を聞かないことはあるし、実行すべきだと思う理屈を受け入れないという経験が少なからずあるはずです。話を聞かない人のメカニズムが不思議だと感じて検索したのに、ここまでこの記事を読み進めなかった方もいると思います(記事が悪いせいはある)。

感情にそぐうものでなければ、人は受け入れないということではないでしょうか。

ただしここで言いたいのは、お互いさまだから我慢しよう、割り切ろうと言うことではなくて、コミュニケーションに誠実さを求めるあなたであれば、「話を伝える」という高度なゲームに面白さを見出すこともできるだろうと言うこと。

少なくともイライラしたり寂しくなったりする前にできることはあるんじゃないかと言うことです。

とりあえず『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を読ませてみる、というのは良い手だと思います。

本に書かれていることって、けっこうすんなり受け入れられますからね。ああ、自分も「箱」に入ることがあるなと、多くの方が思うはずです。

だからこの記事でご紹介しようと思いました。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

話を聞かない人がやっていること/『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の紹介(完)

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コメント

  1. 鷹ちゃん より:

    私は話をかけたり、寄せ付けたりするタイプではないので、話をかけてくれる人が
    いなかったり、遊び相手がいない場合は歩いて遊ぶばかりです。