「ではまず、一人ずつ簡単に自己紹介を」の時間が驚くほど苦手

知らない人同士が一堂に会する場では「簡単に自己紹介」を強要されるケースが多いから、僕は知らない人同士が集まる場所が極端に苦手です。

自己紹介、正直苦手なんてもんじゃなくて、恐怖と言っても良いほど。

「じゃ、まあとりあえず、一人ずつ簡単に…」って導入が聞こえたあたりから「うわ出たよ」って思う。心臓が高鳴るので他の人の自己紹介なんて聞いてないってか頭に入って来ないし、正直知らない人の簡単な人間性にあまり興味がない。どうせ知るならコアな部分を知りたい。

まあなんにせよ名前は知らなきゃしょうがないから紹介の必要性は感じるとしても、それだってネームカード的なものがあれば事足りるだろうし、それ以上別にとりあえず言っとくことってねえよなとなってしまう。

質問形式なら良いかも。

〇〇は〇〇ですか?的な質問に答えることで価値観を浮彫にする趣向なら答えるだけなんで文字通り簡単ですけど、「簡単な自己紹介」のさじ加減が自分では分からないし、聞かれてもいないことをベラベラ話すのも気が引けるし、職業とか趣味とかで簡単にカテゴライズしあうのも違うと思うし、言わば僕を端的に紹介するためには「簡単な自己紹介を拒否る」という行動によるしかないと思えるほど、社会が許すなら自分の紹介なんてしたくない。

「自己紹介はそりゃするでしょ」って人もいるだろうし、「気持ちは分かるけど自己紹介くらいできんと」って人もいると思うけど、僕は完全に自己紹介否定派です。

もう小学校の頃からはっきり否定派。新しい先生が来たら絶対「先生まだみんなのことよく知りません。一日でも早く覚えたいと思っているので、ひとりずつ簡単に自己紹介してもらおうと思います」って言うんだ。

「はい出たよ」「言うことないよ」「何を知ったら僕のことをよく知ったことになるんだよ」

「つかだかずしです、好きなものは、となりのトトロです」とかすごい適当なこと言ってた気がする。となりのトトロってのは例で、その場で思いついたこと言ってたってこと。

いやそんなもんで良いのよ?そんな難しく考えないで、適当に思ったことを。

っていう程度のことなら、やっぱり敢えてする必要の無いことなんじゃないだろうかって思う。

それなりに簡単な自己紹介はこなして来たけど、この釈然としない感じが今もずっと続いていて、それなりに色々していたり好きなものが増えたりなんだりしたにも関わらず、未だに言うことがない。言うべきことが見つからず、自分の何を紹介すれば正解なのかが分からない。

名刺も一応作って持ってるけど、なかなか持ち歩く勇気がない。

だいたい、「簡単な自己紹介」なんてなんかミステリーの手法みたいだと思う。

『金田一少年の事件簿』みたいだと思う。

端的にさくっと登場人物を紹介するのって、良いテンポで事件の被害者が出るって前フリとしか僕は思えない。あーお医者の、ボートが好きとか言ってたあの人ねってとりあえずの記号でしかない。

なんの話がしたいのかと言うと、ただこれだけの話をしたかっただけなんだけど、ブログってそういう意味でも便利だよなって思う。

僕みたいな性格の人もブログだったら自分はこうで、こんなこと考えててっていう話ができる。こうしてこういう記事を書く意味も意義もないけど、きっと誰かには読んでもらえる。

自己紹介が苦手っていう本当に何の意義もないことを、友達でも何でもない誰かに読んでもらえるかもしれない。

もちろん興味のない人はさっさとブラウザバックするから時間を無駄に過ごさせることもない。

ブログは便利。自分の大部分を出せる。

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っていうプロフィールを書いたのだけど、これ書くときかなり悩んで、どこからどこまで話して、どのくらいの長さにしてって考えて、30回くらい書き直して多分これからも書き直す、けどそれだけ時間かけて自分と向き合えるし、どの部分を知ってほしいだろうとか考えられる。

履歴書とも違うし、まるまんま自分は今こういう感じなんだってところが知ってもらえる。

結果、まあ言うほど読まれない。誠心誠意自分のことを伝えようとして書いても、一日せいぜい4回とか。

でもそんなもんだよなって思う。

よほどのモチベーションがなければ、人は人のことを知りたいと思わない。

それこそ不便がない程度の、最低限リコグナイズできる程度の、さらっと表面的な情報だけ渡してくれれば良いのだから、「簡単な自己紹介」は理にかなってると言えなくもない。

だからみんななんてことない顔してこなしているんだろうし自己紹介くらい素直にしてるんだろうけど、でも僕みたいに内心自己紹介がどうしても苦手って人はいっぱいいると思う。

「ではまず、一人ずつ簡単に自己紹介を」の時間が超苦手(完)

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