自分で考える創作論

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選択と集中ができない・目標を一つに絞れない病

最近深刻だと思っているのは、自分の癖というか、中途半端な行動に至る思考の傾向。 タイトルにあるとおり、目標を一つに絞れない。 いわゆる「選択と集中」というものをしなければならないと思ってはいるのだけど、何かやり出すと他の何かに惹かれてしまっ...
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一度読んで忘れてしまった小説に意味はあるのか

くだらない問いのようにも思うけれど、半ば本気で考えることがある。 全く内容を覚えていない本を読んだ意味ってあるのかな。 こんなことを考えることがある。 とは言えタイトルくらいは覚えてるだろ?全然まったく覚えてないってことはないだろ?と思うか...
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【うたと小説の違い】うたは直接感情に向かい、散文は理性を経由して感情へ向かう

詩の始めは唄であり、唄は人間の肉体からじかに発した広い意味の身振りと思われますが、この原始の性質は現代の詩にものこっていて、どんなに理知的な詩でも、その喚起するイメージは人間の心情にじかに訴えます。これに対して、散文はまず理性に訴え、それを...
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【小説の話】ストーリーには大きな謎を、文体には小さな謎を

謎→答え 疑問→解答 文章にはがっつりこの流れがありますね。 小説を書くとき、ストーリーが担うのは大きな謎で、文体(というか各センテンスとかワードとか)が担うのが小さな謎なのではないか、というようなことに思い至ったのでメモります。 大きな謎...
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凡人が傑作を作り出す唯一の方法

気付けばもう半年以上ブログを更新していなかった。 久しぶりに更新しようと思って書き込んだタイトルがあまりにもブログブログしていてちょっと恥ずかしいけどリハビリがてらこのタイトルで行こうと思う。 大した話でも真新しい話でもないので結論を先に。...
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物語上で人間味のない人物をつい作ってしまうとき、その人物に足りないもの

すらすらと書ける(描ける)し物語が破綻しているわけでもない。 だけど自分で書いていてもこの登場人物は何を考えているのかよく分からない、感情移入できない、もしくは浅い気がする、と思えて仕方ない。 そんなとき、その人物に足りないものは何だろう、...
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素人くさい小説でダダ洩れている「作為」について

前回のブログでは「作為をどう隠すか」が小説の課題だ、というようなことを書きました。 作為が見えるとなぜダメだと思っているかと言うと、作者の顔が見えてしまうからだと僕は思う。 物語を構成しているテクスト以外の余計な情報を、作者自らが提供してし...
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現状の小説の課題は、「作為をどう隠すか」である

理屈から言えば、僕の小説の能力は日々向上しているはずです。 アスリートは日々のトレーニングにより能力を上げ、成績を上げ、理屈で言えば昨日より今日の方が、今日より明日の方が上達しているはず、ということに納得できるのだから、小説に関する能力も、...
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理想の散文は窓ガラスのように透明だ

ジョージ・オーウェルは理想の散文は「窓ガラスのように透明だ」と言ったようです。 テッド・チャン『息吹』の訳者あとがきに書いてあったことで、これまで僕はこのことを知らなかったのだけど、すごく良いことを聞いた気がしたのでブログにメモしておくこと...
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創造的破壊、創造と破壊の紙一重

何かを生み出すことは世の中に「+1」する作業だと純粋に考えるのが普通だと思います。 しかし世の中何事も裏表があって、どこかで「+1」が生じるとどこかで「-1」が生じるものでしょう。 もちろん、自分は「+1」を全力で作りにいく。だけど意識する...
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