価値とはなにかについて簡単な言葉で説明できる

発想と行動を記録する

僕ら人間にとっての「価値」とは何かってことをシンプルに考えてみました。

僕らが「価値」があると見なすものは、誰か(自分)の……

エネルギー消耗を抑えるもの

エネルギー充足を感じるもの

の二種類なのではないか。

もっと簡単な言葉で言えば、「怠けられるもの」と「元気が出るもの」を価値のあるものをして認識しているのではないでしょうか。

きっと身の回りのモノやサービス、もっぱら人の手がかかっており(人のエネルギーが使われており)お金がかかるもの(価値があるもの)はすべて、このどちらか。

例外はあるでしょうか。

ありますよね。

もう一つ、僕らは自らのエネルギーを注ぎ込めるものに価値を見出す傾向がある。

ここまで考えました。

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人間はエネルギーを溜めたい

エネルギーが補充できる物事はみんな好きだと思います。

食べること、寝ることに代表される、回復のためのあれこれ。

「食べる」や「寝る」は分かりやすくエネルギー回復のための手段だと思いますが、僕らエネルギーを使わないようにするためのあれこれも大好きです。消耗を抑えることです。

例えば家電はどんどん便利になって、自分のエネルギーを使う必要がなくなっていく。

今僕の身の回りでパッと目に入ったものを見てみても、それはエネルギーの損失を防ぐのに役立ってることが分かります。

例えばクッション。これがあると座るときに身体をもたせられて楽。毛布は寒さを和らげてくれる。自分で身体を熱くする必要がないので楽です。

あれもこれもどれも、「楽」のためのもの。

眼鏡、爪切り、ペン、パソコン、スマートフォン。

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人間はエネルギーを使いたい

僕らは自分たちのエネルギーを大切にしているけれど、一方で、エネルギーを使いたくて仕方ないものでもあるよなあって考えました。

僕らの周りには、エネルギーを回復するのに役立つものでも、エネルギーの損失を防ぐものでもないものがたくさんあります。

例えば僕のデスクの周りにはたくさんの本がある。ほとんど小説。

小説を読むと目や身体は疲れるはずなのに、どうして自らわざわざエネルギーを使うようなことをするのかと言うと、僕らはエネルギーを使いたい生き物だからじゃないか。

僕らは動物であり、だから動きたい。エネルギーを使いたい。

ただ在るだけでは満足できず、自らのエネルギーを使って世界に影響することに関心があるのではないか。

僕ら自分の身体とか心とかのエネルギーを使っているときにこそ「生きている」という気分になるのかもしれない。

何にエネルギーを注ぎたいか、という点には多様性がある

例えば僕は、マラソン選手の気持ちがよく分かりません。

なぜ!あんなに長い距離をただ走る!という行為を気持ちよく思うのか!楽しめるのか!

もちろんそれはいろいろ理由があるだろうけど、エネルギーを使うこと自体が楽しいからだと思います。

しかし、僕にとってそれはあまり楽しいことじゃない。

きっと他の誰かにとっては、「本を読むこと」にエネルギーを注ぐ意味が分からなかったりすると思う。もしくはこうして文章を書くことにエネルギーを注ぐ意味も分からなかったりする。

人間はみんな、きっと自分のエネルギーを使うこと自体は気持ちよく思うんだけど、何にエネルギーを注ぎたいかについてはムラがある。多種多様で、そういう違いが人間の文明を豊かにしている。

この視点は、創作やまちを使って何をするか?を考えるときに役立つような気がする。なんとなく。

 

※以下仮説(メモ) 

創作物は ①誰かのエネルギーを満たす ②誰かのエネルギーを注ぎこむ のいずれかを満たす必要があるんじゃないか。エネルギーを注ぎ、身体に取り入れたときに「謎の癒しがある」という状況、つまり①と②が組み合わさっているものがベストかもしれない。→僕にとってこれが小説を読むこと 書くこと

まちは 誰かがエネルギーを注ぐに足る 場所である必要があるのではないか。観光地として洗練されている地域はそれができているのかも。 誰かのエネルギーを満たす、つまり「癒し」という文脈においては、少し不思議がある。例えば温泉地に5時間かけて向かう、という状況は簡単に生まれるが、それは「癒し」が消耗するエネルギーより上回っているから成り立つのだろうか。「温泉」であれば成り立つけれど、「自然」や「田舎の人の温かいおもてなし」では劇的に弱い、と思う。この点大事。「癒し」とか「リフレッシュ」は田舎がすぐに発想する売りだけども、かなり難易度が高い。人のエネルギーを満たすのはそれほど簡単じゃない。ほとんどがそこに辿り着くだけで疲れる、もしくはそこで煩雑でかつインスタントな人間関係を装うことに疲れるケースの方が多いのではないか。

 

 

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