アイディアを捨てるのはクリエイティブを目指す毎日の課題みたいなもん

自分で考える創作論

自分への戒めで書くけれど。

思いついたアイディアを大事にしちゃいけない。

なぜかと言うと、アイディアを大事にすると出し渋るようになるから。

もっとよく練ろうとか、もっと熟成させようとか考えちゃう。

簡単に言えばこれは良いアイディアだからと完璧なものを目指してしまう。

その実、実際に生み出したとき、理想通りのすばらしさに出会えない確率が高いこともどこかで知ってて、つまりそのアイディアは大したことじゃない、という現実を見るのが怖くて、作り出せずに終わったりする。

いかん。アイディアは捨てることを目標とするくらいでちょうど良い。と思う。

捨てるためにとりあえず目の前に表出させて、やっぱりだめだったってホッとして思いっきりゴミ箱へ放り込んで次へ行く。

作り出したときにこれ良いやないか!ってなったら初めて大事にすれば良い。

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「ほんのつい先考えて居たことがもう古くて」

「ほんのつい先考えて居たことがもう古くて」って歌詞が椎名林檎さんの楽曲「NIPPON」にありますが、本当にそう。

この詩がアイディアの話なのかどうかは置いておいて、ほんのつい先考えてたことが、もう古く感じたりすることが本当にある。

アイディアの鮮度は恐ろしく早く落ちて、一瞬でも画期的だと思ったこと、一瞬でも未来につながりそうだと思ったことが、へたくそな紙飛行機のようにまったく機能しないということがよくある。

丁寧に作りこんだ紙飛行機、薄く蝋も塗ったし、サインまでした。風向きを読んで、いざ飛ばしてみたら数十センチしか飛ばなかった。上に投げたのに下に刺さった。

アイディアってそんなもん。がっかりする本当に。

僕がかけた時間と期待は!?

そもそもなぜ僕はこれがイケると思ったのか。

めちゃくちゃ恥ずかしい、ということになってしまうし、「才能がない」という言い訳をしてしまう。

単にはじめからさっさと捨てるべきアイディアだっただけなのに。

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アイディアを捨てるのはクリエイティブを目指す毎日の課題みたいなもん

アイディアを捨てるのはクリエイティブを目指す毎日の課題みたいなもの。

ああ、大事なことを明言するのを忘れていた。

捨てるためには一度きちんと目に届くところ、手の届くところに引っ張り出して来なければならない。

思いつたのに諦めて何もしないのと、いったん作ってみてから捨てるのとでは大きく違う。

もちろんこれも自分への戒めで書いてる。

頭で考えて、時間を惜しんで試さず作らず、いつの間にか消え去ってしまう。

それは捨てたんやない、忘れたんや。

忘れるってのはタチが悪い。また思いついちゃうから同じようなことを。成長してない自分のままで、同じようなことを思いついて、やっぱり何もせずゆるりと忘れて、を繰り返していてはまるで成長しない。足踏みでしかない。

アイディアを捨てるのがクリエイティブを目指す毎日の課題みたいなもん。

 

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